誠愛リハビリテーション病院

  • 医療法人社団三光会 誠愛リハビリテーション病院
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  • 日本神経学会
  • 日本リハビリテーション医学会認定研修施設

平成27年3月7日・8日

「歩行分析研修会」

平成27年3月7日(土)〜8日(日)の二日間、国際医療福祉大学大学院教授の山本澄子先生をお招きして、歩行分析研修会を開催しました。外部からは25名、内部から6名の受講生が参加しました。

運動学・運動力学の基礎や基本動作(立ち上がり、歩行等)のバイオメカニクスの講義に加え、ポリゴンを使用したグループディスカッション、歩行分析カードを用いた演習、動作解析室での計測実演・力学実験が行われました。また、山本先生が中心となり開発された下肢装具(油圧制動装置付き足継手装具:Gait Solution)の機械特性と使用効果に関する研究結果を講演して頂きました。ポリゴンを使用したワークショップは健常者の立ち上がりや歩きだし、歩行を観察し、健常者の動きが力学的視点で理解することが出来ました。歩行分析カードを使用したワークショップでは、健常者の歩行を8相に分け、各相での筋活動や下肢関節角度の値を話し合いました。受講生一同、活発なディスカッションが行われ、健常歩行の理解を深めることができました。三次元動作解析装置を用いた力学実験では、床反力や関節モーメントの理解を深めるような課題の計測を通じ、実際の動作の中ではどのような力学的変化が生じているのかについて学びました。また、今回も実行委員である長田(理学療法士)が講義を行い、今までの臨床研究から明らかになったことを臨床にどう活かすかについての提案も行いました。今回学んだ運動学・運動力学的な視点を持つことで、より客観的で根拠に基づくリハビリテーションに役立てることができ、改めてバイオメカニクスの面白さと重要さを知ることができる研修会でした。

【講義内容】

  • バイオメカニクスの基礎(重心・床反力・関節モーメント)
  • 立ち上がり・歩き始めのバイオメカニクス
  • 健康常者歩行と片麻痺者歩行のバイオメカニクス
  • 片麻痺者歩行と短下肢装具のバイオメカニクス
  • 片麻痺患者の起立と歩き始めの臨床

【講習】

  • ポリゴンを使用したワークショップ
  • 力学実験(荷物を急に持ち上げた時に床反力はどのように変化するかなど)
  • 歩行分析カードを用いたワークショップ
  • Gait Judgeを使用した、歩行時の背屈トルクの計測

「環境適応研修会」

文責:理学療法士 景山 敏直
主催:誠愛リハビリテーション病院研修会

平成27年2月21日・22日

「日常生活活動研修会」

平成27年2月21日(土)〜22日(日)の2日間で、『日常生活活動研修会』を開催しました。 講師は当院リハビリテーション部副院長 渕雅子を講師とし、外部より63名、内部より7名の受講生が参加しました。

本研修会は、ボバースコンセプトに基づき、日常生活活動に必要となる要素を理解すること、脳卒中患者に対しての評価・治療介入の視点と具体的な治療の紹介を通して、日常生活動作へのより良い介入が行えることを目的としています。内容としては、講義、ワークショップ、治療場面の紹介、実技練習から構成されており、今年度は1名のワークショップケースを通して、グループ別ワークショップに加え、各日常生活活動別の評価・まとめをケーススタディとして実施しました。

講義では、日常生活動作の背景となる運動制御と姿勢制御と各動作の分析や生活のマネージメントを含めて、脳卒中患者の日常生活活動をどう考え介入していくかという内容が中心に行われました。 ワークショップでは、ケースの日常生活活動の全体像をとらえ、明確な目標設定、問題となっている背景とそれに対する介入計画をディスカッションすることで、一人の症例の日常生活活動をどう考え、介入するかを学びました。

ケーススタディの各日常生活動作における取り組みの紹介では、外部受講生の方々から、実際の臨床で悩んでいることなどの質問が多くあり、活発な意見交換が行われました。また、実技練習に関しても、熱心に取り組まれており、とても濃密で活気ある研修会となりました。

【講義内容】

  • 日常生活活動の評価と介入の実践
  • 生活でのADLの実践に向けて
    【ワークショップ(ケーススタディ)】
  • 起居・移乗動作
  • 排泄動作
  • 更衣動作
  • 入浴動作
  • 食事動作
  • 整容動作

【実技練習】

  • 寝返り、起き上がり動作の介入
  • アクティブな座位姿勢への介入
  • 洗体動作の介入
  • 食事動作の介入
  • 立ち上がり、移乗動作の介入
  • 下衣更衣動作(デモンストレーション)

「環境適応研修会」

文責:新本 憲治
主催:誠愛リハビリテーション病院研修会

平成27年2月12日〜15日

「2014年度 ST(言語聴覚士)のためのインフォメーションコース」

平成27年2月12日(木)〜2月15日(日)の4日間、STのためのインフォメーションコースが開催されました。日本各地より外部受講生が21名、内部より4名、計25名が参加しました。当院の長谷川和子先生、森之宮病院の椎名英貴先生、札幌医学技術福祉歯科専門学校の長久奈緒子先生、栃内第二病院の大矢美幸先生、順天堂大学医学部附属練馬病院の稲垣麻以先生を講師として講義・実技をしていただきました。

【講義内容】

  • ボバース概念の歴史、ST領域の歴史
  • 運動機能障害の基礎
  • 呼吸・発声の評価
  • 発声発語評価治療原則
  • 嚥下障害の評価と治療

【実技練習】

  • ハンドリングの基礎や姿勢設定・ポジショニングの方法
  • 口腔運動のための準備
  • 呼吸発声の治療
  • 口腔顔面運動の評価・治療

今回の講習会では、当院の患者様5名にご協力頂き、グループに分かれ3日間にわたり実際に評価・訓練をさせて頂きました。グループ内でディスカッションを行い、インストラクターの先生からアドバイスを頂きながら進めることで、充実した評価・治療実習となりました。

また、講義や実技の内容は、臨床に繋がる考えや手技の再確認を行うことができ、多くのことを学びながら受講することができました。今回学んだことを毎日の評価・治療に生かせるように日々努力を重ねていきたいと思いました。

「環境適応研修会」

言語聴覚士:三好 優菜、大城 彩花、塩津 菜採、溝部 由華
文責:言語聴覚士 大城 彩花
主催:誠愛リハビリテーション病院研修会

平成27年2月1日

「脳生理研修会」

平成27年2月1日脳生理研修会を開催致しました。

講師に情報通信研究機構(NICT)、脳情報通信融合研究センター、研究マネージャーの内藤栄一先生をお招きし、『脳の感覚運動制御の仕組みと損傷脳の運動機能回復のルール〜上肢、手の運動に着目して〜』というテーマでご講義頂きました。

また、外部から126名、内部から31名の受講生が参加しました。
今回の研修会では先生からの御提案でバイブレーターを使って運動錯覚を起こし、受講生の体で脳の感覚運動制御の仕組みを体験的に理解するという貴重な経験をさせていただきました。
運動錯覚の講義においては、感覚−運動制御に関する左右大脳半球の異なった働きが身体図式の生成に役立つことを学習できる大変良い機会となりました。

さらに、運動機能再建に関連する様々な脳の機能や入出力系を脳科学者の立場から提案され、運動制御や運動学習の仕組み、加齢に伴う運動学習の変化を学ぶことにより脳血管疾患患者の臨床症状の理解や、リハビリテーション訓練を実施する際に必要な臨床推論の一助となりました。

【講義内容】

  • 運動錯覚
  • 運動量やにおける感覚-運動関連
  • 知覚と運動の相対性
  • リハビリに運動錯覚を応用する利点
  • Learned non-use
  • 前頭-頭頂ネットワーク
  • 損傷脳の運動回復ルール
  • 正常脳の運動学習
  • 損傷脳の運動機能回復
  • リハビリへの運動機能再建において重要と思わる意識(脳科学からの提案)

講師の都合により、資料の掲載は致しておりません

脳生理研修会

平成26年12月13日・14日

「環境適応研修会」

平成26年12月13日(土)・14日(日)の2日間にわたり、藤田保健衛生大学医療科学部リハビリテーション科客員教授の冨田昌夫先生をお迎えして「環境適応研修会」を開催致しました。

今回は、「日常動作、特に基本動作再構築の仕方は現状のままでよいのか」をテーマに講義・実技ならびにデモンストレーションが行われ、外部より25名、内部より3名の参加がありました。

研修会では、日常動作・基本動作の再構築を考えるため、皮質下構造と皮質構造についての講義や、見て触って動くことといった、知覚循環に基づいて動作を再構築していく必要があること、また、治療の側面においては、今の身体で安心して動くこと(呼吸・リズム運動)を通して自分を知ることが重要であることなどをご教授して頂きました。また、デモンストレーションでは、講義して頂いた内容も踏まえて、実際に患者さんに対して、評価・治療を展開して頂き、多くのことを学ばせて頂きました。

実技では、寝返りやパピーなど臥位での基本動作で、支持面と身体の生態学的な適応を促しながら、座位、立位へと空間を広げていくこと踏まえて、受講生一人ひとりに丁寧に指導して頂き、受講生も熱心に実技に取り組まれ、充実した研修会になりました。

【講義内容】

  • 皮質下構造と皮質構造の架け橋
  • 力学的リンクモデルとテンセグリティー構造モデルについて
  • 重力のもとで安定して動くための機能の発達機序      など

【実技練習】

  • 姿勢や様々な環境に適応した姿勢筋緊張の評価および徒手的介入
  • 臥位での呼吸・リズム運動
  • 床上動作での前庭・体性感覚・視覚の協調

「環境適応研修会」

文責:松石 務
主催:誠愛リハビリテーション病院研修会

平成26年12月6日〜7日

「第8回 脳卒中患者の基本ハンドリング研修会」

平成26年12月6日(土)〜7日(日)の2日間で、当院新棟研修室にて『第8回 脳卒中患者の基本ハンドリング研修会』を開催しました。講師は、当院リハビリテーション部 特任副院長 林克樹とし、外部より71名、内部より8名の参加がありました。

講義は、ボバースコンセプトに基づいた脳卒中片麻痺患者の治療の徒手的介入の背景となる姿勢制御機構について行われました。また、実技では患者さんの触り方、触れる部位、誘導のタイミングや方向など具体的介入方法や評価の仕方といったハンドリングの基本となる所から、寝返り・起きあがり・立ち上がり・歩行などの基本動作に加え、道具を使用した上肢操作と実際の臨床場面やADLなどにつながる内容でした。

全国各地から様々な経験年数の受講生に参加して頂き、とても熱意あふれる充実した研修会となりました。

【講義内容】

  • ボバースコンセプトに基づいた、徒手的介入の背景となる姿勢制御機構について

【実技練習】

  • 身体への接触やセラピストの介入位置といったハンドリングの基礎について
  • 対象者の反応の捉え方や評価の視点について
  • 寝返り、起きあがり、立ち上がり、歩行など基本動作への介入について
  • 日常生活動作につながる上肢の支持、物品操作への介入について

「第8回 脳卒中患者の基本ハンドリング研修会」

文責:理学療法士 片寄 慎也
主催:誠愛リハビリテーション病院研修会

平成26年8月18日〜29日・11月24日〜28日

「ボバース基礎講習会B」

平成26年8月18日(月)〜8月29日(金)の2週間と平成26年11月24日(月)〜11月28日(金)の1週間の計3週間、当院リハビリテーション部 部長赤松泰典をコースリーダーとして、成人ボバースアプローチ認定基礎講習会Bコースが開催されました。

関東から九州にかけて外部受講生12名と当院内部受講生7名の計19名が参加し、大阪発達総合療育センター センター長兼南大阪療育園園長の鈴木恒彦先生、森ノ宮病院の日浦伸祐先生に加え当院リハビリテーション部特任副院長 林克樹、副院長 渕雅子、課長補佐 長谷川和子による講義や実技練習、治療実習をご指導いただきました。

1週目は講義や実技練習を主とし、ボバース概念の歴史と発展や、治療の基礎となる運動学、解剖学、神経生理学を学び、上肢・手の機能、口腔顔面領域に必要な姿勢・運動制御、臨床推論の思考過程などについて学びました。また動作分析では日常の生活場面に則した動作に対して評価介入方法を含め学びました。

2週目からはご協力頂いた患者さんとの治療実習を主に、受講生2人がペアとなって1人の患者さんを担当させて頂きました。先生方のご指導の下、実際に治療介入していく中で互いにディスカッションをし、目標に向かって評価と治療介入を行っていきました。今回の基礎講習会からModel Of Bobath Clinical Practiceのワークシートが新たに導入されました。実際の患者さんに合わせて使用することでより深い評価を行い、治療展開を行う上で、個々に合わせた治療選択を行う過程を勉強しました。

3週目では、受講生それぞれが前期の講習で学んだことを活かし、病院・施設で行った治療をまとめた発表を行いました。写真やビデオを使用し、実際の問題場面や効果について、様々な視点から意見を出し合いディスカッションを行いました。先生方からもフィードバックを頂くことでさらに理解を深めることができたと思います。また、後期の治療実習では、前期に行った治療実習よりも患者さんの治療効果を多く理解することができたように感じました。

今回の講習会を通じて感じたことは、患者さんには障害された運動や能力だけでなく、治療によって引き出していく事のできる潜在能力があり、それを良く観察し、評価、治療を展開していくことが必要だと思いました。ボバースアプローチ認定基礎講習会を受講できたこの貴重な経験を生かし、患者さんのより良い生活が実現できるよう、日々努力していきたいと思います。

「ボバース基礎講習会A」集合写真

文責:作業療法士 新開日香里
主催:誠愛リハビリテーション病院研修会

平成26年7月7日〜18日・10月27日〜31日

「ボバース基礎講習会A」

平成26年7月7日(月)〜7月18日(金)の2週間と平成26年10月27日(月)〜10月31日(金)の1週間の計3週間、当院リハビリテーション部副院長の渕雅子をコースリーダーとして、成人ボバースアプローチ認定基礎講習会Aコースが開催されました。日本各地から外部受講生17名と当院内部受講生7名の計24名が参加し、講師には当院リハビリテーション部特任副院長 林克樹、部長 赤松泰典、課長補佐 長谷川和子に加え、順天堂大学医学部付属練馬病院の石田利江先生、NTT東日本東北病院の鈴木恒彦先生をお招きし、講義や実技練習、治療実習をご指導いただきました。

前期の講義では、ボバース概念の歴史や神経生理学、歩行や上肢・手の機能、口腔顔面領域に必要な姿勢・運動制御、臨床推論の思考過程などについて学びました。実技では立ち上がりや着座などの基本動作に加え、歩行、更衣、発声などの様々な動作について学び、動作分析では階段昇降や更衣動作などに対して介入方法を含め学びました。治療実習では、受講生2人がペアとなって1人の患者さんを担当させて頂き、先生方のご指導の下、互いにディスカッションする中で臨床推論を行い、目標に向かって評価と治療介入を行っていきました。

後期では、各受講生が前期での学習を生かし各自施設の担当患者さんに対して実施した評価や治療介入などを発表し、全員でディスカッションを行いました。受講生一人一人がそれぞれの視点から意見交換をし、先生方からもフィードバックを頂くことでさらに理解を深めることができました。

今回の講習会を通じて、中枢神経損傷についての知識や治療技術だけではなく、より臨床的な思考過程を学び、患者さん一人一人に合わせて介入を行うことの重要性について実感しました。この貴重な経験を生かし、患者さん一人一人のより良い生活が実現できるよう、日々臨床に励んでいきたいと思います。

「ボバース基礎講習会A」集合写真

理学療法士:菊池尊徳、瑞慶覧翔、平山剛士
作業療法士:岩田善博、筧晴香、古場友貴、広瀬正吾
文責:作業療法士 広瀬正吾
主催:誠愛リハビリテーション病院研修会

平成26年11月1日〜2日

「高次脳機能障害研修会」

平成26年11月1日(土)2日(日)に、当院のリハビリテーション部 副院長 渕雅子、作業療法課 係長 久保拓哉を講師として、高次脳機能障害研修会を開催致しました。参加者は外部より70名、内部より7名でした。本研修会は、高次脳機能障害を有する脳損傷患者に対する評価・臨床推論・治療介入の過程の理解を深めることを目的に、テーマを「基本を押さえた実践」としました。複数の症例を通して各々の症候に対する理解深め、介入に繋げていくことを中心に講義・実技がありました。

【講義内容】

  • 高次脳機能障害の評価と介入〜基本を押さえた介入〜
  • 高次脳機能障碍者の評価
  • 高次脳機能障害への介入のための基本を押さえる
  • ワークショップ
  • ミニ講義@失認
  • ミニ講義A失行
  • ミニ講義B記憶
  • ミニ講義C失語

【実技練習】

  • 視覚認知と姿勢
  • 視覚と体性感覚の統合
  • 基本動作に対する介入
  • 更衣動作に対する介入

「高次脳機能障害研修会」

文責:作業療法士 大庭優作
主催:誠愛リハビリテーション病院研修会

平成26年10月11日〜13日

第四回「脳性まひを伴った子どもへのボバース・アプローチ 小児インフォメーションコース」

第四回「脳性まひを伴った子どもへのボバース・アプローチ 小児インフォメーションコース」講義は、ボバース概念に基づく脳性麻痺に対する評価や治療の考え方やタイプ別の特性、臨床像からの治療原則について正常発達を踏まえて分かりやすく解説がありました。また、脳性麻痺に関わるセラピストの役割として、家庭療育や将来像を見据えた介入の重要性など、今後の臨床で考えていかなければならない内容が多くありました。

実技は、受講生同士がペアとなって行い、床上動作や座位、立位の姿勢の中で重要となるキーポイントやハンドリング方法を学び、感覚入力に伴う運動の変化などを体感することが出来ました。

デモンストレーション・ワークショップは、当院に外来通院中の方にご協力頂き、評価と治療の実際と治療後の検証まで、詳しい解説を聞くことができました。その後、グループディスカッションを行い、評価や成長過程での背景や治療後の検証について深く考える機会もあり活発な意見交換が行われました。

今回、治療の中でその児の潜在能力を最大限に引き出すことが重要だということや各姿勢により活動性やその姿勢からの運動の方向性が違うという事、また正常発達の過程の中で、母胎で運動することや感覚入力に至るまでの過程が既に作られていることから在胎日数を考慮する重要性がある事などを学び今後の治療のヒントを得る事が出来ました。

その他家庭療育の具体的な方法として、抱っこの方法や車椅子への乗り降りの方法、毎日繰り返される食事や更衣の姿勢の中に治療の要素を取り入れることが、将来像に影響を与えることも実例を通して紹介がありました。日常で使用している機器や装具に関して、姿勢の中に何が起こっているかを考えて選択することも重要だと再認識しました。3日間で学んだ多くの視点を、今後の臨床に活かしていく為に、その児のできていることを見る視点やもっている潜在能力を最大限に引き出すことが出来る治療を心がけ、その児を取り巻く人々との連携、家族と一緒に成長を見守ることを胸に置いて今後の診療に取り組みたいと思います。

第四回「脳性まひを伴った子どもへのボバース・アプローチ 小児インフォメーションコース」

文責:作業療法士  赤星 円
主催:誠愛リハビリテーション病院研修会

平成26年8月30日〜31日

第14回CVA研修会

平成26年8月30日(土)〜31日(日)に渡って当院リハビリテーション部 次長 花田 美穂、特任副院長 林 克樹、副院長 渕 雅子を講師として研修会を開催致しました。参加者は外部より45名、内部8名でした。本研修会はボバース概念に基づいた片麻痺患者に対する評価・治療の講義と実技練習であり、寝返り〜立位までの基本動作、歩行、上肢活動、日常生活動作の評価から治療の理解を含め、臨床場面で活かせることを目的として行われました。

【講義内容】

  • CVA患者の評価と治療(基礎的な考え方)
  • 評価と治療の進め方と実際
  • 上肢の評価と治療
  • ADLの評価と治療

【実技練習】

  • 基本動作(寝返り、起き上がり〜座位、立ち上がり〜立位)の徒手的介入
  • 歩行の徒手的介入
  • 上肢活動(上肢支持)の徒手的介入
  • 日常生活動作(靴下履き動作、更衣動作)の徒手的介入

講義内容の詳細をPDFファイル(614KB)にてご覧いただけます。

ST 研修会

文責:岸本 久哲
主催:誠愛リハビリテーション病院研修会

平成26年8月9日〜10日

ST 研修会

平成26年8月9日(土)〜10日(日)の2日間で、当院リハビリテーション部 言語聴覚療法課 課長補佐 長谷川和子を講師として、ST研修会「口腔顔面領域に対する評価と治療〜嚥下障害とdysarthriaへのアプローチ」を開催致しました。外部より63名、当院より10名の参加がありました。

本研修会の目的は、口腔顔面領域に障害を有する脳損傷患者に対する、評価と治療介入について理解を深めることでした。

内容は、講義・実技練習・ワークショップから構成され、講義では、口腔顔面領域に対する評価と治療の総論から各論まで学びました。実技練習では、STが関わるうえで必要なポジショニングから頭頚部のコントロール、下顎/前頚部/顔面/舌へのアプローチ、摂食嚥下に対する介入方法まで幅広く行われました。頭頚部は、体幹の不安定性や全身からの影響を受けやすいため、口腔顔面の治療をすすめるために、体幹の運動性や安定性を促すことが重要となることが分かりました。ワークショップでは、ケースの問題点について、グループでディスカッションを行い、評価と介入に対し積極的な意見交換を行いました。今回、様々な視点から口腔顔面領域を考える大変良い機会となり、日々の臨床に活かせる、大変有意義な研修会となりました。

【講義内容】

  • 口腔顔面領域に対する評価と治療
  • 頭頚部のコントロール
  • 下顎/前頚部/顔面/舌へのアプローチ
  • 構音障害について
  • 嚥下障害について

【実技練習】

  • ポジショニング
  • 頭頚部のコントロール
  • 下顎/前頚部/顔面/舌へのアプローチ
  • 摂食嚥下障害への介入について

ST 研修会

文責:言語聴覚士 大内田久美子
主催:誠愛リハビリテーション病院研修会

H26年7月19日〜7月20日

2014年 上肢・手の研修会

H26年7月19日(土)〜7月20日(日)の2日間で、当院リハビリテーション部 特任副院長 林 克樹、次長 近藤 和美、作業療法課 課長 古江 伸志を講師として、「脳卒中片麻痺患者の上肢・手の評価と治療」研修会を開催致しました。

参加者は外部より61名、内部より9名でした。本研修会は、ボバース概念に基づいた成人片麻痺患者の上肢や手の機能障害に対する評価と具体的な治療、また物品や道具の治療的な用い方の紹介を通して、上肢・手の治療の理解を深めることを目的としています。内容としては、講義、治療場面の紹介、実技練習から構成されています。講義・治療紹介では、上肢・手の治療に必要な脳生理や発達の知識、さらに回復過程における治療の取り組みが紹介されました。また、実技練習では外部受講生の方々から活発な質問が出され、積極的に参加されている姿が印象的でした。日々の臨床に生かし、少しでも対象者の方に貢献したいという想いが溢れ、活気ある研修会となりました。

【講義内容】

  • 上肢機能と脳生理
  • 手の動き始め(乳児の運動発達を通して)
  • 維持期における脳卒中片麻痺者の手の治療と管理

【実技練習】

  • 基本的徒手的介入
  • 支持、到達−把持動作、両手動作
  • 物品操作(積み木・輪など様々な形態のもの。)

2014年 上肢・手の研修会

文責:作業療法士  田村 英和
主催:誠愛リハビリテーション病院研修会

平成26年5月18日〜5月22日

成人中枢神経疾患患者へのボバースアプローチ上級講習会

平成26年5月18日(日)〜5月22日までの(木)までの5日間、当院新棟研修室にて『成人中枢神経疾患患者へのボバースアプローチ上級講習会』が開催されました。講師はボバースアプローチ上級講習会インストラクターである当院リハビリテーション部 副院長の渕雅子をコースリーダーとし、同じく上級講習会インストラクターである順天堂練馬病院 石田利江先生をコインストラクターとして、外部から18名、当院スタッフ3名の計21名の受講生が参加しました。

講習会のテーマである「課題遂行と姿勢制御」に則した講義、デモンストレーション、ワークショップ、治療実習、実技練習が行われました。講義や実技では、効果的な課題遂行とその背景となる徹底した姿勢制御を分析・治療する術を学び、デモンストレーションにて実際の臨床にてどのように考え実行していくか、その過程を学ぶことができました。また、受講生同士も積極的な意見交換ができ、とても有意義な講習会となりました。

【講義内容】

  • 課題遂行と姿勢制御
  • A Conceptual Framework of the Bobath Therapy
  • Movement analysis

成人中枢神経疾患患者へのボバースアプローチ上級講習会

文責:理学療法士 水上俊樹
主催:誠愛リハビリテーション病院研修会

平成26年3月8日・9日

歩行分析研修会

平成26年3月8日(土)〜9日(日)の二日間、国際医療福祉大学大学院教授の山本澄子先生をお招きして、歩行分析研修会を開催しました。外部からは43名、内部から11名の受講生が参加しました。

運動学・運動力学の基礎や基本動作(立ち上がり、歩行等)のバイオメカニクスの講義に加え、歩行分析カードを用いた演習、動作解析室での計測実演・力学実験が行われました。また、山本先生が中心となり開発された下肢装具(油圧制動装置付き足継手装具:Gait Solution)の機械特性と使用効果に関する研究結果を講演して頂きました。

歩行分析カードを使用したワークショップでは、健常者の歩行を8相に分け、各相での筋活動や下肢関節角度の値を話し合いました。受講生一同、活発なディスカッションが行われ、健常歩行の理解を深めることができました。

三次元動作解析装置を用いた力学実験では、床反力や関節モーメントの理解を深めるような課題の計測を通じ、実際の動作の中ではどのような力学的変化が生じているのかについて学びました。また、今回は実行委員長の長田(理学療法士)も講義を行い、今までの臨床研究から明らかになったことをどのように臨床に活かすかについての提案も行いました。

今回学んだ運動学・運動力学的な視点を持つことで、より客観的で根拠に基づくリハビリテーションに役立てることができ、改めてバイオメカニクスの面白さと重要さを知ることができる研修会でした。

【講義内容】

  • バイオメカニクスの基礎(重心・床反力・関節モーメント)
  • 立ち上がり・歩き始めのバイオメカニクス
  • 健常者歩行と片麻痺者歩行のバイオメカニクス
  • 片麻痺者歩行と短下肢装具のバイオメカニクス
  • 片麻痺患者の起立と歩き始めの臨床

【演習】

  • 三次元動作解析装置の計測方法
  • 力学実験(荷物を急に持ち上げた時に床反力はどのように変化するかなど)
  • 歩行分析カードを用いたワークショップ
  • Gait Judgeを使用した、歩行時の背屈トルクの計測

歩行分析研修会

文責:理学療法士 長田悠路
主催:誠愛リハビリテーション病院研修会

平成26年2月15日・16日

日常生活活動研修会

平成26年2月15日(土)〜16日(日)の2日間で、『日常生活活動研修会』を開催しました。
講師は当院リハビリテーション部副院長 渕雅子と、リハビリテーション部次長 藤田晴美を講師とし、外部より60名、内部より15名の受講生が参加しました。

本研修会は、ボバースコンセプトに基づき、日常生活動作に必要となる要素を理解すること、脳卒中患者に対しての評価・治療介入の視点と具体的な治療の紹介を通して、日常生活動作へのより良い介入が行えることを目的としています。内容としては、講義、ワークショップ、治療場面の紹介、実技練習から構成されています。 講義では、日常生活動作の背景となる運動制御と姿勢制御と各動作の分析や生活のマネージメントを含めて、脳卒中患者の日常生活活動をどう考え介入していくかという内容が中心に行われました。

ワークショップでは、ケースの日常生活動作を過不足なくとらえ、明確な目標設定、問題となっている背景とそれに対する治療プランをディスカッションすることで、セラピストにとって大切となる考え方を学びました。 ケーススタディの各日常生活動作における取り組みの紹介では、外部受講生の方々から、実際の臨床で悩んでいることなどの質問が多くあり、活発な意見交換が行われました。また、実技練習に関しても、熱心に取り組まれており、とても濃密で活気ある研修会となりました。

【講義内容】

  • 日常生活活動の分析と治療的介入〜日常生活活動と姿勢制御〜
  • 日常生活動作への介入〜食事と整容〜
  • 排泄動作について

【ワークショップ(ケーススタディ)】

  • 起居動作
  • 移乗動作
  • 食事動作
  • 整容動作

【実技練習】

  • 寝返り、起き上がり動作の介入
  • 座位から立ち上がり、方向転換の介入
  • 更衣動作の介入
  • 洗体動作(デモンストレーション)
  • 食事動作の介入

講義内容の詳細をPDFファイル(450KB)にてご覧いただけます。

日常生活活動研修会

文責:作業療法士 南里英幸
主催:誠愛リハビリテーション病院研修会

平成25年12月7日・8日

環境適応研修会

平成25年12月7日(土)・8日(日)の2日間にわたり、藤田保健衛生大学医療科学部リハビリテーション科客員教授の冨田昌夫先生をお迎えして「環境適応研修会」を開催致しました。今回は、「運動学習‐日常動作、特に基本動作の再獲得‐」をテーマに講義・実技ならびにデモンストレーションが行われ、外部より34名、内部より12名の参加がありました。

講義では、基本動作を再構築していく為には、知覚循環に基づいて、その場に最適な動作を自己組織化できるようにすることが必要であり、感覚と運動は切り離して考えることができないものであると改めて学ぶことができました。

デモンストレーションでは、講義していただいた内容も踏まえて、実際に患者さんに対して評価・治療を展開していただき、多くの事を学ぶことができました。

実技では、冨田先生が受講生一人一人に丁寧に指導していただき、受講生も熱心に実技に取り組まれ、実りある研修会になりました。

【講義内容】

  • 体性感覚と視覚との統合
  • ベルンシュタインの動作構築概念について
  • 知覚循環に基づく動作の自己組織化について

【実技練習】

  • 姿勢やさまざまな環境に適応した姿勢筋緊張の評価及び徒手的介入
  • ローリングなどの姿勢変換に伴う、姿勢筋緊張の調整
  • パピーポジションでの視覚と体性感覚の協調

環境適応研修会

文責:松石 務
主催:誠愛リハビリテーション病院研修会

平成25年11月30日〜12月1日

2013年 上肢・手の研修会

H25年11月30日(土)〜12月1日(日)の2日間で、当院リハビリテーション部 特任副院長 林 克樹、作業療法課 課長 古江 伸志を講師として、「脳卒中片麻痺患者の上肢・手の評価と治療」研修会を開催致しました。

参加者は外部より65名、内部より16名でした。本研修会は、ボバース概念に基づいた成人片麻痺患者の上肢や手の機能障害に対する評価と具体的な治療、また物品や道具の治療的な用い方の紹介を通して、上肢・手の治療の理解を深めることを目的としています。内容としては、講義、治療場面の紹介、実技練習から構成されています。講義・治療紹介では、上肢・手の治療に必要な脳生理や発達の知識、さらに各期における活発な取り組みが紹介されました。また、実技練習では外部受講生の方々から活発な意見交換が行われ、積極的に参加されている姿が印象的でした。日々の臨床に生かし、少しでも対象者の方に貢献したいという想いが溢れる、活気ある研修会となりました。

【講義内容】

  • 上肢機能と脳生理
  • 維持期における脳卒中片麻痺者の手の治療と管理
  • 手の動き始め(乳児の運動発達を通して)

【実技練習】

  • 基本的徒手的介入
  • 支持、到達−把持動作、両手動作
  • 物品操作(積み木・輪・おはじきなど様々な形態のもの。コップなど日常物品も使用)

講義内容の詳細をPDFファイル(611KB)にてご覧いただけます。

2013年 上肢・手の研修会

文責:作業療法士  中西 恵
主催:誠愛リハビリテーション病院研修会

平成25年8月19日〜8月30日 平成25年11月1日〜11月15日

成人ボバースアプローチ認定基礎講習会Bコース

平成25年8月19日(月)〜8月30日(金)の2週間、11月11日(月)〜11月15日(金)の1週間、計3週間に渡り、当院リハビリテーション部 特任副院長 林克樹をコースリーダーとして、成人ボバースアプローチ認定基礎講習会Bコースが開催されました。外部受講生12名と当院内部受講生6名の計18名が参加しました。コースインストラクターとして宝塚医療大学の弓岡光徳先生、当院リハビリテーション部副院長 渕雅子、部長 赤松泰典、特任講師としてNTT東日本東北病院の鈴木恒彦先生、森之宮病院の椎名英樹先生をお招きし、講義や実技練習、治療実習をご指導頂きました。

研修会は3週間あり、2期に分かれて開催されました。前半の2週間では、ボバースアプローチの基礎となるボバース概念、神経生理学に基づいた姿勢制御と運動、仮説を立てながら治療を展開していく臨床推論を中心とした講義と日常生活上で必要となる更衣、整容、階段昇降などの動作分析を行いました。治療実習では、実際に患者さんにご協力頂き、先生方のご指導の下、評価・治療介入を行いながら、受講生同士で臨床推論の過程をディスカッションし、治療への理解を深めていきました。

後半の1週間は、受講生が各自の施設に帰り、担当する患者さんに前半で学んだ治療を実践し、その治療過程を発表しました。患者さんの主要となる問題点や治療アプローチに対する意見交換が活発に行われ、先生方からのフィードバックを頂くことで患者さんへの理解をより深めることが出来ました。

今回の講習会では中枢神経疾患の患者さんの障害像や日常生活場面での問題点を明らかにし、仮説と検証を繰り返しおこないながら患者さんの目標に近づけていくための治療展開をしていく重要性を感じました。この経験を日々の臨床に活かし、患者さんの抱えている不安や問題点に一緒に向き合い、真摯に治療に取り組んでいきたいと思います。

成人ボバースアプローチ認定基礎講習会Bコース

理学療法士:渕上将一、間地伸吾
作業療法士:加藤晴香、白石悠華、七浦香織、森園亮
文責:理学療法士 間地伸吾
主催:誠愛リハビリテーション病院研修会

25年10月12日

「コミュニケーション障害の考え方と認知症者への評価と介入」研修会

平成25年10月12日(土)志學館大学 人間関係学部 心理臨床学科 飯干紀代子先生をお招きして「コミュニケーション障害の考え方と認知症者への評価と介入」研修会を開催しました。受講生は外部27名 内部25名で、言語聴覚士の他、他理学療法士や作業療法士の参加もありました。

本研修会の目的は、コミュニケーション障害の考え方と、認知症者への関わり方に対する理解を深めることでした。講義では、言語聴覚士による認知症者への評価・コミュニケーション支援について解説いただきました。受講生からは、臨床例で悩んでいることについての質問が挙がり充実した研修会となりました。

【講義内容】

  • 認知症者の原因疾患別昇降の概説
  • 評価の具体的方法
  • 認知症の類型化に基づく支援
    類型化の考え方
    タイプごとの支援例(聴覚・認知)
  • 認知症者への医療同意

「コミュニケーション障害の考え方と認知症者への評価と介入」研修会

文責:言語聴覚士 熊谷 南
主催:誠愛リハビリテーション病院研修会

平成25年6月10日〜6月24日 平成25年9月2日〜9月6日

成人ボバースアプローチ認定基礎講習会Aコース

平成25年6月10日(月)〜6月24日(金)の2週間と平成25年9月2日(月)〜9月6日(金)の1週間の計3週間、当院リハビリテーション部副院長の渕雅子をコースリーダーとして、成人ボバースアプローチ認定基礎講習会Aコースが開催されました。日本各地から外部受講生15名と当院内部受講生7名の計22名が参加し、コ・インストラクターとして順天堂大学医学部付属練馬病院の石田利江先生、当院リハビリテーション部特任副院長 林克樹、部長 赤松泰典、専任講師としてNTT東日本東北病院の鈴木恒彦先生、森之宮病院の椎名英樹先生をお招きし、講義や実技練習、治療実習をご指導いただきました。

前期の講義では、ボバース概念の歴史や、適切な評価やアプローチを行うために、欠かすことができないクリニカルリーズニングなどについて学び、実技では寝返り、起き上がり、立ち上がり、着座など基本的な動作や、食事、更衣などの日常生活活動に対する分析や介入方法について学びました。また、患者さんに協力していただいた治療実習では、1人の患者さんに対し受講生2人が担当し、互いにディスカッションをしながら理解を深め、先生方に指導して頂きながら目標に向かって評価と治療介入を行っていきました。

後期では、前期で学習したことを活かし、受講生それぞれが各施設の担当患者さんについて、評価から治療介入に到る仮説検証などを発表し、全員でディスカッションを行いました。セラピスト一人一人がそれぞれの視点や考え方などから意見を交えることができ、先生方からもフィードバックを頂きながらさらに理解を深めることができました。

今回の講習会を通じて、中枢神経損傷を呈した患者さんの適切な評価や治療方法について3週間という時間をかけて深く学ぶことができました。この経験を臨床に生かしながら、私たちが患者さんに対してできることを、日々丁寧にあきらめずに実施していきたいと思います。

第7回 脳卒中患者の基本ハンドリング研修会

理学療法士:甲斐淳子、景山敏直、重石隆太、高倉洋
作業療法士:中村竜太、松田貴郁
言語聴覚士:竹下直樹
文責:作業療法士 松田貴郁
主催:誠愛リハビリテーション病院研修会

25年8月16日〜18日

動作分析実習セミナー

平成25年8月16日から18日までの3日間にわたり、新潟医療福祉大学の江原義弘先生、国際医療福祉大学大学院の山本澄子先生、国際医療福祉大学の勝平純司先生をお招きして、動作分析実習セミナーを開催致しました。

1日目は重心・床反力・関節モーメントといった基礎バイオメカニクスの講義から始まり、2日目からは「立ち上がり」・「歩き始め」・「歩行」・「階段昇降」の4グループに分かれ、各動作の運動力学的分析を各グループで行い、最終日には分析結果をまとめ、人前で伝わりやすくプレゼンテーションする一連の流れを学べるセミナーでした。各グループでのディスカッションや、プレゼン準備は夜遅くまで行われ、講師たちによるリアルタイムでの指導により、動作の奥深さや、理論的な思考、プレゼン能力を身に付けることができるセミナーとなりました。

動作分析実習セミナー

文責:大田 瑞穂
主催:誠愛リハビリテーション病院研修会

25年6月8日〜9日

第13回CVA 研修会

平成25年6月8日(土)〜9日(日)に渡って当院リハビリテーション部 次長 花田 美穂、課長 坂口重樹、特任副院長 林 克樹を講師として研修会を開催致しました。参加者は外部より44名、内部より25名でした。本研修会はボバース概念に基づいた片麻痺患者に対する評価・治療の講義と実技練習であり、寝返りから立位までの基本動作、歩行、上肢活動、日常生活動作の評価から治療の理解を含めることを目的として行われました。

【講義内容】

  • CVA患者の評価と治療(基本的な考え方)
  • 評価と治療の進め方と実際
  • 上肢の評価と治療
  • ADLの評価と治療

【実技練習】

  • 基本動作(寝返り、起き上がり、座位、立ち上がり、立位)の徒手的介入
  • 歩行(ステップ、歩行、段差昇降)の徒手的介入
  • 上肢活動(上肢での支持)の徒手的介入
  • 日常生活動作(靴下履き動作、更衣動作)の徒手的介入

講義内容の詳細をPDFファイル(526KB)にてご覧いただけます。

第13回CVA 研修会

文責:岸本 久哲
主催:誠愛リハビリテーション病院研修会

25年8月16日〜18日

動作分析実習セミナー

平成25年8月16日から18日までの3日間にわたり、新潟医療福祉大学の江原義弘先生、国際医療福祉大学大学院の山本澄子先生、国際医療福祉大学の勝平純司先生をお招きして、動作分析実習セミナーを開催致しました。

1日目は重心・床反力・関節モーメントといった基礎バイオメカニクスの講義から始まり、2日目からは「立ち上がり」・「歩き始め」・「歩行」・「階段昇降」の4グループに分かれ、各動作の運動力学的分析を各グループで行い、最終日には分析結果をまとめ、人前で伝わりやすくプレゼンテーションする一連の流れを学べるセミナーでした。各グループでのディスカッションや、プレゼン準備は夜遅くまで行われ、講師たちによるリアルタイムでの指導により、動作の奥深さや、理論的な思考、プレゼン能力を身に付けることができるセミナーとなりました。

動作分析実習セミナー

文責:大田 瑞穂
主催:誠愛リハビリテーション病院研修会

25年6月8日〜9日

第13回CVA 研修会

平成25年6月8日(土)〜9日(日)に渡って当院リハビリテーション部 次長 花田 美穂、課長 坂口重樹、特任副院長 林 克樹を講師として研修会を開催致しました。参加者は外部より44名、内部より25名でした。本研修会はボバース概念に基づいた片麻痺患者に対する評価・治療の講義と実技練習であり、寝返りから立位までの基本動作、歩行、上肢活動、日常生活動作の評価から治療の理解を含めることを目的として行われました。

【講義内容】

  • CVA患者の評価と治療(基本的な考え方)
  • 評価と治療の進め方と実際
  • 上肢の評価と治療
  • ADLの評価と治療

【実技練習】

  • 基本動作(寝返り、起き上がり、座位、立ち上がり、立位)の徒手的介入
  • 歩行(ステップ、歩行、段差昇降)の徒手的介入
  • 上肢活動(上肢での支持)の徒手的介入
  • 日常生活動作(靴下履き動作、更衣動作)の徒手的介入

講義内容の詳細をPDFファイル(526KB)にてご覧いただけます。

第13回CVA 研修会

文責:岸本 久哲
主催:誠愛リハビリテーション病院研修会

25年2月23日〜24日

日常生活活動研修会

平成25年2月23日(土)〜24日の2日間で、当院新棟研修室にて、『日常生活活動研修会』を開催しました。 講師は当院リハビリテーション部副院長 渕雅子と、リハビリテーション部次長 藤田晴美を講師とし、外部より69名、内部より11名の受講生が参加しました。

内容として、渕雅子より「日常生活活動の分析と治療的介入」というテーマで、ボバースコンセプトに基づき、日常生活動作の背景となる運動制御と姿勢制御、バイオメカニクス、それらを基に脳卒中患者の日常生活活動をどう考え介入していくかという、講義が行われました。また、藤田晴美からは「日常生活動作への介入〜食事と整容〜」というテーマで、脳卒中患者の食事・整容動作の質的問題の分析、介入効果や当院回復期リハビリテーション病棟で行っている早出・遅出の効果ついて講義が行われました。

また、ワークショップでは受講生が9班のグループに分かれ、ケースのADL障害をどのようにとらえ、その背景は何か、そして目標設定と治療プランをディスカッションすることで、セラピストにとって大切となる考え方を学びました。

実技は、一日目は骨盤コントロールや肩甲骨のセットから食事・更衣などのハンドリングの実技練習が行われました。二日目は日常生活活動の基本となり欠かすことのできない、寝返りや起き上がり、立ち上がり、移乗動作のハンドリングの実技練習が行われました。

受講生は1〜3年目の方が多く、時間を惜しむようにスタッフに質問しながら実技練習に励んでおり、とても活気のある研修会となりました。

【講義内容】

  • 日常生活活動の分析と治療的介入〜日常生活活動と姿勢制御〜
  • 日常生活動作への介入〜食事と整容〜
  • バイオメカニクスの観点からみた座位バランス
  • 起立動作〜健常者と片麻痺患者の違い〜

【実技練習】

  • 座位での骨盤コントロールや肩甲骨セットなどのハンドリング
  • 姿勢コントロールとリーチについて
  • 食事動作と更衣動作の介入について
  • 寝返り、起き上がり、立ち上がり、移乗といった基本動作から応用動作の介入について

講義内容の詳細を下記PDFファイルにてご覧いただけます。

日常生活活動研修会

文責:作業療法士 南里英幸
主催:誠愛リハビリテーション病院研修会

平成25年2月10日

摂食・嚥下の基礎と臨床研修会

平成25年2月10日(日)に川崎医療福祉大学学長(医学博士)の椿原彰夫先生を講師にお迎えして「摂食・嚥下の基礎と臨床研修会」を開催致しました。今回は「回復期リハ病棟で積極的に経口摂取を促進するために」をテーマに講義を頂きました。受講生は、外部より49名、内部より40名、職種も言語聴覚士、作業療法士、理学療法士をはじめ医師、看護師の方々の参加も多くありました。

講義では、生理学の基礎から評価・治療といった臨床の技術まで広く解説頂きました。実際の症例やVF・VEの映像を多く交えての講義であり、職種・経験年数を問わずとても理解しやすく、知識を深めることができました。受講生からの質問も多く充実した研修会となりました。

【講義内容】

摂食・嚥下機能の生理学

  • 摂食嚥下のリハビリテーション体系
  • 嚥下のメカニズム研究の歴史的背景
  • 摂食嚥下のProcess Model
  • 嚥下反射と呼吸の関係
  • 摂食嚥下と消化管運動

摂食・嚥下障害の評価

  • 摂食嚥下のリハビリテーション体系
  • 軽症嚥下障害の評価(非VF系評価)
  • 嚥下造影検査(VF系)
  • 嚥下内視鏡検査(VE)
  • その他機能評価

脳卒中患者の摂食・嚥下障害治療

  • SCUとSU
  • 脳卒中急性期の嚥下障害と誤嚥性肺炎
  • stroke unitでの摂食嚥下リハの実際
  • 回復期の摂食嚥下リハ
  • 生活期と地域連携

講義内容の詳細をPDFファイル(99KB)にてご覧いただけます。

摂食・嚥下の基礎と臨床研修会

文責:言語聴覚士 大平 梨栄
主催:誠愛リハビリテーション病院研修会

平成25年1月26日・27日

環境適応研修会

平成25年1月26日(土)・27日(日)の2日間にわたり、藤田保健衛生大学医療科学部リハビリテーション学科客員教授の冨田昌夫先生をお迎えして、「環境適応研修会」を開催致しました。今回は、「日常動作の運動学習」をテーマに講義・実技が行われ、外部より36名、内部より8名の参加がありました。

講義や実技の中では、知覚により動作が再学習され、動作により知覚が生まれるため、「触れて、見て、動く」ことの重要性を改めて学ぶことが出来ました。

また、セラピーを施す前に、背臥位にて患者の身体を左右に揺らすことで筋緊張の状態を評価するという、冨田先生独自の評価方法についてもご指導頂きました。

今回の研修会はデモンストレーションがありませんでしたが、受講生一人一人に丁寧に実技指導して頂き、受講生も熱心に実技に取り組んでおり、大変充実した研修会になりました。

【講義内容】

  • 皮質での体性感覚と視覚の統合
  • 空間情報と体性感覚情報の摺合せ
  • 知覚システムの協調・統合

【実技練習】

  • 様々な姿勢や環境に適応した姿勢緊張の評価及び徒手的介入
  • パピーポジションでの視覚と体性感覚の協調

環境適応研修会

文責:理学療法士 宝 由里子
主催:誠愛リハビリテーション病院研修会

平成25年1月19日〜20日

歩行分析研修会

平成25年1月19日(土)〜20日(日)の二日間、国際医療福祉大学大学院教授の山本澄子先生をお招きして、歩行分析研修会を開催しました。外部からは32名、内部から13名の受講生が参加しました。

運動学・運動力学の基礎や基本動作(立ち上がり、歩行等)のバイオメカニクスの講義に加え、歩行分析カードを用いた演習、動作解析室での計測実演・力学実験が行われました。また、山本先生が中心となり開発された下肢装具(油圧制動装置付き足継手装具:Gait Solution)の機械特性と使用効果に関する研究結果を講演して頂きました。

歩行分析カードを使用したワークショップでは、健常者の歩行を8相に分け、各相での筋活動や下肢関節角度の値を話し合いました。受講生一同、活発なディスカッションが行われ、健常歩行の理解を深めることができました。三次元動作解析装置を用いた力学実験では、床反力や関節モーメントの理解を深めるような課題の計測を通じ、実際の動作の中ではどのような力学的変化が生じているのかについて学びました。

今回学んだ運動学・運動力学的な視点を持つことで、より客観的で根拠に基づくリハビリテーションに役立てることができ、改めてバイオメカニクスの面白さと重要さを知ることができる研修会でした。

【講義内容】

  • バイオメカニクスの基礎(重心・床反力・関節モーメント)
  • 立ち上がり・歩き始めのバイオメカニクス
  • 健常者歩行と片麻痺者歩行のバイオメカニクス
  • 片麻痺者歩行と短下肢装具のバイオメカニクス

【演習】

  • 三次元動作解析装置の計測方法
  • 力学実験(荷物を急に持ち上げた時に床反力はどのように変化するかなど)
  • 歩行分析カードを用いたワークショップ
  • Gait Judgeを使用した、歩行時の背屈トルクの計測

歩行分析研修会

文責:理学療法士 長田悠路
主催:誠愛リハビリテーション病院研修会

平成24年12月10日〜12月14日

成人中枢神経疾患患者へのボバースアプローチ上級者講習会

平成24年12月10日(月)〜12月14日(金)までの5日間、当院新棟研修室にて成人中枢神経疾患患者へのボバースアプローチ上級者講習会が開催されました。講師はボバースアプローチ上級講習会インストラクターである当院リハビリテーション部 副院長 渕雅子をコースリーダーとし、外部から12名、当院スタッフ2名の計14名の受講生が参加しました。コインストラクターとして当院リハビリテーション部 特任副院長 林克樹にも治療実習・実技指導を中心に指導をして頂きました。

講習会のテーマである「課題遂行と姿勢制御 〜内部表象に着目して〜」に則した講義、デモンストレーション、ワークショップ、治療実習、実技練習が行われ、プログラムでは受講生同士でディスカッションする場が多くあり、活発な意見交換が出来ました。患者の治療に際し内部表象という側面から臨床推論していく過程を学ぶことが出来ました。

【講義内容】

  • 課題遂行と姿勢制御〜内部表象に着目して〜
  • Motor Control & Postural Control
  • 運動表出を内部表象の側面から考える
  • 操作に伴う上肢・手の機能

成人中枢神経疾患患者へのボバースアプローチ上級者講習会

文責:作業療法士 中畑 頼枝
主催:誠愛リハビリテーション病院研修会

平成24年8月27日〜9月7日、11月26日〜30日

成人ボバース認定基礎講習会B

平成24年8月27日〜9月7日の2週間と平成24年11月26日〜30日の1週間の計3週間にかけて、当院で成人ボバースアプローチ認定基礎講習会Bコースが開催されました。日本各地から20名の外部受講生と5名の内部受講生が参加しました。

コースリーダーの当院リハビリテーション部特任副院長 林克樹、講師の当院リハビリテーション部副院長 渕雅子、部長 赤松泰典、順天堂東京江東高齢者医療センターの曾根政富先生、NTT東日本東北病院の鈴木恒彦先生、森之宮病院の椎名英樹先生から講義・実技をして頂きました。

前期の講義は、ボバース概念の歴史やその背景となる神経生理学、適切な評価・治療をしていくために不可欠なクリニカルリーズニングなどを学び、実技では基本動作や日常生活活動への徒手的介入による治療技術を学びました。また、インストラクターの先生方によるデモンストレーションでは、実際に患者さんにご協力頂き、受講生同士で臨床推論の過程を何度もディスカッションしながら理解を深めていきました。治療実習では、目標とする動作の構成要素を考え治療的介入をしていきました。

後期では各施設の受講生が担当している患者さんについて評価・治療内容を発表し、ディスカッションを行いました。様々な意見を聞くことで患者さんへの理解をさらに深めることができました。

今回の講習会を通して、患者さんは多くの潜在能力を持っており、それを引き出し生活へと繋げていくためにセラピストは評価・治療技術を高めていく必要性を感じました。この講習会の経験を日々の臨床に活かし、患者さんが抱えている不安や問題に対して一緒に考えていきたいと思います

成人ボバース認定基礎講習会B

理学療法士:岡内純子、野中昭宏
作業療法士:小川潤司、草野和也、新本憲治
文責:作業療法士 草野和也
主催:誠愛リハビリテーション病院研修会

平成24年12月1日〜2日

第6回 脳卒中患者の基本ハンドリング研修会

平成24年12月1日(土)〜2日(日)の2日間で、当院新棟研修室にて『第6回 脳卒中患者の基本ハンドリング研修会』を開催しました。講師は、当院リハビリテーション部 特任副院長 林克樹とし、外部より78名、内部より21名の参加がありました。本研修会の目的は、脳卒中患者の治療介入を行うための知識・技術の向上であり、ボバースコンセプトに基づいた実技が中心に行われました。身体への接触など基本的な介入方法から、基本動作・日常生活動作に繋がる上肢の支持や物品操作などのより治療的な介入方法といった、幅広い内容となりました。また、脳卒中片麻痺患者の評価・治療、徒手的介入の背景となる姿勢制御機構についての講義も行われました。臨床での経験が短い方・当研修会に初めて参加される方にも、対象者の反応を得る事の難しさや大切さを実感して頂けたようでした。徐々に参加者からの質問も増え、実技中心の2日間でハンドリングに対する手ごたえを感じて頂けたとても有意義な研修会となりました。

【講義内容】

  • ボバースコンセプトに基づいた、徒手的介入の背景となる姿勢制御機構について

【実技練習】

  • 身体への接触やセラピストの介入位置といったハンドリングの基礎について
  • 対象者の反応の捉え方や評価の視点について
  • 寝返り、起きあがり、立ち上がり、歩行など基本動作への介入について
  • 日常生活動作につながる上肢の支持、物品操作への介入について

講義内容の詳細を下記PDFファイルにてご覧いただけます。

第6回 脳卒中患者の基本ハンドリング研修会

文責:作業療法士 末吉さおり
主催:誠愛リハビリテーション病院研修会

平成24年11月23日〜25日

第三回 脳性麻痺を伴った子どもへのボバース・アプローチ小児インフォメーション講習会

平成24年11月23(金)〜25(日)の3日間で森ノ宮病院リハビリテーション部部長 永島智里先生をお招きして、第三回脳性麻痺を伴った子どもへのボバース・アプローチ小児インフォメーション講習会を開催致しました。

参加者は外部より42名、内部より4名でした。研修会内容は、講義・実技・デモンストレーション・ビデオケーススタディから構成されました。

講義は、ボバース概念に基づいた脳性麻痺児に対する、評価や治療の考え方について正常発達を踏まえて分かりやすく解説して頂きました。また、運動の始まりは感覚であることの詳しい解説がありました。実技では受講生同士がペアとなって行い、基本となる床上・座位でのハンドリングを学ぶことが出来ました。

デモンストレーションでは、当院に外来通院中の2名の方にご協力頂き、評価と治療を実際に見せて頂きました。ビデオケーススタディでは、グループワークの中で評価・治療を考え、活気のあるディスカッションとなり、お互いを刺激し合うことができました。

今回受講させて頂き、治療のヒントを得る事が出来ました。治療時の姿勢について、背臥位では、目と手の協調性、物の持ち替えに繋がりやすい姿勢であること、腹臥位では伸展活動の発達・ロコモーションに繋がる姿勢であることなどの姿勢の特性、選択方法を学ぶことができました。 

また、家庭療育の具体的な方法として、家庭内で必ず毎日行っている食事や更衣動作の中に、治療の要素を入れていくことが療育に繋がることを実例より学ぶことが出来ました。さらに環境からの介入として、機器は子どもが少しの努力で楽しい変化を得る事ができるものだが、その機器を使用することで起こりうるメリット・デメリットを理解し、それは今の時期に必要なものなのか、その機器を使用することで異常な活動に繋がってしまわないか、いろんな視点で考えることが重要であると学びました。今回3日間で学んだことを臨床で活かしていくために、評価の際には、ポジティブな能力をたくさん見つけていくことを心がけ、日々ひとり一人の子が最大の能力を引き出していけるよう遊びや課題、環境を調整し、治療を楽しいものにしていきたいと思います。また、家庭療育では、生活の情報を収集し、家族に負担にならないような各個人の生活に合わせたものを提供していきたいと思います。

第三回 脳性麻痺を伴った子どもへのボバース・アプローチ小児インフォメーション講習会

文責:理学療法士 坂本 香織
主催:誠愛リハビリテーション病院研修会

平成24年10月13日〜14日

第19回高次脳機能障害研修会

平成24年10月13日(土)〜14日(日)、当院新棟研修室にて、第19回高次脳機能障害研修会を開催しました。講師は当院リハビリテーション部副院長 渕 雅子、作業療法士 久保 拓哉とし、外部より64名、内部より24名の参加がありました。今回のテーマは“Clinical Reasoning:臨床推論”とし、多様な症状を呈する高次脳機能障害患者を理解するための基本的な知識や、セラピストがより適切な介入方法を模索していく思考過程を示すことを目的としています。具体的な内容としては、1日目は、高次脳機能障害の総論として“Clinical Reasoning:臨床推論”の捉え方、具体的な評価の実践の講義、各症候別に症例を提示しその症状をClinical Reasoningしていく過程をまとめました。実際の症例に関して、受講生から多くの質問や意見が出されました。2日目は、日常生活における様々な行為をどのような視点でみることが出来るかというテーマのもと、活発なディスカッションが行われました。高次脳機能障害を有するであろう患者が、日常生活場面のどこで困難さを示すのか、またその要因を細かに評価していく視点を受講生とともに考えることができ、とても有意義な研修会となりました。

【講義内容】

  • 高次脳機能障害の総論:評価と介入
  • 高次脳機能障害の評価の実践
  • ワークショップ
  • 各症候別の症例検討
  • 実技

【実技練習】

  • 空間情報処理を中核に更衣動作につなげるための実技
      視野検査・視覚操作(注視、追視)・視覚と体性感覚の統合・更衣動作
  • 行為・動作の分類
      分類の視点、背景となる構成要素を考える

講義内容の詳細を下記PDFファイルにてご覧いただけます。

第19回高次脳機能障害研修会

文責:作業療法士 中畑 頼枝
主催:誠愛リハビリテーション病院研修会

平成24年6月25日〜7月6日 10月22〜26日

成人ボバースアプローチ認定基礎講習会Aコース

平成24年6月25日〜7月6日の2週間と平成24年10月22日〜10月26日の1週間の計3週間、当院で成人ボバースアプローチ認定基礎講習会Aコースが開催されました。当院リハビリテーション部部長の赤松泰典をコースリーダー、他協力インストラクターとして、当院副院長渕雅子(OT)、特任副院長林克樹(OT)、やNTT東日本東北病院鈴木恒彦先生(MD)、森之宮病院日浦伸祐先生(PT)、椎名英貴先生(ST)をお招きし、講義・実技・デモンストレーション・治療実習・ワークショップをして頂きました。北は北海道、南は鹿児島まで18名の外部受講生と5名の内部受講生が参加しました。

講義では、ボバース概念の歴史やその背景となる神経生理学、評価と治療アプローチに至る臨床推論の過程を学び、実技では基本動作や日常生活動作、嚥下等への徒手的介入による治療技術を学びました。インストラクターによるデモンストレーションでは、実際に患者さんにご協力頂き、動作分析の視点や臨床推論の過程を、受講生同士でディスカッションを交えながら理解を深め、治療実習の中で実践していきました。

また、後期では受講生が各施設で担当する患者さんの評価・治療を行った結果をビデオで持ち寄り、ディスカッションを行いました。さまざまな意見を聞き、講師の先生からアドバイスを頂くことで患者さんの理解を更に深めることができました。

今回の講習会を通して、患者さんの潜在能力を捉え、引き出していくために、評価と治療技術、臨床推論能力を高めていく必要性を強く感じました。今後も、患者さんの可能性に向って諦めずに常にチャレンジしていくという姿勢を忘れずに、患者さんの治療に取り組んで行きたいと思います。

成人ボバースアプローチ認定基礎講習会Aコース

理学療法士:永野志郎、野見山友里、松石
作業療法士:梶原庸平、田村英和
文責:作業療法士 田村英和
主催:誠愛リハビリテーション病院研修会

平成24年8月26日

脳生理研修会

平成24年8月26日(日)に脳生理研修会を開催致しました。 講師には旭川医科大学,医学部,医学科,脳機能医工学研究センター,教授の高草木 薫 先生をお招きしました。テーマは『脳幹の構造と機能』で外部から131名、内部から51名が参加しました。 本研修会では、覚醒や睡眠、意識など生命活動の基盤を担う脳幹の機能から、姿勢の制御機構、嚥下まで幅広く学ぶことができました。脳幹に関連する様々な機能や入出力系を深く知ることにより、脳血管疾患患者の臨床症状の理解や、リハビリテーション訓練を実施する際に必要な臨床推論の一助になりました。

【講義内容】

  • 脳の設計図 動物の進化と脳機能−運動機能の生後発達
  • 脳幹網様体への入出力系と神経伝達物質
  • 脳幹の脊髄路(Long tracts)
  • 脳神経 障害像と診断
  • 意識
  • 姿勢制御 筋緊張制御系 歩行
  • 錘体路障害と運動麻痺
  • 嚥下神経機構

講師の都合により、資料の掲載は致しておりません

脳生理研修会

文責:平田 秀則
主催:誠愛リハビリテーション病院研修会

平成24年6月23日〜24日

脳卒中片麻痺患者の上肢・手の評価と治療

平成24年6月23日(土)〜24日(日)の2日間で、当院リハビリテーション部 特任副院長 林 克樹、作業療法課 課長 近藤 和美を講師として、「脳卒中片麻痺患者の上肢・手の評価と治療」研修会を開催致しました。
参加者は外部より63名、内部より32名でした。本研修会は、ボバース概念に基づいた成人片麻痺患者の上肢や手の機能障害に対する評価と具体的な治療、また物品や道具の治療的な用い方の紹介を通して、上肢・手の治療の理解を深めることを目的としています。内容としては、講義、治療場面の紹介、実技練習から構成されています。特に受講生同士がペアになって行う実技練習においては、積極的にスタッフへ質問する受講生が多く、とても活気のある研修会となりました。

【講義内容】

  • 上肢機能と脳生理
  • 乳児の運動発達(胎児からの運動発達過程での上肢機能の発達)

【実技練習】

  • 基本的徒手的介入
  • 支持、到達−把持動作、両手動作
  • 物品操作(積み木や輪、他にもコップやお椀といった日常生活で使用する物品も使用した介入方法)

講義内容の詳細をPDFファイル(466KB)にてご覧いただけます。

脳卒中片麻痺患者の上肢・手の評価と治療

文責:作業療法士 平川 拓視
主催:誠愛リハビリテーション病院研修会

平成24年3月10日〜11日

歩行分析研修会

平成24年3月10日(土)〜11日(日)の二日間にわたり、国際医療福祉大学大学院教授の山本澄子先生をお迎いして、歩行分析研修会を開催いたしました。外部からは43名、内部から15名の受講生が参加しました。
講義内容はバイオメカニクスの基礎から、立ち上がり、歩き始め、健常者歩行、片麻痺者歩行の各動作におけるバイオメカニクス、さらに、山本先生自身が開発に携わった下肢装具(油圧制動装置付き足継手装具:Gait Solution)の機械特性と使用効果に関する研究結果を講演して頂きました。
講義の合間には3次元コンピュータグラフィックスを用いた分析やグループディスカッションなどの受講生参加型の形式も行って頂き、受講生同士での活発的な意見交換や質疑応答がなされていました。
基礎学問であるバイオメカニクスを深く理解することの重要性を再認識させられることと共に、臨床応用への道標を学べる研修会でした。

【講義内容】

  • バイオメカニクスの基礎(重心・床反力・関節モーメント)
  • 立ち上がり・歩き始めのバイオメカニクス
  • 健常者歩行と片麻痺者歩行のバイオメカニクス
  • 片麻痺者歩行と短下肢装具のバイオメカニクス

【実技練習】

  • 立ち上がり動作の分析・演習
  • 歩き始めの分析・演習
  • 健常者歩行の分析・演習

歩行分析研修会

文責:理学療法士 大田瑞穂
主催:誠愛リハビリテーション病院研修会

平成24年2月27日〜3月2日

成人中枢神経疾患患者へのボバースアプローチ上級講習会

平成24年2月27日(月)〜3月2日(金)までの5日間、ボバースアプローチ上級講習会インストラクターである誠愛リハビリテーション病院リハビリテーション部部長の渕雅子をコースリーダーとして、成人中枢神経疾患患者へのボバースアプローチ上級講習会が開催されました。北は北海道から南は鹿児島と全国から集まった外部受講生14名と当院スタッフ4名の計18名の受講生が参加し、コインストラクターとして誠愛リハビリテーション病院リハビリテーション部副院長の林克樹にも治療実習・実技指導を中心にご指導をして頂きました。
講習会テーマである「課題遂行と姿勢制御 〜内部表象に着目して〜」に則した講義、実技練習、デモンストレーション、治療実習、治療発表が行われ、非常に密度の濃い内容でした。受講生は時間を惜しむように意見交換や実技練習に励む5日間となり、セラピストとして大いに成長できる講習会となりました。

【講義内容】

  • ボバース概念
  • Motor Control & Postural Control
  • 課題遂行と内部表象
  • 課題遂行に伴う上肢・手の機能

成人中枢神経疾患患者へのボバースアプローチ上級講習会

文責:理学療法士 大田瑞穂
主催:誠愛リハビリテーション病院研修会

平成24年2月18日〜19日

日常生活活動研修会

平成24年2月18日(土)〜19日(日)の2日間にわたり、当院リハビリテーション部 部長 渕雅子と、作業療法課 課長 藤田晴美を講師として「日常生活活動研修会」が開催されました。外部より59名、内部より14名の受講生が参加しました。
研修会の内容として、講義では、渕雅子より「日常生活活動の分析と治療的介入」というテーマで、ボバースコンセプトに基づく脳血管障害片麻痺患者の日常生活活動への介入において背景となる、運動性制御と姿勢制御、バイオメカニクス、日常生活活動の実際について等幅広い内容の講義が行われました。また、藤田晴美からは「食事の介入を通して〜日常生活活動の質の向上を考える〜」というテーマで、当院回復期リハビリテーション病棟で行っている、早出・遅出の効果について講義が行われました。実技では、課題指向型アプローチの概念を基に、課題を分析し、それが何故難しいのか理由を明確にし、主要問題点に対する治療を行うためのトレーニングとして、食事から応用歩行まで日常生活活動を幅広く網羅した内容で行われました。2日目には大雪に見舞われ、何名かの外部受講生が参加する事が出来ず、残念ではありましたが、1〜3年目の若い世代の受講生に多く参加して頂き、とても活気溢れる充実した研修会となりました。

【講義内容】

  • 日常生活活動の分析と治療的介入〜日常生活活動と姿勢制御〜
  • 食事の介入を通して〜日常生活活動の質の向上を考える〜
  • 各実技時間の冒頭部分では、三次元動作解析による力学的解析のミニ講義を行いました。

【実技練習】

  • 座位バランスと日常生活活動(上衣更衣・洗体・排泄後の後始末動作・下衣更衣)
  • 立位バランスと日常生活活動(下衣操作)
  • 立ち上がり動作
  • 食事動作
  • 応用歩行(移乗動作・方向転換・段差昇降)

講義内容の詳細を下記PDFファイルにてご覧いただけます。

日常生活活動研修会

文責:作業療法士 山之上 侑希
主催:誠愛リハビリテーション病院研修会

平成24年2月11日〜14日

ST(言語聴覚士)のためのインフォメーションコース

平成24年2月11日(土)〜2月14日(火)の4日間、STのためのインフォメーションコースが開催されました。日本各地より外部受講生が27名、内部より2名、計29名が参加しました。森之宮病院の椎名英樹先生、山梨リハビリテーション病院の長谷川和子先生、北斗病院の長久奈緒子先生、栃内第二病院の大矢美幸先生を講師として講義・実技をしていただきました。

【講義内容】

  • ボバース概念とその歴史
  • ボバース概念のST領域への応用
  • 発声構音障害の評価と治療
  • 嚥下障害の評価と治療

【実技練習】

  • ハンドリングの基礎や姿勢設定・ポジショニングの方法
  • 呼吸発声の治療
  • 口腔運動のための準備等

今回の講習会ではインフルエンザの感染予防のために治療実習や実技を行なうことがあまりできませんでした。しかし、評価から治療までいかに考え組み立てていくかについて、とても詳しくご講義いただき、また受講生の間で評価や治療をディスカッションする機会をいただきました。自らの考えと照らし合わせながら日々の臨床を振り返ることのできる研修会となりました。今回学んだことを毎日の評価治療に活かせるように日々努力を重ねていきたいと思いました。

ST(言語聴覚士)のためのインフォメーションコース

言語聴覚士:大平 梨栄、中村 杏里
文責:言語聴覚士 大平 梨栄
主催:誠愛リハビリテーション病院研修会

平成23年10月10日〜21日・平成24年1月23日〜27日

ボバースアプローチ認定基礎講習会Bコース

平成23年10月10日(月)〜10月21日(金)と平成24年1月23日(月)〜1月27日(金)の計3週間にかけて、当院で成人ボバースアプローチ認定基礎講習会Bコースが開催されました。講習会はボバース概念に基づいた講義・実技・デモンストレーション・治療実習・ワークショップで構成されており、当院の副院長 林克樹をコースリーダーに、当院リハビリテーション部 部長 渕雅子、NTT東日本東北病院の鈴木恒彦先生、宝塚医療大学教授の弓岡光徳先生、森之宮病院の椎名英貴先生、医療法人青雲会病院の前田昭宏先生からご指導頂きました。北は北海道富良野市から、南は沖縄県那覇市まで18名の外部受講生と7名の内部受講生が参加しました。

前期では講義の中でボバース概念の歴史やその背景となる神経生理学、患者さんの評価の実践に不可欠なクリニカルリーズニングを学び、実技では基本動作や日常生活動作等への徒手的介入による治療技術を学びました。またインストラクターの先生方によるデモンストレーションでは、実際に患者さんにご協力頂き、受講生同士でクリニカルリーズニングのもと、何度もディスカッションを行ないました。ワークショップではグループに別れ、様々な動作に対してのコンポーネントを考え理解を深めました。

後期では受講生が各自の施設で担当する患者さんの評価・治療を行い発表し、白熱したディスカッションを行いました。

今回の講習会を通して、患者さんの生活の質の向上を目指す為には、個々の潜在能力を捉えて、神経生理学的な事や動作分析・治療を行っていく必要性を実感しました。この経験を臨床に生かしたいと思います。

ボバースアプローチ認定基礎講習会Bコース

理学療法士:西岡麻依、岸本久哲、甲斐貴志、高山優子、松橋美智子
作業療法士:菊地愛美  言語聴覚士:上原美枝子
文責:理学療法士 松橋美智子
主催:誠愛リハビリテーション病院研修会

平成24年1月21日〜22日

環境適応研修会

平成24年1月21日(土)〜1月22日(日)の2日間にわたり、藤田保健衛生大学医療科学部リハビリテーション学科教授の冨田昌夫先生をお迎えして、「環境適応研修会」を開催致しました。今回は、「動作の解体と再構築−日常生活動作の運動学習」をテーマに講義・実技ならびにデモンストレーションが行われ、外部より61名、内部より11名の参加がありました。
講義では、基本的な動作が障害された時の運動学習をどのように考えるかについて、日常動作の持つ意味を学習という観点から考えるというテーマに、発達学的、生態心理学的な点などに関して講義して頂きました。
デモンストレーションでは、じっくりと患者さんの言葉に耳を傾け、ペースに併せていきながら評価・解釈・治療の組み立てまでといった展開の速さの重要性を再認識するとともに、治療を行っていく大切さも再確認する機会となりました。
実技では、受講生がペアとなり、評価・治療を行いながらお互いに感じたことなど意見を交わしながらフィードバックし、進めていくことができました。また、質疑応答では、多くの質問もあり大変充実した研修会となりました。

【講義内容】

  • ベルンシュタインの動作構築概念について
  • ダイナミックタッチとオプティカルフローのカップリングについて

【実技練習】

  • 様々な姿勢や環境に適応した姿勢緊張の評価及び徒手的介入
  • パピーポジションでの視覚と体性感覚の協調

環境適応研修会

文責:理学療法士  徳光 良彦
主催:誠愛リハビリテーション病院研修会

平成23年12月3日〜4日

脳卒中患者の基本ハンドリング研修会

平成23年12月3日(土)〜4日(日)の2日間にわたり、当院リハビリテーション部 副院長林克樹を講師として第5回「脳卒中患者の基本ハンドリング」研修会が開催されました。
外部より62名、内部より19名の受講生が参加されました。
内容として講義はボバースコンセプトに基づいた脳卒中片麻痺患者の治療における、徒手的介入の背景となる姿勢制御機構を中心に行われました。実技では体の触り方や評価の仕方といったハンドリングの基本となる所から、寝返り・起きあがり・立ち上がり・歩行などの基本動作や道具の使用などの上肢操作までと実際の臨床場面やADLにつながる内容で行われました。全国各地から様々な経験年数の受講生に参加して頂き、とても熱意あふれる充実した研修会となりました。

【講義内容】

  • 徒手的介入の背景となる姿勢制御機構について

【実技練習】

  • 体の触り方など評価や基本的なハンドリングについて
  • 寝返り、起きあがり、立ち上がり、歩行など基本動作への介入
  • ADL動作につながる上肢支持、物品操作への介入

講義内容の詳細を下記PDFファイルにてご覧いただけます。

脳卒中患者の基本ハンドリング研修会

文責:理学療法士 武末 和彦
主催:誠愛リハビリテーション病院研修会

平成23年11月29日〜12月1日

Gerlinde Haase女史による誠愛スタッフ教育プログラム

今回のプログラムは、ドイツのBobath International seniour InstructerであるGerlinde Haase女史を講師とし、Clinical Reasoningの能力向上を主な目的として、実施されました。
治療場面を通しての内容が主であり、個々のケースで異なる問題に対して今現在、何が問題となっているかを運動分析や背景的な因子、個人因子など的確に素早く分析すること、患者の潜在能力を見極めることの重要さを学びました。

実際の治療では、患者に自己の動きに気づいてもらい、問題を共有しながら、患者が発する運動や問題解決のパターンをより効率的でスムーズなものへと変化させていくことが重要とされました。実際にその過程を通して、驚くような変化がみられ、何より治療そのものやその変化を患者と女史が共有し、楽しく充実した時間を過ごしていることに感動させられる内容でした。
また、獲得した新しい運動パターンを確実なものとするためには、患者自身が自主訓練や生活の中での自己管理を通して反復し、学習する必要があり、24時間の生活そのものを学習と考え、積極的に自主訓練や姿勢管理を提供することの重要性を学びました。

3日間を通し、特に日本においては、リハビリはしてもらうものとの意識が強い部分もあり、患者ともに常に患者自身が目標を持ち、Activeに問題解決を行なっていくことを引き出して行くことが私たちセラピストの役目であり、それは明確なClinical Reasoningや治療によるものだということを感じることができました。

Gerlinde Haase女史による誠愛スタッフ教育プログラム

文責:理学療法士:田原慶子

平成23年10月16日

脳生理研修会

【全体総括】
平成23年10月16日(日)に脳生理研修会を開催致しました。
講師には東京大学,大学院総合文化研究科・生命環境科学系,大学院情報学環(兼担)准教授の柳原大先生をお招きして、『歩行および姿勢の適応制御における小脳の役割』というテーマでご講義いただき、外部から123名、内部から29名が参加しました。
今回の研修会では、日頃患者のリハビリをおこなう上でも重要な「歩行」および姿勢の制御を小脳がどのようにおこなっているか、という視点からご講義いただきました。
柳原先生は運動の制御や学習における神経生理学を主な研究テーマとされており、特に身体運動の制御・学習・記憶における脳の働きについて、遺伝子レベルから個体(マウスからヒト)における行動レベルまで幅広くご研究されている方です。

【講義内容】

  • 小脳の神経解剖とその機能、最近のトピックス紹介。
  • 脊髄小脳変性症モデルマウスの実験紹介。
  • 遺伝子操作で小脳のプルキンエ細胞を欠損させたマウスは小脳疾患患者のように歩行時や段差またぎの際に、主動作筋と共同筋の収縮過程で遅延が起こり、運動失調様の症状が出現する。
  • 種々の神経伝達物質と、神経伝達回路の説明を運動学習過程の説明。
  • 今回の研修会を通して、小脳疾患患者における代償的な姿勢制御機構のメカニズムを知る事ができ,小脳疾患患者の様々な場面での姿勢制御を考える手がかりとなる事が出来ました。

脳生理研修会

文責:小宮 盛人
主催:誠愛リハビリテーション病院研修会

平成23年5月30日〜6月10日、9月26日〜30日

成人ボバースアプローチ認定基礎講習会Aコース

平成23年5月30日(月)〜6月10日(金)、平成23年9月26日(月)〜9月30日(金)の計3週間にかけて、成人ボバースアプローチ認定基礎講習会Aコースが開催されました。日本各地より外部受講生が19名、内部より7名、計26名が参加しました。コースリーダは当院の渕雅子部長であり、その他に当院の林克樹副院長、赤松泰典次長、NTT東日本東北病院の鈴木恒彦先生、順天堂練馬病院の石田利江先生、森之宮病院の椎名英貴先生を講師として講義・実技をしていただきました。

成人ボバースアプローチ認定基礎講習会Aコース

前期ではボバース概念の歴史や神経生理などの講義と基本的動作を中心とした実技が行われました。講義では、ボバースアプローチの背景となる、ボバース概念とその歴史、ボバース概念における評価・治療、神経生理学的理論を通して脳卒中患者の病態の理解を深め、アプローチに至る臨床的推論の重要性を学びました。実技では、寝返ってから立ち上がるまでの基本的な動作と治療技術の実技練習に加え、実際に患者さんに対する治療を通して、運動と姿勢制御の関係を学び、ハンドリングで治療的な反応を引き出していくことの難しさを実感しました。
後期では、受講生が各自の施設で担当する患者さんの評価・治療を行った結果をビデオで持ち寄りディスカッションを行いました。さまざまな意見を聞くことにより、患者さんへの理解をさらに深めることができました。
今回の講習会を通して、患者さんにはたくさんの潜在能力があり、それを引き出すためにセラピストは評価し、治療技術を高める必要があることを感じました。この講習会の経験を活かして、今後も患者さんの抱える様々な問題や不安に対して、私達にできることを一日一日大切にがんばっていきたいと思います。

理学療法士:片寄 慎也、出来 範一、清水 裕貴
作業療法士:大庭 優作、木村 太郎、南里 英幸、中西 恵
文責:作業療法士 大庭 優作
主催:誠愛リハビリテーション病院研修会

平成23年9月10日〜11日

脳卒中片麻痺患者の評価と治療 研修会

平成23年9月10日〜11日の二日間に渡って当院リハビリテーション部 次長 花田 美穂、係長 山下早百合、副院長 林 克樹、部長 渕 雅子を講師として研修会を開催致しました。参加者は外部より59名、内部30名でした。本研修会では、ボバースコンセプトにおける成人片麻痺患者の治療概念を中心とした、寝返りから立位までの基本動作、歩行、上肢活動、日常生活動作の評価から治療の理解を含めることを目的とし講義、実技を行いました。

【講義内容】
・脳卒中片麻痺患者の評価と治療の基本的考え方
・基本動作・歩行の治療ポイント
・評価・治療の進め方と実際
・上肢と手の治療
・日常生活動作(ADL)に対する評価と介入

【実技練習】
・基本動作(寝返り、起き上がり、座位、立ち上がり、立位)の徒手的介入
・歩行(ステップ、歩行、段差昇降)の徒手的介入
・上肢活動(上肢での支持)
・日常生活動作(洗体動作、排泄動作(お尻拭き動作))

講義内容の詳細を下記PDFファイルにてご覧いただけます。

脳卒中片麻痺患者の評価と治療 研修会

文責:理学療法士 涌野 広行
主催:誠愛リハビリテーション病院研修会

平成23年9月4日

ST研修会

平成23年9月4日(日)に鹿児島徳洲会病院、言語聴覚士(音声言語病理学博士)の苅安誠先生を講師にお迎えして「ST研修会」を開催致しました。今回は「嚥下・音声の診かたとリハビリテーション」をテーマに講義が行われ、受講生は、言語聴覚士や作業療法士の方など、外部60名、内部6名が参加しました。
講義では、音声障害や嚥下障害に対しての病態生理、評価、治療を中心に話が進み、実際に症例の音声を分析する場面や様々な嚥下方法を体験する場面もあり、直接臨床につながる基礎知識を再認識する良い機会となりました。さらに受講生、実行委員まで全員にマイクが回り、全員が発言する機会が設けられました。受講生は真剣に話を聞き、充実した研修会となりました。

【講義内容】
・音声を診る
 * 評価の視点
 * 分析の仕方(5例の症例の音声を分析する)  など
・嚥下を診る
 * 摂食行動と嚥下生理
 * 評価の視点(VFをみながら検討)
 * ビスケット、レモン汁を使って嚥下を体験  など

講義内容の詳細をPDFファイル(173KB)にてご覧いただけます。

ST研修会

文責:言語聴覚士 上原 美枝子
主催:誠愛リハビリテーション病院研修会

平成23年8月6日〜7日

第18回高次能機能研修会

平成23年8月6日(土)〜7日(日)、当院新棟研修室にて、「 第18回高次能機能研修会 」を開催しました。講師は当院リハビリテーション部 部長 渕 雅子、作業療法課 久保拓哉とし、外部からは66名、内部は44名の参加がありました。今回のテーマは「 日常生活活動における高次能機能障害の影響の理解と介入を考える 」であり、知識面だけではなく高次能機能障害という目にみえない障害を日常生活活動からどう捉え、介入するかという臨床的で、かつ実践的な内容で行われました。内容としては、高次脳機能障害による日常生活活動が困難な症例に対する介入を提示し、それを実際に受講生同士がペアとなり実技練習することを中心に行いました。受講生も真剣に取り組む姿がみられ、意見が飛び交うなど、熱気ある研修会となりました。

【講義内容】
・ 高次能機能障害の理解と実践的介入
・高次能機能障害の評価(観察のポイントから神経心理学的検査の解釈まで)
・ワークショップ
・高次能機能障害により日常生活活動が困難な事例を通しての評価と介入

【実技練習】
・支持面との適応(身体認識の改善)
・起居動作、排泄動作(下衣操作)への高次能機能障害を見据えた介入
・失行症に対する基本的な手の操作と、食事動作への介入

講義内容の詳細を下記PDFファイルにてご覧いただけます。

第18回高次能機能研修会

文責:作業療法士 玉那覇 迅
主催:誠愛リハビリテーション病院研修会

平成23年5月14日〜15日

脳卒中片麻痺患者の上肢・手の評価と治療 研修会

平成23年5月14日(土)〜15日(日)の2日間で、当院リハビリテーション部 林 克樹 副院長、作業療法課 近藤 和美 課長を講師として、『脳卒中片麻痺患者の上肢・手の評価と治療』研修会を開催致しました。参加者は外部より46名、内部より33名でした。本研修会ではボバース概念に基づいた成人片麻痺患者の上肢や手の機能障害に対する評価と具体的な治療、また物品や道具の治療的使用方法の理解を深めることが目的です。

脳卒中片麻痺患者の上肢・手の評価と治療 研修会

【講義内容】
上肢機能に関連した脳生理学(上肢リーチや物品操作に関わる姿勢制御)
胎児からの運動発達過程での上肢機能の発達
実践的な治療紹介の解説(上肢リーチ、到達‐把持、コップや茶碗など日常生活で使用する物品などを使用した介入方法)

講義内容の詳細をPDFファイル(1,527KB)にてご覧いただけます。

【実技練習】
基本的徒手的介入(上肢−体幹のコントロール)
到達−把持、物品操作(握り・つまみ)

文責:作業療法士 矢野 友章
主催:誠愛リハビリテーション病院研修会

平成23年3月12日〜13日

歩行分析研修会

平成23年3月の12日(土)・13日(日)に国際医療福祉大学大学院教授の山本澄子先生をお招きして、歩行分析研修会を開催致しました。
本研修会は、日頃から無意識に行っている「歩行」に対して、バイオメカニクス的観点から分析し、そのメカニズムを深く理解することを目的として行われました。講義内容としては力学の基礎知識から、三次元動作解析装置・床反力計の仕組み、健常成人の歩行メカニズム、疾患別ではポリオ・二分脊椎・変形性膝関節症・脳血管障害片麻痺者の歩行分析、さらには装具が歩行メカニズムに与える影響といった幅広い範囲を2日間でご講義して頂きました。

歩行分析研修会

講義中には3次元コンピュータグラフィックスを用いた分析やグループディスカッション・発表などの受講生参加型の形式も行って頂き、受講生同士での活発的な意見交換がなされていました。
外部からは45名、内部職員からは10名の受講生が参加され、2日目の研修会終了後には無意識に行っていた「歩行」の奥深さと臨床における歩行分析の着目点を理解して頂けたと思われ、大変充実した研修会となりました。

文責:理学療法士 大田 瑞穂
主催:誠愛リハビリテーション病院研修会

平成22年11月22日〜12月3日・平成23年2月28日〜3月4日

ボバース認定基礎講習会Bコース

平成22年11月22日〜12月3日までの2週間と平成23年2月28日〜3月4日までの1週間の計3週間、当院でボバースアプローチ認定基礎講習会Bコースが開催されました。講習会はボバース概念に基づいた講義・実技・デモンストレーション・治療実習・ワークショップで構成されており、当院の渕雅子部長をコースリーダーに、北は青森、南は鹿児島まで19名の外部受講生と5名の内部受講生が参加しました。講師として、当院の林克樹副院長、赤松泰典次長、NTT東日本東北病院の鈴木恒彦先生、順天堂練馬病院の石田利江先生、森之宮病院の椎名英貴先生をお招きし、幅広い内容をご指導して頂きました。

ボバース認定基礎講習会Bコース

講義ではボバース概念の歴史やその背景となる神経生理学、患者さんの評価の実践に不可欠な臨床推論の過程を学び、実技では基本動作や日常生活動作等への徒手的介入による治療技術を学びました。インストラクターの先生方によるデモンストレーションでは、実際に患者さんにご協力頂き、動作分析の視点や臨床推論の過程を、受講生同士で何度もディスカッションを交えながら理解を深め、治療実習の中で実践していきました。
今回の講習会を通して、患者さんの生活の質の向上を目指す為には、いかにして患者さんの潜在能力を捉え、引き出していくか。その為の評価の視点と治療技術を十分に培うことができました。今後も、諦めずに患者さんの可能性に向って常にチャレンジしていくという姿勢を忘れずに、患者さんの治療に取り組んで行きたいと思います。

<誠愛受講生> 理学療法士:小宮盛人、宮崎志保  作業療法士:平川拓視、中川拓也  言語聴覚士:林雅子

文責:作業療法士 平川拓視
主催:誠愛リハビリテーション病院研修会

平成23年2月26日〜27日

日常生活活動研修会〜日常生活活動の分析と治療的介入〜

当院リハビリテーション部 渕雅子部長、藤田晴美課長を講師として、平成22年度の「日常生活活動研修会」が開催されました。外部より65名、内部より18名の受講生が参加し、研修室内は実行委員も合わせて100名の熱気に包まれていました。内容としては講義、ワークショップ、実技が行われました。
渕雅子部長の講義では「日常生活活動の分析と治療的介入〜日常生活活動と姿勢制御〜」というテーマで、ボバースコンセプトに基づいた脳卒中片麻痺患者の日常生活活動の分析・治療的介入について、神経生理学やバイオメカニクスなどを背景とした講義が行われました。

日常生活活動研修会?日常生活活動の分析と治療的介入?

特にバイオメカニクスについては当院の3次元動作解析装置による動作分析や研究報告、実際の臨床像などと絡めた説明により初心者にも理解し易い内容となっていました。藤田晴美課長の講義では当院回復期病棟で実施している早出・遅出の効果について、FIM(=機能的自立度評価:日常生活活動の評価法の一つ)の得点の分析をもとに講義が行われました。ワークショップでは8班に分かれて1症例の日常生活活動場面上の問題点や目標、治療介入計画についてディスカッション・各班発表を行いました。実技では寝返り、起き上がりなどの基本動作から、移乗動作、食事や更衣などの日常生活活動や応用歩行のハンドリングの紹介や実技練習が行われました。また、それぞれの実技時間の序盤では実技内容に関する動作を3次元動作解析装置による力学的解析結果をもとに、実行委員4名によるミニ講義が行われました。日常生活活動への治療的介入は課題指向型アプローチが基本であるという事が理解しやすい内容であり、参加したセラピストにとってはすぐに実践場面に活用出来る内容で、全体を通して内容が濃くとても充実した研修会となりました。

文責:作業療法士 山之上侑希
主催:誠愛リハビリテーション病院研修会

平成23年2月20日

脳生理研修会〜身体性の神経科学〜

平成23年2月20日(日)に脳生理研修会を開催致しました。
講師には近畿大学医学部 第一生理 准教授の村田哲先生をお招きして、『身体性の神経科学』というテーマでご講義いただき、外部から108名、内部から41名が参加しました。
村田先生は、ミラーニューロン(他者の行動を見て、まるで自分が同じ行動をとっているかのように"鏡"のような反応をする)の研究を中心にされており、ミラーニューロンを発見したイタリア、パルマ大学のリッツォラッティ博士の下でも研究活動をされています。
今回は以下3部構成で講義していただきました。

脳生理研修会〜身体性の神経科学〜

  1. 空間認知と運動制御
    頭頂葉の視覚情報の処理と、物体の認知過程が手のリーチングに及ぼす影響に関して、前頭葉にも把持操作に関わるニューロンがある、と言う事も踏まえながら、前頭葉と頭頂葉の相互のネットワークについて講義していただきました。
  2. ミラーニューロンシステム
    コミュニケーションや新生児模倣などの時に働くニューロンについて、他者の動作を実行中の内部状態が自己の脳内でシュミレーションしており、頭頂葉の視覚領域との結びつきが強いという事を示唆されていました。
  3. 身体意識の脳内メカニズム
    臨床症状でも出現する身体失認・病態失認など、身体図式の障害が頭頂葉や前頭葉のネットワークのどの部分で障害が起きてくるのかを説明していただきました。そして1,2で説明した内容を踏まえ自己身体に対しての認識がどの様に処理されているかをご自身の研究内容を交えながら、丁寧に説明して下さいました。

脳卒中患者の臨床症状として、感覚や運動制御の問題と共に、姿勢や動作の認識に問題を抱える方も多く、患者に現在の状態を認識させる上でも貴重な手がかりとなりうる良い機会となりました。

文責:理学療法士 小宮 盛人
主催:誠愛リハビリテーション病院研修会

平成23年2月7日〜11日

ボバースアプローチ上級講習会

森之宮病院のシニアインストラクター紀伊克昌先生と当院の上級講習会インストラクター渕雅子部長を講師に、北は青森から南は鹿児島と全国から集まった外部受講生20名と当院のセラピスト5名の参加者で開催されました。
講習会は「姿勢制御と課題遂行の分析」というテーマで講義、デモンストレーション、Movement Analysis、実技、治療実習、ワークショップがありました。講義では、ボバース概念の移り変わりや姿勢制御・課題遂行についての講義がありました。紀伊先生、渕部長のデモンストレーションでは課題分析から治療への展開を示していただきました。Movement Analysisでは長袖シャツを着るなどの4つの課題を構成要素、治療要素、治療への応用について各グループでディスカッションし発表をしました。また、与えられた課題をどのように治療へ応用していくかの実技がありました。治療実習では講師のアドバイスを戴きながら実践的な治療介入を学ぶことができました。
今回の講習会は臨床に即した内容となっており、明日からの臨床に役立つ講習会でした。また、受講生同士でディスカッションを行い発言する機会が多く設けられ、より多くの考え方を学ぶことができました。

ボバースアプローチ上級講習会

理学療法士:浜岡秀明、涌野広行 作業療法士:森下望美、小笠原智子、安谷屋晶子
文責:理学療法士 涌野広行
主催:誠愛リハビリテーション病院研修会

平成23年1月22日〜23日

環境適応研修会

平成23年1月22日(土)〜1月23日(日)に、藤田保健衛生大学医療科学部リハビリテーション学科教授の冨田昌夫先生をお迎えして、「環境適応研修会」を開催致しました。
普段、臨床場面において、リハビリ室では歩行可能でも、病室・病棟などではなかなか歩行自立に至らない患者さん方に出会います。その患者さんのなかには、見たこと(視覚)と、その情報にあわせて、実際に身体を動かしてみる(体性感覚)ことを上手く統合することができず、そのため、病室や病棟、そして屋外などといった外部環境に上手くあわせて身体を動かしていくことが難しいという問題に直面します。

環境適応研修会

今回は見えの変化(オプティカルフロー)と体性感覚を中心としたダイナミックタッチを上手く協調させることで、外部環境にあわせて知覚の循環を機能的に行えるようになるには、という点に焦点をあて「ダイナミックタッチとオプティカルフローのカップリング」をテーマに、講義・実技ならびにデモンストレーションが行われ、外部より63名、内部より10名の参加となりました。
講義では、はじめに視覚と体性感覚の統合を中心に神経生理学的な点を、また、発達学的、生態心理学的な点などに関して講義して頂きました。そして、それらをふまえた上で、評価・解釈・治療を組み立てていくことの重要性を講義して頂きました。
デモンストレーションでは、治療に至るまでの評価・解釈・治療の組み立てまでといった展開の速さの重要性を再認識するとともに、じっくりと患者さんの言葉に耳を傾け、ペースに併せていきながら治療をすすめていく大切さも再確認する機会となりました。
実技では、受講生がペアとなり、お互いに評価、誘導などを行いながら、それらの行い方などについて細かく意見を交わしながらフィードバックし、すすめていくことができました。また、質疑応答では、普段の臨床場面で抱える疑問など多くの質問もあり、大変充実した研修会となりました。

文責:理学療法士 長原 真也
主催:誠愛リハビリテーション病院研修会

平成22年12月4日〜5日

脳卒中片麻痺患者の基本ハンドリング 研修会

平成22年12月4日(土曜)、5日(日曜)に理学療法士、作業療法士、言語聴覚士のための脳卒中片麻痺患者の基本ハンドリング研修会が当院研修棟で開催されました。参加者は、北は北海道から南は鹿児島県まで64名のセラピストが参加しました。 本研修会の目的は、脳卒中患者のリハビリテーションで特に重要な姿勢や運動の障害に対してのセラピストの基本的な徒手的介入による治療技術の向上とその背景となる知識と脳卒中患者の姿勢と運動障害の特徴の理解が目的です。

脳卒中片麻痺患者の基本ハンドリング 研修会

したがって二日間の研修内容は、姿勢と運動制御にかかわる脳の領域とその機能、脳卒中患者が抱えている障害の特徴、実際の徒手的介入の具体的方法について実技練習を中心に土曜日午前9時から、午後6時30分、日曜日9時から午後3時まで行われました。
特に実技は脳卒中患者さんの中心的障害である、寝返りから起き上がり、座位でのバランス、立ち上がり、立位歩行と基本動作の獲得のための体幹、下肢そして上肢治療につながるための患者さんの触り方、触れる部位、誘導のタイミングや方向など具体的介入の基本的ポイントから運動学習の視点、到達把持機能獲得のための介入方法など幅広い講義と実技を、当院のリハビリテーション部 副院長 林克樹指導の下、各グループに分け各般ごとの当院指導スタッフによる実践的な実技練習が行われました。

【講義内容】
脳損傷や損傷部位による障害の特徴(特に姿勢と運動の障害を中心に)
脳卒中患者の運動学習における 徒手的介入(Key points of control)の役割
介入を通しての感覚の伝え方と運動の誘発の仕方

【実技練習】
寝返りから起き上がり、歩行といった基本姿勢と運動遂行過程での治療的徒手的介入の仕方について
脳卒中患の基本動作・歩行・上肢、手機能障害の獲得のために臨床で実践している基本的治療介入の方法

文責:作業療法士 林 克樹
主催:誠愛リハビリテーション病院研修会

平成22年11月13日-14日

ST研修会

平成22年11月13日(土)〜11月14日(日)に、山梨リハビリテーション病院、言語聴覚士の長谷川和子先生を講師にお迎えし、「ST研修会」を開催致しました。今回は「ボバース概念に基づいた口腔顔面領域へのアプローチ」をテーマに、講義や実技、デモンストレーションが行われ、言語聴覚士だけでなく、理学療法士、作業療法士の方々も含め、外部より64名、内部より8名の参加となりました。

ST研修会

講義では、口腔顔面領域やその機能的活動に影響する姿勢等に関しての基礎的知識と、その障害に対する評価、治療に関して細かく講義して頂きました。デモンストレーションでは、患者さんに実際にご協力頂き治療が行われました。治療はもちろんのこと、それまでの評価や解釈、治療の組み立ての速さ、また、患者さんに対する声のかけ方等を再認識する機会となりました。実技では、これまでの講義内容を踏まえて、主に口唇や舌に関しての評価の仕方、治療介入について行われました。受講生同士ペアになり実技を行うことで、セラピストの視点だけでなく、患者さんの視点からも考える良い機会となりました。受講生からも多数の質問等があり、とても充実した研修会となりました。

(文責:言語聴覚士  林 雅子)
主催:誠愛リハビリテーション病院研修会

平成22年6月21日〜7月2日、10月25日〜29日

ボバース認定基礎講習会(Aコース)

当院の林克樹副院長をコースリーダーに、東は神奈川、西は鹿児島から外部受講生18名、内部職員の受講生6名が参加し、講義・実技・治療実習などの基礎講習会が開催されました。講義では、神経生理を背景として発展させてきたボバースコンセプトの評価・治療概念や神経生理学など、幅広い分野における講義を受講することができました。また、林副院長をはじめ、多くのボバースインストラクターの先生方による、デモンストレーションや実技指導のもと、生活の基本となる基本動作や手の操作、発声など多くの動作場面での徒手的介入方法を学ぶことができました。
治療実習では受講生同士でペアを組み、患者さんのご協力のもと、治療介入させて頂く中で、より実践的に治療技術を学ぶことができました。
今回の講習会は受講生同士のディスカッションの場が多く設けられ、様々な視点で現象をとらえ仮説検証することができたと思います。また、各々の施設の情報交換をすることによりリハビリテーションの動向を確認することができました。

ボバース認定基礎講習会

〈誠愛受講生〉  理学療法士:宝由里子、山根奈々  作業療法士:加藤美和子、岩田充史、坂田希世子  言語聴覚士:飛永宗治
(文責:岩田 充史)
主催:誠愛リハビリテーション病院研修会

平成22年10月09日-10月11日

脳性まひを伴った子どもへのボバース・アプローチ小児インフォメーション講習会

「脳性まひを伴った子どもへのボバース・アプローチ小児インフォメーション講習会」が開催されました。
森之宮病院 リハビリテーション部 部長永島智里先生(理学療法士)をお招きして、第二回「脳性まひを伴った子どもへのボバース・アプローチ 小児インフォメーション講習会」を開催しました。26名の受講生が参加し、講義・実技・3症例のデモンストレーションが行われました。

脳性まひを伴った子どもへのボバース・アプローチ小児インフォメーション講習会

講義では、脳性まひ児に対して評価や治療の考え方をボバース概念や正常発達を踏まえてタイプ別に解りやすく解説して戴きました。胎児期の正常発達に関する説明ののち最近増えている満期産でない子ども達が、胎内でどのような動きを未学習で生まれてきているのか、また出生後どのような外的刺激があり障害児がどのような発達の偏位を示していくのか、など詳しい解説がありました。デモンストレーションでは当院に外来通院中の子どもさん3名にご協力戴き、講義の内容を受けたタイプ別の評価と治療の展開を実際に見せていただきました。さらには、その中の一症例に対し「現在生じている問題点に対し環境からどのように関わっていくのか」というテーマでミニワークショップを行いました。受講生それぞれが意見を出し合い有意義な時間になったのではないかと思います。また今年の実技練習は、デモンストレーションの中からポイントとなった課題について個々に時間を設け受講生同士がペアになり実技が行われました。セラピスト同士の実技練習でしたが、各個人によって反応が異なることを受講生一人一人が体験できました。大変内容の濃い充実した講習会でした。 最後に講習会に快くご協力戴いた患者さんそしてご家族の皆様ありがとうございました。

主催:誠愛リハビリテーション研修会 理学療法士 久家 臣

平成22年8月28日-8月29日

呼吸研修会

今年も札幌医科大学保健医療学部理学療法課 准教授の石川朗先生をお招きし、呼吸研修会を開催いたしました。今年で6回目となる本研修会には、理学療法士はもちろんのこと、作業療法士、言語聴覚士、また、特別支援学校の教師の方々を含め、外部より44名、内部より16名の受講生が参加し、講義・実技を行いました。講義では基礎的な呼吸理学療法の知識から、慢性呼吸不全患者さんへの日常生活動作指導、栄養管理、疾患別の対応、また、最近の呼吸リハビリテーションの動向までを含めた、幅広い内容をご講義いただきました。

脳卒中片麻痺患者の評価と治療

石川先生のこれまでの幅広い経験を交えながら、非常に理解しやすい内容でした。実技では、石川先生に加え、長崎呼吸器リハビリクリニックの北川知佳先生、田上病院の田中貴子先生が、基礎的な呼吸理学療法の評価、呼吸介助法に加え、術後の呼吸管理や、呼吸介助手技の応用を指導されました。受講生からの質問も多く、活発な実技練習になりました。今年は、特に評価に重点を置き、まずは肺と胸郭の位置関係をより理解しやすいように受講生の体表に肋骨や肺の位置をマジックで描き、それを元に、視診、触診、打診、聴診などを講義の間に実技を挟みながら行っていただきました。体表に肺などの位置を書くことで、評価や呼吸介助の際に視覚的にもイメージしやすく、知識と実践とを結び付けやすい研修会になりました。

理学療法課 中山美世

平成22年8月20日-8月22日

動作分析実習セミナー

平成22年8月20日〜22日の3日間にわたり、新潟医療福祉大学教授江原義弘先生、国際医療福祉大学大学院教授山本澄子先生、同じく国際医療福祉大学講師勝平純司先生をお招きして、動作分析実習セミナーを開催しました。
受講生は外部から27名、内部から3名で、医師・理学療法士・作業療法士・義肢装具士・エンジニアと多職種の方が参加されました。
初日は動作分析に必要な重心・床反力・関節モーメントなどの基礎知識について講義があり、残りの2日間は6班に分かれて起立動作や歩行、歩き始め、階段昇降の各動作の力学的動作を分析し、その力学的特長をパワーポイントにまとめて発表を行いました。発表を通して活発な意見交換を行う事ができ、日ごろの臨床で重要視される基本的動作を力学的側面から学びました。

脳卒中片麻痺患者の評価と治療

理学療法課 田邉紗織

平成22年7月24日-7月25日

上肢・手研修会

平成22年7月24日(土)〜7月25日(日)に当院リハビリテーション部 林克樹副院長、作業療法課 吉田政史を講師として『脳卒中片麻痺患者の上肢・手の評価と治療研修会』を開催し、外部より67名、内部より18名の受講生が参加されました。
本研修会では、上肢機能と脳生理、乳児の運動発達、到達運動、麻痺側手の管理をテーマとした講義に加え、上肢・手の治療における基本的徒手的介入や物品操作の実技練習が行われました。
治療紹介と実技練習では、実際の治療場面の映像を用いた紹介と、それに基づいた解説から実技を行い、積み木やコップ・お椀の把持や、おはじき・ビーズを用いたつまみ動作といった物品操作時のセラピストの具体的介入方法を練習していきました。
外部受講生からは治療場面や使用物品に関する質問も出され、とても充実した研修会となりました。

上肢・手研修会

作業療法士 吉田 久美香

平成22年6月5日-6月6日

脳卒中片麻痺患者の評価と治療

平成22年6月5日〜6日の2日間に渡って当院リハビリテーション部次長花田美穂、副院長林克樹、部長渕雅子、係長山下早百合を講師とした研修会を開催しました。講義はボバースコンセプトにおける成人片麻痺患者の治療概念を中心とした内容で行われ、実技は基本動作、上肢活動、 日常生活活動の中でのハンドリングや、セラピストがどのように介入していく必要があるのか等、実技指導者のもと行なわれました。受講生もセラピストとしての視点だけではなく、患者側の立場になってハンドリングされることで、セラピストの介入方法の重要性を学ぶことが出来たようです。毎年多数の参加希望があり、今回は外部より65名、内部より17名の受講生が参加しましたが、若手の理学療法士や作業療法士の参加が多く、熱気にあふれ充実した研修会となりました。

脳卒中片麻痺患者の評価と治療

理学療法士 宝 由里子

平成22年5月22日-5月23日

高次脳機能研修会

平成22年5月22日(土)〜5月23日(日)に、当院のリハビリテーション部部長渕雅子と作業療法課係長木下美智子と作業療法士久保拓哉を講師として、「高次脳機能研修会」を開催致しました。外部より68名、内部より23名の受講生が参加されました。
本研修会では高次脳機能障害についての概要とそれぞれの障害に対する評価やその解釈の仕方、治療介入について講義が行なわれました。ビデオケースを通してのワークショップでは各グループで活発なディスカッションがされており、内容の濃いものとなりました。
実技は、身体図式をテーマした内容で、受講生からも多数の質問等があり、とても充実した研修会を行なうことができました。

高次脳機能研修会

作業療法士  沢田大明