当院のチームリハビリテーション

チームを構成するスペシャリスト

各専門分野における経験豊富なスタッフが在籍しており、リハビリテーションの質を高めるために継続的な教育や研修を行っています。さらに、最新のリハビリ機器や技術を導入し、患者さんの症状に合わせたカスタマイズされたリハビリを提供します。チームのスムーズな連携と包括的なケアにより、患者様が安心して治療に専念できる環境を整えています。

医師

当院の医師は、リハビリテーション医療については言うまでもなく、よくある急性合併症（肺炎、尿路感染症、急性心不全、急性肝障害、脳卒中再発など）や慢性併存疾患（高血圧、糖尿病、慢性閉塞性肺疾患、慢性腎臓病、慢性心不全、認知症など）にも対応できるトレーニングを積んでいます。そのため、“持病の治療”は入院中も継続することができますし、入院中に発症した新たな病気にもしっかり対応することができます。必要と認めた場合は、専門医のいる基幹病院に迅速に紹介しますので、安心してリハビリテーションに励んでいただくことができます。

専門看護師

看護師として5年以上の実践経験を持ち、看護系の大学院を修了した後に、専門看護師認定審査に合格することで取得できる資格です。専門看護師は、ある特定の専門看護分野において卓越した看護実践能力を有することを認められた者をいいます。 当院では、脳卒中看護を専門領域とする慢性疾患看護専門看護師が2名在籍しています。

専門・認定療法士

専門理学療法士とは、理学療法士の特定の分野で高い専門知識を習得した資格で、理学療法のスペシャリストとも呼ばれます。当院では、運動器理学療法と神経理学療法の専門理学療法士が在籍しています。骨折や脳卒中の理学療法において専門的に特化した知識を活用し理学療法の質の向上に取り組んでいます。
認定理学療法士とは、専門性を高め、質の高い理学療法を提供できる療法士です。当院では脳卒中認定理学療法士が在籍し、臨床において質の高い理学療法が提供できるよう努めています。
認定言語聴覚士とは、高度な知識と熟練した技術を用いて、高水準の言語聴覚療法が提供できる療法士です。当院には失語・高次脳機能障害分野の認定言語聴覚士が言語聴覚療法の質を向上させ提供しています。
日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士は、専門性の高い摂食嚥下リハビリテーションに関する知識や技能を有します。当院でも摂食嚥下機能に対し専門性の高い介入が出来るよう積極的に活動しています。

薬剤師

入院から退院まで患者さんに安全かつ効果的な薬を届けられるよう、日々業務に励んでいます。
患者さんそれぞれに応じた薬物の適正量のチェック、薬効または副作用の評価、薬の多剤併用（ポリファーマシー）の適正化などについて取り組んでいます。また患者さんが安心して薬を服用出来るよう服薬指導を行っています。様々な薬学の認定資格を持つ薬剤師が在籍し、多職種連携しながら患者さんのリハビリテーションを「薬」を通して支えます。

医療ソーシャルワーカー

労働者である患者さんと医療と職場の橋渡しができるようサポートする両立支援コーディネーター3名、 脳卒中患者の相談支援を行う「脳卒中相談窓口」の構成員になりうる資格を持つ医療従事者である脳卒中療養相談士1名が在籍しています。

管理栄養士

各病棟に1名ずつ、管理栄養士4名が在籍しています。 リハビリテーションの過程で、身体の機能の回復だけでなく、栄養状態の改善も大切です。疾病の状態・栄養状態に応じた栄養管理を行っています。
食欲不振や嚥下障害（飲み込みにくさ）などの症状がある場合には、食事形態や食べやすさを考慮した食事を提供します。
再発予防や基礎疾患に対応できる食事を提供するとともに患者さん・ご家族への栄養食事相談を行います。
リハビリテーションと栄養管理を連携し、早期回復を目指します。管理栄養士は医師・看護師・リハビリスタッフなど多職種と連携し、回復を栄養面から支援します。