お知らせ
雲のように
2008.05.12 [ 井林院長MonthlyTale ]
080512 5 月朝礼訓示 #2
Golden Week も過ぎ去り、連日の五月晴れです、、、こちらに赴任して1ヵ月が経ちましたが、まだまだ誠愛病院のシステムに不慣れですし、積み残しの仕事などが思いの外たまっており、なかなか皆さんと直接お話し出来ずにおり失礼しています。
私の恩師は昔から、FILO (First In, Last Out の頭文字)を実践され、若かった我々の LIFO (Last In, First Out)生活を黙って見過していらっしゃいましたが、今から考えますと大変申し訳なく、恥ずかしい気持ちになります。同時に、医局員に対し5S「整理、整頓、清掃、清潔、躾」をシッカリ叩き込んで下さいました、、、不肖の弟子で、なかなか会得出来ず終いでしたが。
医局の廊下に着任早々、在院/離院(白/赤)の名札版を掲げさせていただきました。当院に赴任後この1ヵ月間は、新しい職場とポジションに早く慣れたい一心で、ちょっと無理して FILO 生活を送って参りました。大学病院勤務時代よりも朝がさらに早いので、午後など時には眠たくもなりますが、毎朝の愛犬の散歩が早く済んで可能な日はなるべく続けて行けたらと考えています。
さて、大型連休も瞬く間に過ぎ、仕事も再開し何やら憂鬱な気分になる「五月(皐月)病」、、、皆さんご存知のごとく「四月に入った新人社員などに、1ヵ月を経た五月頃に襲いかかる、新環境に対する不適応病状の総称」のことです(大辞林)。英語では、new employee apathy、freshman apathyなどと呼称され、春という季節に憂鬱になるという意味ではspring feverという言葉もあるそうです。こんな五月病の予防・解決のための気分の持ちようとしては、、、
頑張り過ぎず、自分の思うまま地を出して、他人は他人/自分は自分という基軸を持って生きることがとても大事な気がしています。
“雲のように高く、雲のように白く、雲のようにとらわれず”昔から好きな言葉の一つです。新米院長として、気負わず自然体で頑張って参りますので、これからもどうぞご協力のほど宜敷くお願い致します。