福岡県大野城市にある回復期リハビリテーションに特化したリハビリテーション専門病院

誠愛リハビリテーション病院

   

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夢見て行い考えて祈る

2008.11.10 [ 井林院長MonthlyTale ]

081110 11月朝礼訓示 #8

先月末には5年振りの病院機能評価(Ver 5)の受審を終了し、まずはホッとしているところです。丁度その1週間前に、新たな管理部長をお迎えしたばかりでしたが、従来のスタッフそして全職員の協力のもと、手探り乍らも一丸となり正直かつ真摯な姿勢で当病院の現状を審査して戴きました。近々、数箇所についての改善が求められますので、これらをclearした上で年明けには2度目の合格証書が授与されると嬉しいのですが、、、(最近では、積極的に受審しない病院も結構あると伺ってますが、そう言えば九州大学病院ですら昨年度が初審でした)。
さて、昨今の医師不足は深刻で、来春から医学部定員枠が693名増員されます。同時に臨床研修指定病院の研修指導体制の機能評価が始まるそうで、研修システムの内容充実にかける時間とお金が、国の決めた別の新機構に操られる感も否めず、ちょっと複雑な心境です。確かに、自己評価と第三者評価とは必ずしも一致しないことが少なくなく、かかるチェック機構はある程度はどうしても必要かなと私も思います。病院職員の人事に関しても、機能評価の規定にもあったように、今後は人事考課を毎年行わねばなりません。指導体勢や人事の最終評価を下す代表者(大学では教授、病院では理事長/院長)も仕事がさらに増えてしまいます。
今月下旬は、アジアの玄関口である博多において隔年両国で交代開催の第4回日韓合同脳卒中カンファランスが開催され、私も組織委員の一人として微力乍らお手伝いする予定です。毎回、本邦に比べ韓国からの演題数の方が多く、英語での発表も彼らの方が堪能ですので、いつも私も悔しく恥ずかしい思いをしています。最近、米国では新大統領に民主党のオバマ氏が選出されましたが、パラダイス鎖国だとか小切手外交国などといった日本に対する揶揄表現を耳にするにつけ、国際的な場で自由自在に自信を持って相手と debate する力が不足気味の我国の教育/風習に多少なりとも不安を禁じ得ません。保守的な生活や奥ゆかしさなど日本人独特の良さも勿論好きですが、今のような international な時代においては、下記の三大理想を抱いた人材を多く育成するよう、長のつく立場としては心すべきことではないかと、高校時代の教えを紐解いては反芻かつ反省した次第です。

  1. 東西文化融合のわが民族理想を遂行し得べき人物
  2. 世界に雄飛するにたえる人物
  3. 自ら調べ自ら考える力ある人物 —- “Change! Yes, we can!”

追伸訂正)先月訓示の、青空と夢想に気がつかれた方へ:英語でたまたま blue skyと blue-sky が同じスペリングだったので掛詞にしてみましたが、九大/阪大医学部教授(故 山村雄一先生)のお言葉の「夢見て行い考えて祈る」的な想いで用いました —- 決して叶わない夢と negative に考えている訳ではないのです。

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