お知らせ
素直/好奇心/根性
2009.01.05 [ 井林院長MonthlyTale ]
090105 1月朝礼訓示 #0901 (今回から 2009 年 1 月との標記としました)
恭賀新年!– 2009年、平成21年(昭和で言えば 昭和84年)、己丑年
皆様、明けましておめでとうございます。ところで、新年が明けることは其程 までに目出度いことなのでしょうか。日本の伝統的な習慣では、大晦日に大祓いで一年の締めくくりを行い、お正月には気分新たに、玄関に門松を立て扉に注連飾りを掲げ、床の間には鏡餅やお神酒を供え、元日早々神社に初詣に出掛け、心を清め一年の計を唱え各人各様の願い事(神様との約束)をします。これら一連の正月行事を、心身健康の状態で家庭に大きな災いもなくできることは幸せなことで実に目出度いことなのです。正月明けの職場で遠慮がちに小さな声で挨拶をされる方々、、、こんな厳しい世の中(仕事ではストレスに潰されそうになりながらも、また家族たちはとっても優しくこの上なく凄~く幸せ、、、とまでは行かないまでも)、すなわち百年に一度の不況の中を、何とか元気に一年間乗り切ってこられたのですから、堂々と新年を祝って良いのだと思います。天皇ご一家も元日、平成21年の新春をお元気なお姿でお迎えでした。陛下にとり今年は即位20周年、皇后様との御成婚50周年(金婚式)の節目の年でもあります。新年に当たり「皇后と共に、これからも国と国民のために尽くしていきたい」との御感想を宣われましたが、短い乍らも実に感動的な御言葉でした。景況悪化についても言及なされ、「国民一人一人のきずなを大切に、お互い助け合うことによって、困難を乗り越えるよう希望します」と記されました。
翻って、我々医療従事者一同は病院や患者さん方のことを常に念頭に置き、チームワークの絆をしっかり結び、高齢者に厳しく決して優しいとは言えない今時の医療現場の高波(津波?)をいくつも超えて行かねばなりません。その為には、数年後を見据えた中期•長期計画を立てて、病院全体が目指し進むべき道を幹部自らが先頭に立って切り開き、確固たる目標と理念を掲げ軸振れせずに邁進するしかありません。最終的な勝ち負けの結果も重要でしょうが、そこに至る道程と言いますか考え方がより大切なのだと思っております。亡父や九大恩師、先輩方から常々教わってきた「素直さ、好奇心、そして根性」の3要素を見失わないよう、職員団結して良い病院に改造して行こうではありませんか。
正月早々、まるで真面目腐ったSprechchorみたいになってしまいましたが、 小野山理事長が新年のご挨拶でも仰ったように、皆さんが具体的な目標を立て、それを実現すべく一歩一歩努力しながら、チームの一員として協力しあって、誠愛リハビリテーション病院をより良い病院に変革して行かねばなりません。 Step by step, one goes far! さぁーて、今年もどうぞ宜敷くお願い致します。お年玉:ウィーン音楽堂から新年のコンサートです ☞ http://www.jacquielawson.com/preview.asp?cont=1&hdn=0&pv=3148566