お知らせ
報連相と垣根越え
2010.09.06 [ 井林院長MonthlyTale ]
100906 9月朝礼訓示 #1009
今年の我が国の平均寿命がまた延びました:男性は、何故かカタール、香港、アイスランド、スイスに続き第5位、女性は4半世紀トップに君臨しています。一方で、戸籍上のみの超高齢者が続出しているようです(長崎壱岐では200歳の方が除籍されていなかったとか)、、、因に平均寿命は定期的な国勢調査で計算されており、今回は男性の98、女性の103歳以上は寿命推計の計算に入っていないそうですので、御心配なく。今年の酷暑は夜間の熱中症で亡くなる高齢者も少なくないので、来年あたりは寿命が少し短くなるかも知れませんが、、、。
先週職員の皆さん全員から、今年度の年間計画と目標、前半期を終えた時点の反省点、今後改善すべき建設的な意見等について、院長宛の親展アンケートに記載戴き(9/3〆切)、この土日2日間で約400人分の書面を読ませてもらいました。近々、自分なりに、皆さんの要望や意見を項目別に纏め直して、まずは患者さんに役立つものから中心に、少しずつではありますが前向きに改善して行ければと、最近少し弛んだ精神を奮い立たせ再びやる気を出しています。
同じことに慣れてしまって、惰性で毎日routineを繰り返し消化するだけで、変革することに臆病になり忘却してしまっていては、病院としても決して将来の発展性はないでしょうし、職員も時間に追われ働くだけではmotivationも上がらず、決して楽しくない筈です。先ずは各部署の中で、たまには食事や飲み会でも開いて、愚痴や粗探しばかりでなく皆で共有できそうな前向きな意見やアイディアを出し合い、もっと報連相を当たり前に風通しを良くする工夫が必要と思います。全体的にみれば、部署内あるいは多部署間の垣根を低くして、自由な発想で患者さん達が少しでも快適に過ごされ、同時に有効な医療、リハ、看護,福祉、サービスを受けられ、同時に職員の皆さんもやり甲斐をもっと感じられる環境を整えて行きたいと考えます。各部署内でのリーダーの見直しに加えて、不平等の撤廃、挨拶励行と明るく元気に声かけしフットワーク良く働ける環境作りなど、智恵を出し合って各自が自覚を持って真剣に考え直す時期に来ているのでしょう。
偉そうなMonthly Taleでしたが、早速電子カルテのバージョンアップの作業を今週9/8から開始します。この数年間気にして来た課題でしたが、やっと部分的にしろ実現します。何もかも一度には変わりませんが、期待して下さい。