お知らせ
病院忘年会での授賞式
2011.01.01 [ 井林院長MonthlyTale ]
100101 1月朝礼訓示 #1101
西暦 2011 年、平成 23 年(昭和ならば 86 年:卯年)、新年明けましておめでとうございます。大変寒い年明けとなりましたが、皆さん大晦日〜お正月は如何でしたでしょうか?本来ならば、新年の抱負を熱く語るべき時と立場なのでしょうが、年明け早々まだ十分準備ができておりませんし、新年訓示を述べる予定の今月最初の月曜日は 1/17 の中旬です。そこで2週間前の病院職員全員による大忘年会のことを思い出し乍ら、その際の院長挨拶で申したこと、あるいは皆様との会話の中で感じたことを、この元旦の朝にまとめさせて戴きます。
旧年中は、理事長はじめ、職員全員が御陰さまで大過なく平穏無事に過ごせたことが、一番良かったことではないかと改めて皆さんに感謝致す次第です。7月から、脳外科 Dr を中心に一部モデル病棟での「朝早くから夜遅くまでの Flex リハビリ勤務」を開始したことや、多職種病棟カンファランス形態を free discussion 風に変えたことなども、思いのほか患者さんや職員間での反響と評判は上々だったように思います。それ以上に、新システム導入後わずか半年で日常生活機能評価や FIM 改善度など客観的点数の向上に繋がったことから、こんなに良いシステムなら直ちに他の病棟にも普及させようと、迷うことなく師走初日から3つの回復期病棟全体に本 Flex システムを応用開始したのです。セラピストの s/he の皆さんにはプロとしてのリハビリ技術指導以外に、それまで看護師や看護助手の主たる仕事であった朝晩の feeding やトイレ介助まで、時間を割いて行なって戴きました(一部不満の意見も出るであろうことは重々承知しておりましたが、数カ月という短い回復期病棟入院期間内に、退院後の元通りの生活に少しでも近く、出来るだけ早く戻れるよう全職種で協力し手助けして差し上げることが、第一義と考えています:自分が倒れたら、そうして欲しいですから、、、)。
さて、昨年1年間の間には、いくつか訴訟紛いのケースもないではありませんでしたが、、、実のところ余り気にしていません。確たる根拠はありませんが、先生方含め各部署なりに皆さん真摯に一生懸命なさっておられるからです。と同時に、だからこそ我々も毅然とした態度で、患者や家族の皆様に誠実に向き合って、こちらの考えも十分に分かって戴くよう不断の努力を怠っては行けないと感じています。医療従事者や病院という存在は常に聖職的な色眼鏡で見られ、こちらもややもすれば弱腰な態度になりがちですが、それは時と場合によっては決して正しくないと思うのであります。我々も一人一人は弱い人間であり、患者さんやご家族と同様に、日々自分の健康や家人を含めた種々な心配事で一喜一憂し乍ら、出来るだけこれらを顔に出さないよう気に留め乍ら、プロ意識で毎日頑張ろうとしているのです。
この病院に赴任してから2年半ズーッと気に掛け、そして暖めてきたことを、遂に昨年末 12/22 の病院全体の Xmas/忘年会で披露させて戴きました。普段から仕事の内容や濃さは別として(失礼!?)、立場上の肩書きで注目されやすいスタッフの方々は、誰からみても学会/研究会での発表やその業績により一定の評価が決まっており、それほどの意外性や感激度が今一つも二つも足らないと考えておりました。それより、決して目立たないのだけれど、枝が鳥を選ばないように、何処でも誰に対しても手を抜かずいつも同じ態度姿勢で、患者さんや我々のために日々「縁の下の力持ち」として頑張り支え続けて下さっている職員を、常勤・非常勤を問わず、年に1回でも良いから是非表彰したいと心の中で思っていたのです。早速、忘年会の前日に各部署の責任者に密かに電話し、他言無用で上司として少しの時間を悩んでもらい(ある意味、上司自身の評価になったかも知れません)、数居る職員の中から部署ごとに敢えてお一人だけを選んで戴くことで、栄えある第1回表彰式を行い得たのでした(下記に詳細を掲載)。
さて今年 2011 年には、医局とリハ部から当院のみの original data が初めて国際学会において、しかも若手により発表されます。国立大学・施設や総合病院では、優秀なスタッフや potential の高い職員が大勢いらっしゃるので、日常的に至極当たり前のことかも知れませんが、誠愛リハビリテーション病院にしてみれば未経験の出来事ですので、個人的にも凄く興奮し楽しみにしています。所用と重なり自分が同行できないのは残念ですが、お世話戴いた皆さんに感謝し、期待と不安が交錯するなか満更でもない気分です。今年も他人の真似事で終わらないよう、常に新たなアイディアとパフォーマンスで患者さん、職員そして病院のために時間を無駄にしないよう、努力を惜しまず FILO(first in, last out)の精神で自分達を律して参りたく存じます。こんな『有言実行』を明言し格好ばかり付けて、自分はまだまだ未熟者で“青い”とは分かっておりますが、、、皆様、どうか異方向に脱線せぬよう、変わらぬご指導ご鞭撻ご忠告を病院全体に対しても、よろしくお願い申し上げます。 “ A Very Happy New Year to All of You 2011! ”
第1回受賞者の方々の所属部署・氏名と受賞名、受賞の理由など
● 介護老人保健施設 カトレア by 岩瀬 施設長
「たくさん汗をかきましたで賞」
介護老人保健施設カトレア 介護課介護助手 末次美奈子さん — あなたは、介護業務の中でも最も大変な入浴介助を毎日汗だくでして下さいました。あなたなしでは入浴サービスは回りません。カトレアの元ご利用者様でいらした母上様のご自慢のお嫁さんです。縁の下の力持ち賞に値しますので、ここに表彰します。
● リハビリ部 by 林 副院長
「誠愛タイムズ(当院の定期刊行冊子)の蔭の力で賞」
リハビリテーション部 理学療法課 助手 薙野晴美さん — あなたは、物理療法助手として勤務する傍ら、あまり目立たない仕事ですが、定期発行される「誠愛Times」の表紙作成に尽力下さいました。縁の下の力持ち賞に値しますので、ここに表彰します。
● 看護部 by 金山 副院長
「朝早くから患者さんに優しく親切に接していたで賞」
看護部2病棟 看護助手 松尾トシエさん — あなたは、朝の6時から10時まで約7年間働いて下さっています。患者さんにとても優しく、親切で、働き者で、気が利いて、気付いたことをスタッフにお知らせ下さるため、周囲の信頼も厚くなくてはならない存在です。縁の下の力持ち賞に値しますので、ここに表彰します。
● 管理部1 by 今村 管理部部長
「元気一杯の笑顔が弾けてるで賞」
管理部 総務課 フロアサービス係 田淵真澄さん — あなたは、はじける笑顔と温かい対応で、外来/入院患者さんやご家族の気持ちを和ませ、当院のイメージアップにいつも無償で全力投球して下さっています。縁の下の力持ち賞に値しますので、ここに表彰します。
● 管理部2 by 今村 管理部部長
「安全運転で皆さん安心で賞」
管理部 総務課 送迎係 川尻一男さん — あなたは、雨の日も風の日も、雪の日も台風の日も、事故のないよう細心の注意を払い、常に安全運転で患者さんの送迎を行なって下さいます。縁の下の力持ち賞に値しますので、ここに表彰します。
●特別枠 by 井林 (院長)
「いつも綺麗にしてますで賞」
管理部 総務課 清掃係 職員ご一同さま — みなさんは、日々早朝から夜遅くまで、トイレを含む院内の隅々の清掃を丁寧にして下さいます。所々に小さな花まで添えて戴きどうも有り難うございます。縁の下の力持ち賞に値しますので、ここに表彰します。
● 医局 by 小野山 理事長
「何時もリハ診、ご苦労様で賞」
医局 非常勤医師 リハ診察医 中野武次さん — あなたは、当病院の最年長Doctorとして、いつまでも気力・体力・知力を温存され、お元気に診療を支えて下さっています。縁の下の力持ち賞に値しますので、ここに表彰します。
平成22年12月22日 医療法人社団 三光会 Xmas/忘年会にて表彰 院長 井林 雪郎