お知らせ
海の蜃気楼
2011.12.05 [ 井林院長MonthlyTale ]
111205 12月朝礼訓示 #1112
今月はいよいよ師走、、、去年のクリスマスからこんなに早く1年が巡って来るとは実に驚きですが、そう感じるのは自分だけではないように思います。忘れることの出来ない 311 とその後も一向に解決の糸口の見えない福島原発事故の影響と言っても良いのかも知れません「。想定外だから仕方なし」と簡単には片付けられない事項が余りにも多い1年ではありました。
さて、先週末は佐賀県と長崎県の県境に位置し、伊万里に向う途中から赤い福島大橋を渡り、半島化した一島一町の福島町まで足を伸ばしました。九十九島を思わせる人口3,000人余りの風光明媚な島で、エビやフグの養殖、夕日と棚田で有名な町でした。福岡市内から車で1時間半あれば行ける近い島なのですが、一方でそこは今話題の玄海原発の10km圏内でもありました。
ちょうど、写真右にあるような小型船に乗って北側の鷹島の最北端まで貸し切り玄海クルージングを楽しませて戴きました。この鷹島沖の海底には、13 世紀の元寇の沈没船がほぼ原形をとどめた形で埋まっていることが、先々月 10/20 に発見されたばかりです。この海域では、これまでにも元寇船のものとみられる船の木材や武器などが引き揚げられてきましたが、船体の構造を保った状態で確認されたのは今回が初めてだそうです ( http://www.youtube.com/watch?v=iNZ_h-QBiOc )。何やらロマンを感じながら、ふと西方向の島と陸の海上に目をやると、生まれて初めて海に 浮かぶ蜃気楼を見つけることができました。冬の海の彼方に千載一遇の mirage of warter が見られるなんて、、、蜃気楼とは極暑の乾燥した砂漠でしか見れない現象だという、詰まらぬ固定概念/常識が邪魔していることに気付かされました。自分にとっては、正に想定外の風景でした
(“決めつけ”は予想外の事項を増やすことに繋がりますので、気をつけたいと思います)。
さて、クリスマスが近づき、英国仕立ての懐かしい Youtube のアニメーションを探し当てました(The Snowman 1982)。美しい曲 Walking in the Air とともに是非一度お楽しみ下さい。
海の蜃気楼:遠くの島々や一部には灯台らしき影が、海の
水平線上の空中に浮いているのがわかりますでしょうか? それこそ walking in the air という訳には生きませんが、、、。
http://www.youtube.com/watch?v=Km97bBm_e24&feature=related
また、恒例の NORAD のサンタ追跡もご覧下さい。来週は仙台に参りますが、東北地方の皆さんもどうか佳年をお迎え下さいますように!来年もよろしくお願い致します。
http://www.noradsanta.org/ja/