お知らせ
5月の連休と想定外
2012.05.07 [ 井林院長MonthlyTale ]
120507 5月朝礼訓示 #1205 —
今月の最終週は、脳卒中週間&禁煙週間です!
今年の薫風緑樹の大型連休は皆さん如何お過しでしたか?世間には9連休のヒトもおられたようですが、我々医療従事者は途中平日を2日挟んでの飛び石連休でした。博多Zondag港祭りも2日間で約210万人の人出だった由、天気もまずまずといったところでした。
昨年の今頃は、フェルメールの絵画を観たり、キューケンホフのチューリップ園を訪れたりと、何やら贅沢な連休でしたが、今年は仮住まいの拙宅で犬達と大人しくお留守番の連休でした。同級生との会食や家内親友宅でのHome Warming Party以外は然したる予定もなかったので、暇に任せて始めたFacebook上の友達の楽しそうな写真を眺めたり、犬の散歩がてら久々に愛宕人工浜や小戸公園まで足を伸ばして日陰で読書したり、歩いて直ぐの所にある朝市に出掛けては変わった種類の魚を観察したり、実にのんびりとリラックスして過ごしました。
楽しい出来事が多い中、このGolden Week中には悲しい事故や予期せぬ自然現象も起こりまし た。長距離格安バスツアーの未明の大惨事、白馬岳登山の北九州の医師らを含む遭難劇、住宅 近くでのBBQから発した山火事、川や海での水難事故、北関東での突然の雹やつくば市に発生した強度F2レベルの竜巻などなど、本当にニュースには事欠きませんでした。いずれも、運転手の居眠り運転と防音壁、ベテラン登山家の軽装備とこの時期の山の悪天候(吹雪)、火のついた肉と投げ入れられた雑木林、落ちた凧や流れたサンダルを拾う行為と川海の自然の脅威、といった一寸考えれば防ぎえた不注意事故でしたが、数センチもある特大雹の襲撃や突然の竜巻発生をもたらしたスーパーセル(積乱雲)などは一般素人には予測がつかなかったかも知れません。カーナビ、携帯電話、簡易な屋外BBQセット、安易に設けられた自然との境界線などは、それぞれ便利で安全なToolとして使われていますが、とくに常態でない場合には、人間の力を過信し自然を侮ってはいけないという教訓の繰り返しでした“。自然の脅威は想定外”とは言うものの、所詮我々は自分の人生すら先が読めない訳であり、全て想定外の環境下に生活しているくらいに考えて生きる方が正しいように思っています。そのためには自分の事は自分の責任で考え解決し、無駄を省き、心も体もスリムに生きるというスタンスが難しいですが重要な気がします。
想定外の自然の脅威とまでは行きませんが、今月末5/21の朝には南九州を中心に金環日蝕が観察できます、、、早速、観察用眼鏡を準備しましたが、当日の朝は何とか晴れて欲しいと祈っています。2009年7月のトカラ列島での皆既日蝕を思い出し乍ら、今回も福岡では部分日蝕が観察されるようです。次回の日本での金環日蝕は2030年6月1日(北海道)ですので、自分にとっては今回がラストチャンスだろうと想定しております。日蝕の説明は以下を参照下さい。
http://www.youtube.com/watch?v=MZHpKc6Q6KU