121105 １１月朝礼訓示 #1211

先月約40年振りに東京で再会した男子高校時代の友人が、11/3〜4の連休に態々福岡まで遊びにきてくれたので、夜遅くまで２人で旧交を温め、翌日曜日には唐津までドライブに繰り出しました。観光に関しては殆ど無計画のまま、 8:00にホテルに迎えたのち唐津呼子周辺観光ルートから半日デートコース(?)をカーナビ画面で選択：都市高速に乗り、まずは虹ノ松原や唐津城でも案内した後、呼子辺りでイカの刺身やシュウマイでも御馳走しようと考えたのです。
それこそ医学生の頃に今の家内とホントのデートで訪れた唐津城まで1時間弱：城下前広場の駐車場でパンフレットを配るオバさんに聞けば、その日は折しも「唐津くんち」の最終日、、、 10:00過ぎからちょうど曳山が始まるとのこと。まさにgood timingということで、先ずは天守閣に登り360度のパノラマを眺めたあと、市内まで歩いて中町通りに出たところで、多くの法被姿の地元若者が威勢良いかけ声とともに山を転がして走ってくるではありませんか。合計14の愛嬌ある曳山を間近で見学することと相成り、たまたま目抜き通りを挟んで良い煙の匂いのする鰻屋さん(明治時代創業の登録有形文化財)に吸い寄せられ、実に美味な棚田米の鰻丼と肝吸いを堪能しました。☞ http://www.youtube.com/watch?v=scsGW-iaTKQ&feature=youtu.be
「あっ、そうなの、良かったね」といった他愛無い無計画の上記話はともかく、先月末には 150余名おられるリハ部セラピストの皆さんに、1週間の〆切で臨床教育研究報告書を書いてそれこそ親展で提出して戴きました。ご自身の経歴や所属学会、ここ数年の院内発表を含む業績やそれに対する反省、将来に向けての計画等について、年に1回ですが報告書に書き留め纏めてもらうことは、何やら監視されてるようで嫌だと感じる方もいたかもしれませんね。そうだとすれば申し訳なかったですが、実は自分が一番興味あり知りたかったのは、将来の夢や希望、病院に対しての建設的な意見等を自由に書き込める広めの欄の記述部分だったのです。日本人は遠慮深い国民性だからなのでしょうか、大半は空欄になっていたのがとても気になり残念でしたが、一部の方々からは「それはご尤も！」と思えるご意見を幾つか頂戴しました。報告書〆切当日、全てに目を通し早速院内メイルで自分の意見をお返ししました(下記)。一歩一歩、改善しながら前に進んで行きたいと考えています。皆さんが、日頃から自省しつつ計画を練り直し、目標に向って近づき一つ一つクリアして行く姿勢は今後も大変重要なことと考えます。

○福利厚生、時間外手当（早出遅出休日）の充実化を！
—経営のトップ理事長に伝えます。

○朝礼は何のためにやるのか？
—皆で顔を合わせ、1週間宜しくという日本にしかない伝統の習慣行事ですが、現在日本企業の９３％が行っているそうです、、、見直しますが、自分は一見不要に思えることも必要に感じている一人です。平気で休む職員もいる中で、小さなお子さんを抱えながら努力して毎週月曜日に参加される方々はエライと感心し、かつホっとしています（将来の子供さん方にもきっと良いことがありますよ）。

○研究報告書の意味は？
—定期的に自分を見直し、計画を立て前進して行くのに、意外に役立ちます。これからも定期的にしたいと思います。
早速、リハ部の研究部ではこれらを纏めて業績集にしたら如何ですか？メイルを通じて行えば一瞬で集まるのでしょうけど。

○学会発表や研究だけを業績と認めるのか？
—いいえ、自分はそこまで重視してません。ただ一般的に、これらが先ずはpromotionする場合の第1段階の重要参考資料になるのは間違いありません。臨床教育研究の３本柱を掲げている機関において、これら臨床研究や学会論文発表を頑張って行えるヒトは概ね向上心があり、何をやっても必ずあるレベルまでには達します、、、あと＋αとして、周囲とのコミュニケーション能力や性格的なものが伴えばバッチリでしょう。ですからこの２−３年、院内発表会すら殆ど業績のない方々は、これからでも定期的に自省し、是非頑張って積極的に仕事を発信して行って欲しいと思います。例え、中堅クラス以上の立場のスタッフでも全く同様です—臨床が出来るヒトは研究も出来る場合が少なくありません。

○他見されるのではないか？
—誰がどう言っているという形では絶対に他見しません（報告書に明言した通りです）、、、然し乍ら、複数の共通した部分などは、上記のごとく全体としてお話しすることはあります。

以上、先のメイルに認(したた)めた通り、時間が出来たら直接皆さんと個人的に色々と話を伺ってみたいと計画中です。
さあ Halloweenも終わり、来月はいよいよクリスマス会、忘年会と続きます—1年はあっという間です。少しでも充実した生活が送れますよう、皆さんの将来を見据えた着実な歩みに期待しています。そして、自分の良いところやアピールしたいところは Global時代に即し、是非「Show & Tell」の精神を思い出し遠慮せずに教えて下さい—研究報告書は来年も続けます。