お知らせ
去り行く人に幸せと誇りを
2012.12.03 [ 井林院長MonthlyTale ]
121203 12月朝礼訓示 #1212
アッという間の第60回目の師走を迎えます、、、年々1年の経過スピードが増しているようですが、そう感じるのは自分だけではないでしょう。人生のちょうど3/4辺りを走り乍ら、まさにトラックの final corner に差し掛かった感があります。足が縺れぬようラストスパートです。
ところで皆さんは、あと何回Xmasそして新年を迎えられか、ジックリ考えたことがありますか? Xmasプレゼント、お年玉を自分が貰う回数は意外に少なく、いつの間にか立場は逆転し、身内の子供達、そのうち孫達、そして長生き次第ですが曾孫(?)達にも散財しなければなりません。でも皆が楽しく目出度い気持ちになるので、色々趣向を凝らしプレゼントやお年玉袋を選んでしまうのでしょうね。NORAD TRACKS SANTAの世界中の良い子供達へのプレゼント配りを昨年も見逃した方々は、12/24の日本時間16:00からのサンタ追跡をご覧下さい。きっと日本も出てきますよ、、、URLは右記の通りです! ☞ http://www.noradsanta.org/ja/countdown.html
話は変わりますが、3年に1度 大規模に実施している厚生労働省の「患者調査」で、一般診療所の外来患者数が65歳以上で大幅に増えているとのこと。自分が赴任した2008年の前回調査に比べ、2011年は65歳以上で15%、75歳以上に限れば22%、全年齢でも13%増加したそうです。傷病別にみると、アルツハイマー病患者が1.5倍以上となり、高血圧、糖尿病、高脂血症など生活習慣病も大幅に増えつつあります。当院入院患者さんの平均年齢もこの数年で明らかに上昇している印象で、認知症やメタボ合併患者さんが確かに少なくないと実感します。在宅復帰率9割を目指して頑張っておりますが、ご家庭で介護なさる家族の方々も大変でしょうし、中には現実に「老々介護」、「認々介護」のケースが仕方なしに増えて来ています。かかる高齢者社会の大問題を抱えた今、年末の慌ただしいこの時期に、それこそ迷惑な衆院選挙が始まりますが、前代未聞の12政党が激戦を闘わせ、約1500人が出馬準備中との連日のニュース報道、、、いい加減「老・認候補者」の方々は若手中堅に国政を任せてみては如何かなと思ったりします。
トナカイみたいな 故 Joanne (14 歳)今年のXmasに夢で逢えるかも、、、! Merry Xmas & A Happy New Year !
今朝の月初めの全体朝礼では、4名の新入職者の紹介をしました。医局にも郷田治幸先生(H2)が非常勤で勤務されることになります。一方で残念ですが、来春には当院を去る職員もおられます。組織は常に流動的な人事の入れ替えがあってこそ、健全で当たり前だと信じま す。変える力を忘れず新たな年度に繋げて行って欲しいと思います。今年も残り1ヵ月を切りました。幸せなことや悲しいこと、皆さんも色々あったかと思いますが、あと何回Xmasが来るかを前向きにカウントしつつ、健康第一に過ごしましょう。来年が皆さんにとって素晴らしい佳年でありますように、少し早いですが心から祈念しています。
「歩み入るものに喜びと夢を、去り行く人に幸せと誇りを!」