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黄色い3つのstory
2013.02.04 [ 井林院長MonthlyTale ]
130204 2月朝礼訓示 #1302
今日は、旧暦だと正月に相当する「立春」です。さあ、これから日に日に暖かくなり待望の春に向かいます!、、、という日です。昔から“梅一輪、一輪ほどの暖かさ”と言われますが、梅の花が一輪ずつ咲くにつれて、少しずつ暖かくなる様がとても美しく表現されていて好きな句の一つです。中学2年の頃、これを比較級を用いて英訳しなさいという試験問題が出て、”It is getting warmer and warmer, day by day”と習った覚えがあります。
さて、今日はこの一両日に経験した黄色をキーワードとする3つのお話を致します・・・ 其の1)Dr. Yellowとの遭遇:土曜日早朝の出張、全日空のBoeing787が点検のため暫く飛ばないこととなり、新幹線で大阪伊丹に向かうことにしました。鹿児島発 新大阪行きの“さくら”をホームで待っていると、隣の13番線ホームにユックリと黄色い新幹線(回送列車)が、、、!思わず感激の余り写真を撮りましたが、一般のお客さんが数名スマホで撮影するのみ。存在は聞いたことがありましたが、こんな間近で見るのは初めてです。月に東海道・山陽本線を3往復し、走行経路を点検する検測車のDr. Yellow Bullet Trainです。幸せの黄色いハンカチではないけれど、きっと良いことが起こりそうな予感がして、気分の良い大阪出張となりました。
其の2)節分祭での豆撒きと黄色い歓声:旧暦だと節分は大晦日にあたりますが、たまたま2/3は日曜日でしたので、大勢の人出が予想されましたが、厄払いと豆拾いを兼ねて櫛田神社を訪れました。節分の豆撒きは1年の厄を追い払うという意味をもっており、節分を経て新たな気持ちで立春を迎えるというのが昔からの習わしです。長蛇の列にならび神社参りを済ませた直後に、櫓を組んだ隣の広場で10:30の最初の豆撒きが始まりました。老若男女、特に若い女性や子供達の「キャ〜、キャ〜」言う黄色い歓声とともに、皆さん必至で両手を宙に上げ豆をゲットしようと必至でした。福岡市在住の年男・年女に加え、博多座大歌舞伎初日を控えた中村勘九郎さんら兄弟も豆撒きに興じている様でしたが、人集りの多さでとても近づいて見ることも敵わず、仕方なしに櫛田神社の豆だけを買って人をかき分けるようにして帰りました。
其の3)中国からの黄色い大気汚染:この数日、妙に穏やかな晴れ日和が続き気持ちはいいのですが、どうも遠くの高層ビルや山の端がぼんやり霞んで見えます。昔の、中学高校時代の東京の空気汚染、すなわちsmog(smoke+fog)を思い出します。黄砂のようでもありますが、何やらもっと細かな微粒子が中国大陸から飛散してやって来ているようです。TV/新聞の報道によれば、この寒冬のもと暖房用の石炭消費が原因の一つだそうで、3月一杯までは続くとのこと。喘息や花粉症増悪、頭痛や呼吸器疾患の原因、脳卒中の危険因子にもなるらしく、中国本土ではガスマスクや新鮮缶空気まで売れているそうです、、、近所迷惑な話です、ご自愛下さい。