140601 ６月朝礼訓示 #1406

今月のMonthly Taleは再来月には発行される「H25年度年報の巻頭言」を掲載します。昨年度１年間も色々なことがありましたが、その纏めです — 以下、ご一読下さい —
一人の人間が患者さんや病院のために出来ることなど限られています。慣れない院長としての第１期 (H20〜24年度=建設期)の5年間は瞬く間に過ぎてしまいました。各部署の垣根が少しずつ低くなり、報連相も前よりは良くなった様に思いますが、まだまだの感があります。力量不足もありましょうが、５年単位くらいのスパンでないと組織全体の流れは中々変わりません。そこで、第２期(H25〜29年度=活動期)の初年度が再び“０”から始動したとの想いでこの１年間を振り返りたいと思います。昨年４月時点でのH25年度計画/展望の主なものとしては以下を掲げました。
○ 病院機能評価再受審を念頭に、各種委員会委員長を適任者に交代、会議の実質合理化を図る。
○老朽化に伴うCT診断装置その他に関する病院全体の投資計画に賛同、導入に向け調査開始。
○患者さんへのサービスを再チェック、民間ならではの工夫と努力を意見を傾聴し実践する。
○当院のOriginal Rule Bookを改定、より明るく元気で夢を持って働ける楽しい職場を目指す。
○回復期病院としての特徴掲揚のため、摂食嚥下／咬合義歯調整等歯科との連携を強化する。
その他にも、① 院内『何でも相談室(携帯でも可能)』を設置、患者さんや職員の皆さんにも悩みを気軽に専門職員に相談出来るシステムを開始 ; ② 毎週金曜日の昼の時間を利用して職員 5-6 名を院長室に招き『昼会 at 院長室』と称して、院長と自由に意見交換を行い７日以内に意見書を提出して貰う機会をセット ; ③ 院長として新入院患者と家族の皆さんに顔を合わせる目的で、入院されたその日のうちに病室を訪問し会話を交わし、簡単にご挨拶する習慣を決定、、、等々実践してきました。西広島病院の見学を真夏に並行して行い、準備万端で迎えた 10 月初旬の５年振りの病院機能評価再受審は、大きな修正箇所もなく無事合格することができました。残りの諸計画についても完遂とは申せませんが、比較的スムースに進捗しつつあり職員皆さんの努力と協力のお蔭と日々感謝しています。
昨年は医局、リハ部、そしてついに看護部からも、国内はもとより国際学会に演題が受理され、些事ながら実は大変嬉しく思っています。中小規模かつ少ない職員数で研究費も皆無の中、細々と日々の臨床に頑張っている民間病院から、精一杯背伸びをした世界に向けての情報発信は、何かと慣れないエネルギーを要しますが関係者にとっては素晴らしい経験になりますし、今後も是非奨励して行きたいと考えます。
次年度も、九大や福岡歯科大、近隣でご開業の多くの先生方(２内科脳循環、糖尿病、高血圧他の研究室；小児科；放射線科；整形外科；精神科；高齢歯科；耳鼻咽喉科；訪問歯科ほか)のお力を拝借し乍ら 今後も色々な実のあるチーム作り、奇抜なアイディア、必ずしも儲けに繋がらないアメニティを沢山取り入れ、やり直しや融通の効く多機能リハ病院に進化して行ければと考えております。病院公式ホームページの昨年末の Monthly Tale に、「我が脳卒中回復期リハ病院は中古車の車検工場みたいなもので、患者さんの車体〜エンジン〜タイヤの整備一切を含めて、皆で一所懸命に修復のお手伝いをしています」という少々不躾な表現の記事を載せましたが、当にその直後に正式な病院機能評価合格証書が届き、さらに５年間は優良整備工場としてやって行けそうです。次年度はさらに顎咬合・義歯調整／摂食・嚥下など、歯科や耳鼻咽喉科との連携も強化し、特徴あるリハビリ医療を展開して行けたらと頑張っております。今後ともどうぞ宜敷くご指導ご鞭撻の程をお願い申し上げます。

※ 当院のホームページ(HP)とfacebook(FB)に定期的に病院関連の記事を掲載中です！ HP→ http://www.seiai-riha.com （左下バナーから病院FBページに繋がります）

＜誠愛リハビリテーション病院 FB の表紙＞ もうすぐ「250 いいね!」を更新する勢いです。職員 必読!
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＜看護部の APSC 2013 学会 at 香港 9 月：医局の ISC 2014 学会 at サンディエゴ ２月＞
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＜昼会 at 院長室 の一コマ：急性期病院への重要なお知らせ・・・although,ホントは H26 年度ですけど＞