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短い健康寿命は熱血で!
2014.08.04 [ 井林院長MonthlyTale ]
140804 8月朝礼訓示 #1408
各地で台風11&12号の影響により、大雨災害や異常猛暑の被害が続出中です。ここ福岡でも今朝は朝礼の最中にバケツをひっくり返したような土砂降りに見舞われてしまいました(まさに“It rains cats and dogs”状態です)。梅雨明けした感覚が然程ない7〜8月といった気候で、海やプールにもまだ行ってない方も多いのではないでしょうか?先日(7/31)、厚生労働省から我が国の平均寿命などが発表されていましたが、最も長寿の国は矢張り日本で男女平均すると84歳(♂80.21歳、♀86.81歳)でした。WHOの2014年版「世界保健統計」の報告(5/15)でも、男女別の最長寿国は♂ではサンマリノで82歳(日本は8位)、♀は言わずと知れた日本が1位で87歳ということになります。驚くべきは、我が国で平均寿命が50歳を超えたのは、第二次世界大戦終結から2年後の1947年(昭和22年;今から67年前のこと)だという俄に信じ難い事実です。その当時からするとずいぶん寿命は延びたもので、何せ日本在住の100歳以上の高齢者は約5.5万人、うち♀が約4.8万人で9割弱を占めるというのですから本当に驚きです。
気になるのは、いわゆる健康寿命が♂70歳、♀74歳と案外短いということ(自分は計算上 10年内外しかない,,, Wow !)、また寿命の男女差に注目すると日本の7歳差は韓国と並んでかなり大きい方だという現実です(北欧等では3〜6歳違い)。我が国におけるこの男女の寿命差は、2000年以降ほぼこの7歳差で変わらないらしいのですが、ここで女性の社会進出を示す指標(Gender Gap:政治・経済・教育・健康の4分野における男女差を数値化したもの)に注目してみると、日本は調査対象136ヵ国中105位と可成り順位が低く、「女性の社会進出が遅れている」との烙印を捺されているかのようです。「男性は外で働き、女性は家庭を守る」という日本古来の規範が転換期を迎えており、20〜30代女性の喫煙率や飲酒率そしてストレス度も増加傾向にありますので、斯かる生活スタイルの変化に連動し男女寿命差の行方もこれからは縮まる傾向にあるのかも知れません。こうなると健康寿命の後倒しが重要で、実際に20年で約3歳程は延長するとはいえ、中々どうして人生 心身共にやりたいことをやり満足に活躍できる期間は、実に短く瞬く 間に過ぎ去ってしまうものです。職員の皆さんには、「今だから出来ること、或いは是非やってみたい目標を確りと見据えて、本気で頑張らないと若い貴重な期間がホント勿体ないヨ」と この歳になって漸く気付きますので、敢えて朝礼で申し上げた次第です。今週〜来週あたりにかけて夏休みをとる職員も少なくないと思いますが、呉々も熱中症や海や山の事故には気をつけて “楽しい夏の想い出”を沢山作って下さいね。