お知らせ
年度末と「知らぬ間に・・・」
2015.03.02 [ 井林院長MonthlyTale ]
150302 3月朝礼訓示 #1503
昨年11月から猛威を振るったインフルエンザもようやく下火になったと喜んでいましたら、今度は知らぬ間に感染性胃腸炎(嘔吐下痢を主体とする、昔からあった小型球形ウイルス感染症)が流行りつつあるようです。3月に入り年度末ともなると送別会や引越しなどで何やら慌ただしくなります、、、職員の皆さんは呉々も手洗い・うがいを励行し、引き続き体力消耗を控え賢く自己防衛されるようお願いします。
さて昨日3/1の日曜日には、平安時代からの宮中行事で有名な「曲水の宴」が満開の梅の下、太宰府天満宮で開催されたそうですが、生憎の雨天になってしまいました。同じ頃、病院から数Km離れた大野城総合公園・運動場では、早朝8時から「福岡県春一番ソフトテニス大会」が予定されていましたが、午前中に雨上がらずこちらは延期となりました。開会予定時刻から2時間遅れの10時過ぎに、最終的に当日中止の知らせが報じられると我々45歳以上のシニア組はそのまま三々五々解散しましたが、20代の若いテニスチーム仲間は知らぬ間にカップルやグループ同士ボーリング場に行ったようです。年甲斐もないのですが、折角普段から月2〜3回のペースで子供より若い彼らとペアを組んでは夜練を続けてきたので、少々残念な思いもありましたが、半月板を傷めていた膝関節を休める結果となり、整形外科医にも注意を受けていたので実は内心ホッとしています。
最近のテレビコマーシャルで「知らぬ間に骨折」という骨粗鬆症に関するコピーを観ることがありますが、高齢者の疾病はみな似たり寄ったりで「知らぬ間に認知症」、「知らぬ間にガン」、「知らぬ間に糖尿病(or高血圧、or脂質異常症)」、「知らぬ間にCOPD(慢性閉塞性肺疾患)」、そして自分の場合の「知らぬ間に骨関節疾患」等々何でもそうあるのかも知れません。急に発症する場合と違って、周りからも気付かれることが少なく、何となく自分でも甘く考えて医師に掛かることも躊躇っているうちに、病気は進んでしまって治療が手遅れに或いは大掛かりになってしまうのでしょう。
さて、2000年に回復期リハ病棟制度、介護保険制度が制定されてこの4月で丁度15年;この間、回復期リハ病床数は7万1000床を超え、ある程度の量的整備は進んだので今後は質的整備が課題となります。これに並行して地域包括ケアの時代に突入しましたが、介護保険制度の方も3年毎に改定され、介護サービスを提供する我々やそれを受ける患者さんとご家族は大いに振り回されます。これもある意味、「知らぬ間に諸制度改定」と言っても良いのかも知れません。年度末になって以下を勉強せねばなりません。
地域包括ケアシステム http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/chiiki-houkatsu/
介護保険制度 http://www.wam.go.jp/content/wamnet/pcpub/kaigo/handbook/system/
制度改正の動向 http://www.fukunavi.or.jp/fukunavi/contents/tokushu/kaigohoken4/03_02.html