福岡県大野城市にある回復期リハビリテーションに特化したリハビリテーション専門病院

誠愛リハビリテーション病院

   

お知らせ

フレイルと理事長個人面談

2016.03.07 [ 井林院長MonthlyTale ]

160307 3月朝礼訓示 #1603

暖かい3月上旬が続いています。3/5は啓蟄で地方によっては椿、梅、桜が同時に咲く陽気のなか、メジロたちが花の蜜や土から顔を出した虫を啄みに飛来しています。
ちょうど老年医学会九州地方会で鹿児島大学病院を訪れてのことです(鹿大大石教授)。老年医学会理事長(阪大楽木教授)や副理事長(東大秋下教授)を招いての、レベルの 高い充実した内容の会でした。「Inflammagingと老化関連疾患」、「2025年問題に立ち向かう老年医学」などタイトルも興味を唆り終日勉強しました。最近まで厚労省の主導で宣伝されてきたメタボやロコモ同様、これからは特に団塊の世代が後期高齢者になる前に、しっかりと社会面、精神面、そして身体面の多角的な“フレイル(Frailty;虚弱)予防”に力を入れなければいけません。そうは分かっていても、米寿を迎えたばかりの老母が直前に転倒/骨折/入院したばかりでしたので、発表演題のどれもが直接・間接的に無関係とは言えず、身につまされる内容の学会でもあったのでした。

ところで、1ヶ月前より新米理事長として毎昼約30分間、お茶を飲みながら課長/係長の皆さんと面談を行っています。50数名おりますので、漸く半分くらいの方々とお話ができ、同時にアンケートを集積することができています。各人の長所(得意な強み)を活かした病院の経営/運営面において、現在の立場で何ができるかand/orしてみたいかなどを伺うようにしています。面と向かって答え難くても、後日提出のアンケートになら書いてもらえます。新病院renewalや福祉厚生に関する希望が多いように思いましたが、それはどの病院/企業でも見られる内容かと思っています。来月の回復期リハビリ病院診療報酬改定を眺めますと、財源の少ない日本の現状を見れば当たり前ですが、成果主義がますます鮮鋭化して来ることは間違いないようです。そのためには、病院としても人件費削減/販管費その他の無駄使いの制限/医療費減点の対策を今まで以上に明確に推し進めなければいけません。成果主義に沿うため、ある程度の能力主義は必要です(公私混同なく 病院のために何ができるかを常に考え、インチキしない、ただ真面目臭くて清いだけでは経営は難しく、スタッフ一人ひとりが自ら調べ自ら考える癖をつけて欲しい)。新年度に向け当院の抱える諸問題について、少しずつですが具体化していく積りです:医局その他部署の人事見直し、リハ専門医の養成、新専門医制度関連施設への参入、回復期病院としてのセラピスト勤務効率化、経営コンサルタント/会計監査
/弁護士/資産運用プロ/不動産プロの協力体制の充実など。加えて当院ならでは先取りの EST/DCT/FCT/NSTをさらにbrush upし発展させて参りたいと考えています。
筑紫地区(福岡市隣接のベッドタウンとしての大野城市)の地利を活かした回復期リハビリ病院の継続・充実・発展に向け、皆さんの集結力が何よりも大切と実感中です。

誠愛リハビリテーション病院

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