160517 ５月朝礼訓示 #1605

５月からリハ部の副院長が交代となり、先月の医局/看護部その他の役職交代や診療部の独立などを含め、平成28年度の病院組織が以下の通り改変されました、どうぞよろしくお願い致します。そこで、５月最初の月曜日の全体朝礼訓示は、新規ポジションでもある統括副院長の石松先生に「コミュニケーション」についてのお話をして戴きました。

病院が大きくなるにつれ、施設全体あるいは各部署間の上下左右の情報伝達や話し合いの場が重要となりますが、その際に互いの接遇の方法、コミュニケーションの取り方に習熟している人材が必要です。患者さんも医療従事者もどちらも満足できる病院、そして地域社会に求められるリハビリ病院を目指して、思いやりの心を可視化できる医療人がさらに増えるよう頑張って参ります。
そんな思いを抱きながら、一般の方々にも「脳卒中回復期におけるリハビリ」の実態をもっと知って戴こうと、当院のまんが研究会のメンバーが中心となって制作に携わってきた学術的なコミック本がいよいよ完成間近です。早ければ今週中にでも最終稿が印刷に入り、今月中にはメディカルレビュー社から上梓されることになりそうです。脳卒中学会や神経学会には間に合いませんでしたが、来月のリハビリ医学会や老年医学会、あるいはセラピスト各学会などの書籍ブースに当院チームの作品が並べられれば最高です（今までコミック本の監修は未経験でしたので、大変楽しい作業となりました）。
ちょうど１カ月前には、熊本/大分を襲う連日の凄まじい地震がありました。当院職員の中にも被災地出身者がおり、連休中ボランティアで帰省された方々も少なくないようでした。当院にも熊本のリハビリ病院から患者さんを若干名お引き受けしました。東北 311から僅か５年しか経っていませんが、一同心からお見舞いを申し上げる次第です。今
月中には、些少ながら心を込めて311の時と同額の義援金をお送りしたいと考えています。