お知らせ
Ⅱ期(活動時代)のはじまり、はじまり!
2016.07.04 [ 井林院長MonthlyTale ]
160704 7月朝礼訓示 #1607
6年ぶりの猛暑予想(ペルー沖のラニーニャ現象の影響か?)、英国のEU離脱(Brexit→ Bregret)、ISによる各国におけるテロ事件、飲酒&暴走&逆走運転、覚せい剤中毒、不倫騒動、猟奇殺人、中傷誹謗に伴うネット上の炎上、某都知事に限らず税金で給与を貰い規範となるべき者達の公私混同モラル欠如生活、親子躾の問題、クマや蜂に襲われる事故、、、自然も人間も動物たちもおかしくなっている昨今のニュースだらけです。結局は我々人間が作り出したルールや人工産物の罰が当たっている感は拭えません。先日も、米国の某電気自動車メーカーの乗用車が自動運転機能作動中に初めて死亡事故を起こしたそうです。ロボットリハの事故が起こらないで欲しいと只管願うばかりです。
今年度の診療報酬改定に伴うFIM実績指数導入/介護保険によるリハビリの減算などに向けての対策、2年後までの療養病棟の整理、カトレアの強化型老健施設への転向云々の問題、三光クリニック透析患者全員に対してのPAD予防検査新設点数獲得の問題等々で頭を抱えていますが、各部署の皆さんの膝を交えた話し合いや対策検討会の開催により、「なるようにしかならん」と焦らず腹をくくって 時流に乗り遅れない努力だけは続けて行きたいと思います。とは申せ、180.1床/日(H26年度)→190.4床/日(H27年度)→192.2床/日(H28年度)の目標が、6月に入り地域包括医療その他の煽りを受けて急性期からの回復期への患者紹介数が急激に減少中(170床/日)で些か心配になっています。
前述の回復期病棟へのアウトカム評価の導入、療養病床の医療区分の見直し等々による厳しい収入減予測に加え、社会保険料の増加、マイナンバー室の設置と制度導入、秋以降のストレスチェック制度導入、給食委託費・物品購入費の値上がり等々、経費の増加が見込まれる中での僅かながらの利益確保のため、職員の皆さんには更なる一層の経費削減を図って戴く必要があるのです。自分のお金ではないのだから、学会旅費でも書籍購入代でも何でもかんでも病院に買ってもらおうという安易な考えは慎んでください。そうは言っても「やり甲斐のある職場」にするためには、何か楽しい目標設定が必要です。先月後半〜今月にかけて、病院周辺の駐車場の増設整備、玄関横の敷地内喫煙所の撤去並びに花壇つきペットコーナー新設工事が始まっています。同様に管理棟西側に菜園場を解放したいとも考えています(病院美化委員会の復活もあり得ますね)。松下幸之助ではないけれど、実は自分が九大を辞し当院に赴任してからの期間を勝手に3期に分けて考えてきました。I期(建設時代:55歳〜の8年)、II期(活動時代:63歳〜の8年)、そしてIII期(貢献時代:71歳〜の8年)まで私の心身が健康であると仮定すると、今年度から始まるII期目は職員一丸となって新病院構想を押し進める期間という認識でおります。秋までは、経営状態、手元資産、融資の可能性を探りながら、具体的な新病院建設プランのデッサンを描き、オリンピックの前年には着工、更にその2〜3年後にはコンパクトながら綺麗で機能的な病院の色塗り完成に持っていく計画です、、、主役は皆さんと患者さんです、職員皆が今夏から始まるII期の期間中に、それぞれの知恵を出し合って自分や親族が快適に過ごせ確実に良くなる回復期の新病院を作るのです!