お知らせ
亜熱帯 昭和は遠く なりにけり
2017.01.16 [ 井林院長MonthlyTale ]
170116 1月朝礼訓示 #1701
正月が明けて早2週間が経ちました。この数年ふと気付けば、着物姿での初詣、一般家庭の松飾りや自家用車の注連飾り、獅子舞や鏡餅の雑煮などが以前のようには見られなくなりました。当院正面玄関の門松も今年から廃止、、、時代とともに年明けの目出度さが少なくなったようにも感じます。幸せを祈り無病息災を念じながら、1年を無事に終え新年を迎えられたことへの感謝の気持ちが、「明けまして、おめでとう」というお正月の挨拶に繋がっているとは思うのですが、普段から遠く離れていてもSNSなどを介して互いの情報交換が行われている所為でしょうか、年末年始も然したる節目がないまま年が過ぎていく今日この頃です(ひょっとして自分だけ,,,?)。
ところで今年は誠愛病院が大野城市のこの地に開設されて、ちょうど30年目の年に当たります(来年3月で30周年)。この時に第1回の新病院建築プロジェクト(SKP)会議が1月 12日に開催され、今後しばらく毎週木曜日午後に継続して行く予定です。何も特別気負う必要はありませんが、新病院としてはリハビリする上で患者さん思いの優しいハード面ばかりでなく、ソフト面においても人が人に施す為のATM精神が随所に散りばめられるような施設にしたいと考えています、、、と申しましても 現病院前の第1駐車場を利用しての 地下1階地上3階建てのこじんまりした200床未満の回復期リハビリ病院で、厳しい行政基準に沿った上での身の丈に合った資産/スペースに限りのあるものしか出来ません。あくまでも福岡県内の福岡市に隣接した地区にありますので、これを機に可能であれば“福岡誠愛リハビリ病院”と改称したいなとも考えたりしています(赴任時より、隣接ながら福岡市から遠く離れたようなイメージが良くない気がしているのです)。飛鳥時代の大化から数えて平成は250番目の元号、平成30年大晦日の翌日(平成31年; 2019年)の元旦からは 新たな元号になるようです。平成の時には修文、正化など他候補があったそうですが、後者2候補はローマ字表記の頭文字が昭和と同じSになるので不都合ということで、全員一致で「平成」に決まったと伝えられています。ですから、今度もM/T/S/H以外の頭文字の表記になると予想されます。良い機会ですので、過去の元号のリストを紹介しておきます。http://www.kumamotokokufu-h.ed.jp/kumamoto/bungaku/nengoui.html
それにしても、寒い週末です。ちょうど10年ほど前も日本が大寒波に襲われたのをご
記憶の方は少ないのではないかと思います。昨年1月末にもドカ雪が降り、泊まり込んだ職員がいました。『降る雪や 明治は遠く なりにけり』という有名な句がありますが、准高齢者に近づいた我々も、そう遠くない将来は『亜熱帯 昭和は遠く なりにけり』といった心境で生かされているかもしれません。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。