お知らせ
3つの輝き
2018.04.01 [ 長尾院長MonthlyTale ]
4月 1 日から院長職を拝命いたしました長尾です。私は H20 年に病院勤務をやめて、クリニック診療を 10 年間続けてきました。町医者で一生を終わるだろうと思っていましたので、自分が名門誠愛リハビリテーション病院の院長になるなどとは考えてもいませんでした。しかし、井林理事長にお声掛けを戴き、自分の医師人生の最後をここで皆さんとともに過ごさせていただくことになりました。どうぞよろしくお願いいたします。
赴任が決まって、誠愛リハビリテーション病院の母体が三光会であるということを改めて認識しました。なぜ、三光会という名前にしたのでしょうか?創設当時にどのような願いや誓いがその名前に込められていたかはわかりませんが、今、我々が働いているこの誠愛リハビリテーション病院における 3 つの光とは何でしょうか?私は次の 3 つが輝く病院であってほしいと思います。
最初に光が当たるべきは、言うまでもなく患者さんでしょう。図らずも病を背負って私たちのもとへおいでになった方々に、健康と自立と社会参加を再び獲得して光り輝いていただくこと。あるいは絶望に打ちひしがれた心の中に、もう一度、「生きていてよかった」と思える光を灯すこと。これらが私たちの使命であり、第一に目指すべきゴールであることは言を俟たないと思います。
2 つ目の光は職員の皆さんの心の輝き、目のきらめきだと考えます。患者さんたちの心の光が徐々に明るく灯っていくのを手伝い、それを目の当たりにし、患者さん方に感謝の言葉をかけてもらえることが、職員自身の喜びや輝きに大きく羽を広げていく。それこそが医療・介護・福祉の仕事の醍醐味であり、他の職業では味わえない「特権」とも言えるでしょう。一日の 1/3 近くを費やす仕事が、退屈で嫌なものである人と、その仕事で喜びを得ることができる人の人生がどんなに違うかは説明するまでもないでしょう。
そして 3 つ目は病院自身が放つ光だと考えます。患者と職員が輝いている病院が光り輝かない筈はありません。病院が輝けば、そこを訪れる患者さんたちがさらに安心感を得ることができます。職員の皆さんには、「私は、誠愛リハビリテーション病院に勤務しています」と胸を張って言っていただきたい。自分や家族が病気になったときには、「うちの病院においで!」と自信を持って連れてきてほしい。病院が輝けばそうなるはずです。そんな病院にさらに近づけるよう、微力ながら頑張って参りたいと思います。皆さんのお力添えをよろしくお願いいたします。