お知らせ
地域社会との約束
2018.05.01 [ 長尾院長MonthlyTale ]
当院のホームページに挨拶文を掲載しました。すでにお読みになった方もあるかとは思いますが、どんなことを書いたか、もう一度振り返ります。
第 1 に、誠愛リハビリテーション病院はリハビリに特化した病院であり、病気や怪我のために、不幸にも「当たり前のことを、当たり前に行なう」ことができなくなった方々に対して、専門的な治療を提供する使命を担っているということを書きました。
第 2 に、リハビリを実施するにあたっては、医療を施したり与えたりするのではなく、医療の果実を患者さんとともに摘み取りながら歩いて行くことを大切にしたいということ。これは、私たちが患者の皆様の体の回復だけではなく、心の回復のお手伝いもするという決意の表れでもあります。
そして最後に、「体の奥深くに眠っている回復力をしかと目覚めさせる患者の皆様の頑張りを、病院スタッフ全員が後押しします」と結んでいます。
この、「病院スタッフ全員が後押しします」というところが重要で、リハビリを提供するのはセラピストや看護師や医師などばかりではなく、薬剤科も検査科も放射線科も栄養科も福祉部も事務部も看護助手さんもお掃除担当の皆さんも、みんなの力がなければ患者さんはリハビリに打ち込めないということです。
今日、敢えてこの話をしたのは、私の考えていることを皆さんに知ってほしいと思ったことが最大の理由です。それは「このような病院にしたい」という私の皆さんに対する約束であると同時に、ホームページに掲載された以上、地域社会への約束でもあるということを皆さんとともに確認したわけです。社会との約束は必ず守らなければなりません。しかし約束の内容を知っておかなければ約束を守りようがありません。皆さんには二つのことを心に刻んでほしいと思います。一つは患者さんの心の回復のお手伝いをするという約束をしているということ。もう一つは患者さんの回復を病院スタッフ全員で後押しすると宣言しているということです。
この目的を達成するための前向きな提案のある方は、いつでも院長室を訪れてください。部屋のドアはいつでも開放しています。