お知らせ
お金の使い道
2019.03.01 [ 長尾院長MonthlyTale ]
誠愛リハビリテーション病院では、職員が毎日一生懸命働いて収入を得ています。みんなで稼いだお金ですから、当然、みんなのものです。そのお金は職員の皆さんの生活がより良くなるように、あるいは職場がより働きやすくなるように有効に利用しなければなりません。
実際にそのお金はどのように使われているのでしょうか?
まずは働いてくれた職員の給与と言う形で支出するのが主体であるというのは当然です。しかし、給料以外にもいろいろな所へ出て行いきます。
第一に税金がありますね。こればかりは逃がれようがありません。それから院内で使っている設備や機器は故障したり壊れたりしますので、その都度、修理費や買い替えの費用が必要になります。減価償却費として支出に計上しているものも多いですが、そうでないものもあります。その最たるものが、病院の建物です。ご存じのように、私たちは今、新病院建設に向けて準備を進めています。心躍る計画ですが、当然、莫大な費用が必要となります。その額、ナント約 50 億円!
次の建て替えが 50 年後であると仮定するならば、毎年 1 億円ずつ貯金をしていかなければならない計算になります。社会経済がこんなに厳しい現代にあって、今後 50 年間にわたり、年に 1 億円の貯金を積み立てていくというのは生半可なことではありません。稼いだお金を大事に大事に使うことがどんなに大切か、お判りいただけるでしょう。
物を買うにも出張するにも起案書を書くのは面倒だと思うことでしょう。しかし、みんなで稼いだお金をみんなが納得する形で使うためには、どうしてもそのような手続きが必要になります。私たち管理職はお金の使い道が不公平にならないように、その費用の必要性を十分吟味して許可を出すようにしています。また管理職が贅沢や無駄遣いをしないように常日頃から厳しく自己規制しているつもりです。
なんだか夢のない話になってしまいましたが、安心してください。建て替えなければならないのにそれができない病院は少なくありません。病院だけでなく地方の料亭や旅館で廃業を余儀なくされるところもたくさんあります。誠愛はみなさんの頑張りのおかげで立派な新病院を建設することができる恵まれた病院です。夢と誇りを持って新病院の竣工を待ちましょう。