お知らせ
今こそ世界に笑顔を
2020.06.01 [ 長尾院長MonthlyTale ]
新型コロナウイルス感染は全国的に収束に向かいつつありますが、北九州市では 20 日以上の感染者ゼロの後に、相次いでクラスターが発生しています。これは「たまたま」などではなく、このウイルスの特徴を非常によく反映した現象であり、今後も我々が手を緩めるとすぐに頭をもたげてくる相手であるということを警告しているのだと思います。
幸いに当院では感染者を一人も出すことなく今日に至っています。これは職員が一丸となって、決められたことをきちんと実行してくれている結果だと思います。深く感謝するとともに、皆さんのプロ意識を誇りに思う次第です。
毎日の報道を見ていると、新型コロナウイルスのために生活の基盤を失ったり、失いそうになったりしている人が非常に大勢おられるということに気づかされます。私たちは医療の世界で働いています。弱い立場の人たちを守るのが私たちの仕事です。例え病気や怪我ではなくても、本当に困っている人に救いの手を差し伸べようと、自発的に考えるのが医療に関わる人間の習性のような気がします。先月の montly tale でも述べましたが、今こそ私たちにできる「何か」を一緒に始めませんか?
二つの提案があります。第一に皆さんの周囲で本当に困っていて支援を必要とする人たち(できれば集団が良い)がいたら、6 月 15 日までに教えてください(直接、メール、投書箱なんでも OK)。そこから援助先を選定します。援助先と援助内容が決まったら、それを院内に掲示して募金箱を置きます。100 円でも 500 円でも結構ですので、ご協力をお願いします(第二の提案)。集まった募金を原資に支援活動をします。お金と一緒に募金の愛称も募集しますので、こちらもよろしくお願いします(誠愛という名前が入っているといいな)。さあ、みんなでちょっぴり世界に笑顔を届けましょう。
長尾哲彦