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組織活性化のために挑戦します
2026.08.07 [ 長尾院長MonthlyTale ]
私が院長に就任して9回目の夏がやってきました。とんでもない暑さが毎日続いていますが、なんとか頭を冷やして、自分が辿ってきた道を振り返っています。
自分が誠愛リハビリテーション病院に残したものは何かと考えてみると、残念ながら胸を張って誇れるようなことはあまりありません。自己弁護になるのを承知で言えば、これまではそれで何とかやって来られたという背景があったことは事実です。職員の皆さんが動いてくれるその流れに乗っていれば、何とかやっていける医療業界でした。しかし時代は廻り、今や組織力の強化なしには、病院としての存続が危ぶまれるようになりました。個々の職員のレベルアップが必要なのは言うまでもありませんが、それらを集結して、単なる足し算以上の力に高めることが急務だと考えています。
では、どうすればそれが可能になるでしょうか?私がとくに重要だと思うのは、組織の活力です。この病院をもっと良くしたい、どこにも負けない病院にしたい、患者さんに喜んでもらえることを自分の喜びとして感じることのできる組織にしたいという強い思いを起点にして、そのためになすべき明確な行動目標を提案し、それを実行し、また新たに提案するという力のあるサイクルです。このようなサイクルを回すためには、強いリーダーシップが求められます。このリーダーシップは独善的なものではいけません。病院の方向性に沿って、各部署を横断的に俯瞰できる柔軟性も必要です。私の立場で言えば、私の考えをよく理解してくれ、それに沿った企画・立案を自発的に行ってくれ、部下に私の思いを伝えて実行に移してくれる、そんな管理職を一人でも多くほしいと思います。
リーダーシップは年功序列では測れません。若くてもリーダーシップを発揮できる人もいれば、年齢を重ねることで守りに入る人もいます。他方、歳を重ねるとともにより熟成したリーダーシップを発揮できるようになる人もいます。適材適所、その時点で最もその役職にふさわしい人材をそこに充てるという作業は、難しいけれど、避けて通ってはならないものだと考えています。
我々は皆、平等であるべきというのは異論のないところでしょう。しかし、頑張っても頑張らなくても処遇が変わらないというのは、決して平等ではないと思います。悪平等はいけません。頑張った人が報われる組織を作りたいと、私自身、就任したときから考えてきましたが、頑張りをどう評価するか、長く続いてきた年功序列的な感覚をどのように変えていけばよいのか、答えを出せずに今日まで来ました。しかし、自分自身でそろそろ答えを出すべきときが来たと考えています。客観性がありかつ公平な評価方法に基づいて、頑張りが報われる組織形態にしない限り、本院の活力は生まれないと考えています。これは病院としての生き残りをかけた、私の挑戦とご理解ください。
最後に大切なことを申し添えます。組織にとってリーダーシップが大切なのはすでに述べたとおりです。しかし、リーダーの指示のもとに、決められたことを確実に実行する職員がいなければ何も変わりません。リーダーに向いているかどうかは適性の問題であって、職員としての価値を決めるものでは全くありません。リーダーには向かないかもしれないけれど、その組織になくてはならない存在という人は、常にどこの組織にも存在します。そのような視点も含めて、客観的かつ公平な評価に基づく処遇をいうものを、これからしっかりと固めていきたいと思っています。皆さんのご理解とご協力をお願いいたします。

