福岡県大野城市にある回復期リハビリテーションに特化したリハビリテーション専門病院

誠愛リハビリテーション病院

   

お知らせ

残念だったこと、嬉しかったこと

2021.05.01 [ 長尾院長MonthlyTale ]

今日は最近経験したことで、心に残ったことを二つお話ししたいと思います。一つは残念で悲しかったこと、もう一つはとても嬉しかったことです。
残念だったことから始めます。私が社会人として人を見るときに、最も基本的かつ重要な能力だと思うのが挨拶です。先月行った新人への話の中でも「素敵な挨拶ができる社会人になってほしい」ということを強調しました。
ある朝、院内の廊下で私はとある職員の後ろから追い越す形になったので、「おはようございます」と挨拶をしました。その職員も「おはようございます」と挨拶を返してくれましたが、私の気持ちはどんよりと曇ってしまいました。それは、覗いているスマホから目を上げることなく、小さく暗い声で発せられた挨拶だったからです。本人にとってはスマホの画面に映っていることがとても大切だったのかもしれません。しかし、その時に返す自分の挨拶次第で、相手の一日のスタートを明るいものにすることも、なんだかなあにすることもできるのです。院内の大部分の職員はきちんと挨拶ができる人だと思いますが、是非、全員がそうなるように各部署で持続的な教育をお願いしたいと思います。
次に嬉しかったこと。連休前に当院でもようやく新型コロナウイルスワクチンの接種が始まりました。多くの人が集まってワクチンを受け、副反応を見極めるために 30 分間も待機するのですから、おしゃべりが始まるのは当然です。まして職場の仲間ですから押し黙っている方が不気味かもしれません。当然のごとく会場はざわついていました。しかし、感染防御の観点から言えばおしゃべりが望ましくないのは言うまでもありません。そこで私は朝のミーティングで各部署の責任者に、副反応観察時間中に私語をしないよう注意を喚起してほしいとお願いをしました。その日からです。ワクチン接種会場から私語がほとんど聞かれなくなりました。
正直に言って、ここまできちんとできるとは思っていませんでした。解っていてもついついというのは誰にでもあることです。それが見事なまでに統制が取れた集団行動になっているのを見て、私はとても驚くと同時に我が誠愛リハビリテーション病院の職員の底力を感じ、とても嬉しく思いました。
皆さんは気づいていないかもしれませんが、この組織には限りない可能性があります。一人一人に力があっても、皆が好き勝手な方向に走り始めたら、全体の力はゼロになります。統制の取れた集団は、単なる足し算以上の力を生みだします。そのためには皆さんが進む方向を明確に示さなければなりません。それは私の仕事の中でとても大事なことと弁えて、情報を発信していきたいと思います。これからも力を合わせて前進していきましょう。

長尾哲彦

誠愛リハビリテーション病院

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