福岡県大野城市にある回復期リハビリテーションに特化したリハビリテーション専門病院

誠愛リハビリテーション病院

   

お知らせ

デッドライン

2025.07.18 [ 長尾院長MonthlyTale ]

  皆さんは日常生活や業務の中でデッドラインという言葉を普通に使うでしょうか?私自身は仕事の締め切りという意味で、若いころから馴染みの深い言葉です。その時々の上司から仕事の内容と共にデッドラインを示され、その日が近づいているにもかかわらず、作業が進んでいないときは、死んでもいいからデッドラインを守るように教えられました。そういう昭和の教育は令和の今では通用しないのかもしれませんが、昭和であろうが令和であろうが、約束を守るということは社会人としての基本の基本だと、今では先輩たちに感謝しています。

ただ、ふと考えると、締め切りの日時がどうしてデッドライン(deadline=dead line=死線)と呼ばれるようになったのかわからなかったので、ネットで調べてみたところ、この言葉は南北戦争の捕虜収容所で使われたのが起源のようです。すなわち収容所の周りに引かれた線を超えて外に出ると、逃亡とみなされて即座に射殺されるという決まりがあったため、「超えてはならない限界・期限」という意味で広く転用されるようになったようです。とくに新聞社では原稿締め切り日時をデッドラインと呼ぶことが多かったそうですが、それは締め切りを過ぎた原稿はボツになる上、締め切りを守らない記者は首になるという意味も含めて、デッドライン(=死線)という言葉が好んで使われたという説もあります。

今月の話題として、なぜデッドラインという言葉を取り上げたかということを説明しましょう。仕事が円滑に回るため、組織が成長するための必要条件として、指示されたことは必ず実行するという姿勢がいかに大切か、これは皆さんもよくご存じのことと思います。我が組織の中でも、とても大切な指摘や改善案はたくさんあります。しかしみんなが「そうだね」というだけで、自分からやろうという人は普通、いません。そのうちにいつの間にか皆の記憶から消え去って、なかったも同然となってしまいます。そうなってしまうのは、責任の所在と期限が明確になっていないからでしょう。ですから指示を出す方は、「〇〇しとってくれる?」「××せんといかんね」などという言い方ではなく、「▽▽さん、◇◇までに〇〇をしておいてください」という依頼の仕方をしなければならないのだと思います。私自身、曖昧な指示を出したことが原因で、優れたアイデアを実現できなかったこともありますし、依頼した職員が「こんな感じでもいいんだ」と勘違いすることで、その人の成長を止めてしまったこともあっただろうと反省しています。

そこで、これからは、皆さんに何かをお願いするときは必ずデッドラインを定めて伝えるようにします。そして次々にリストに書き足していきます。期日を過ぎて何も報告がないときは、“デッドライン超え“のお知らせを送りますので、迅速に対応してください。繰り返しになりますが、若いうちから締め切りを守らないのが平気になってしまうと、社会人としてはもちろん、人としての成長が止まってしまいます。苦しいけれど歯を食いしばって頑張ることで見えてくる世界を、まずは自分のものにして、さらには後輩たちのためにその大切さを伝えていただきたいと思います。これは職位の上下に関わらず、職員皆がそのように意識して、誠愛リハビリテーション病院の良き職場文化にしていただきたいと強く強く願っています。

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