福岡県大野城市にある回復期リハビリテーションに特化したリハビリテーション専門病院

誠愛リハビリテーション病院

   

お知らせ

皆既日食と動物園

2009.08.01 [ 井林院長MonthlyTale ]

090801 8月朝礼訓示 #0908

今年の梅雨は、沖縄/奄美/九州南部のあと九州北部/四国/中国/近畿/東海を飛び越えて関東で先に明けてしまいました。このまま梅雨明け宣言する間もなく、福岡その他の地域では豪雨や崖崩れ、竜巻など昨年を凌ぐ異常気象(去年の9月訓示をご覧下さい)に怯えながら、盛夏突入を迎えそうな気がしています。処で、梅雨は東北地方までで、北海道には存在しないのをご存知でしたでしょうか?
言葉としては蝦夷梅雨と言うのがあるにはあるようですが、、、我々の知っている梅雨とは全く違い、ほんの 2 週間くらいグズついたはっきりしない天気が続くだけのようです。
先月の大災害前の 7/22 の 46 年振りのトカラ列島”皆既日食”のテレビ中継には感動しました。こちらの誠愛リハビリ病院玄関前で観察できた、患者さんの X 線フィルム越しに映し出された幻想的な部分日蝕も、なかなかのものでしょう、皆さん?(10:55 頃の partial solar eclipse ;当院の医事課職員が撮影)。

患者さんたちも珍しそうに、黒い下敷きや日食観察用のサングラスを透かして、キャーキャーはしゃぎながらご覧になっておられました。実を言いますと、ちょうど総回診の真っ最中に何となく外が暗くなったので、医師、看護師、セラピストの人たち皆で回診を中断し、階下の病院玄関前に出て交代で観察してしまいました。次に皆既日食が訪れるのは、北陸地方を中心に 26 年後だそうです;
もう一つ驚いたことは、日食が近づくと真っ暗でもないのに、動物園のフラミンゴなど動物たちの活動が鈍ったり入眠したり、さらには気温も下がり蝉が鳴き止んだりと、正に神秘的で不思議な現象を知り一部体験したことです。
自然界には、これ以上の様々な珍現象が存在するのでしょうが、我々が知らず知らずの内に見逃していることも恐らく沢山ある筈です。前述の異常気象のように、元はと言えば人間が自然を破壊し人工的なものを作り出したことが原因で起こっているもの、写真に見る日食のように宇宙エネルギーが偶然にしかもチッポケな人間にはお構いなしに周期的に造り出しているもの、などなど。
短い人生なので色んなものを目一杯観察し感動したいと思いながらも、毎日同じ道順で家-病院間を往復するばかりで、頭も身体も鈍(なま)って来ている自分をここいらで心身ともに re-habiliならぬ re-shape upしないと行けませんネ。

誠愛リハビリテーション病院

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