福岡県大野城市にある回復期リハビリテーションに特化したリハビリテーション専門病院

誠愛リハビリテーション病院

   

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前を向くカレンダー

2012.03.05 [ 井林院長MonthlyTale ]

120305 3月朝礼訓示 #1203

先週末は佐賀大学病院での第22回日本老年医学会九州地方会に久しぶりに参加して参りました。丁度1年後の平成25年3月9日には当院がお世話する事に決まっていたので、当職員7名とともに下見を兼ねた学会出張でした。この地方会は平成3年に私の恩師である故藤島教授が九州で初めて開催されたもので、自分も第2回の専門医試験(九州からは移行措置ではなく初めての受験者だったと記憶します)を、ポケット判老年病を片手に台風の最中を5 −6時間に及ぶ受験のため上京した事を懐かしく思い出しました。
地方会の午前中最後のセッションで、「頸部動静脈奇形(AVM)に伴う脳内静脈灌流障害により脳出血を来たした一剖検例」という演題が九大の後輩に当たる先生から発表呈示されました。患者さんを特定する写真は当然スライドには一切出てきませんが、生前の右耳介後部の赤紫色のAVMの写真や平成元年に診断され入院したエピソード等から、すぐに自分が助手になりたてのころ正に新患外来で診断し精査入院・治療をして戴いた方だと判りました。当時はスポンゲルやヒストグルーなどを駆使し血管内塞栓術を施行して貰い、その後何回か入退院を繰り返し経過を見ていたのでしたが、今になって思えば当時は手技的に難しく完治困難なるも、思い切って外科的手術をして差し上げた方が良かったのか、つい当時を知り得ない若い演者にも関わらずコメントを求めてしまった次第です。後ろ向きの質問ではありましたが、もう24年も前の事が昨日のように甦るとともに、平成元年以降未だに長い期間を再来でフォローアップ中の多くの患者さん達が、既に80歳を越えておられるのも宜なるかなといった感慨に耽りました。
学会の帰りに、所用で天神に寄り時間潰しに書店に入りました。そこで、Kizuna 311「前を向くカレンダー」に目が止まり思わず手に取りました。311で直接被災された人々や全国で応援する方々の心に響く言葉が、3/12スタートで月に約10回の頻度で3日捲りで読めるようになっていて、「少し止まると書いて、歩むと読むんだな」、「今日がこんなに楽しいなんて、昨日の僕は知らなかった」、「足跡のない前に進むのは、気持ち良いじゃないか」(立ち読みのため虚覚え)などの言葉が122ほど鏤められたものです。さらに粋なのは、1冊購入すると、もう1冊が被災地の誰かに贈られる仕組みになっており、自分は早速ホワイトデーのお返しにと決めました。
自分も数年前から10年日記や気に入ったカレンダー等に色々と記入しながら、他愛無い日々を送っておりますが、最近はどうしても後ろ向きになりがちで、先日の研究会は面白かったとが、昨日は何を食べたとか、今朝は体重が○kg/体脂肪率△%だったとかの陳腐な内容に終始しがちです。前を向くカレンダーに、未来の自分のホントの夢や将来の病院の計画などを、この際広く明るく描き出すのも悪くはない、遅くはないナと勝手に思い直している所です。チーム一丸となった毎朝8:30からの職種を越えた「病棟会」が、今朝から全病棟でRenewalされ開始されています。全病棟の看護師さん達主催の親睦夕食会(飲み会?)も近々あるようです。これらは実にtimelyな前向き行事だと思います。僕も負けてはおられません、、、そのうち自分の好きなマンガやイラストなどを、その時々の出来事に準えてMonthly Taleにも登場させてみてもいいでしょうか?余り前向きとは行かないかも知れませんが、、、。(SI)

→→→ http://www.youtube.com/watch?v=bKVrarp1bs4
表. 3月12日から始まる 「Kizuna 311 前を向くカレンダー」 (2012年1月発売)

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