131007 １０月朝礼訓示 #1310

仲秋を過ぎスッカリ涼しくなってきたと思いきや、昨日は接近中の台風 23/24 号の影響からか、福岡を始め東海地方など一部の地域で気温が 30℃を超え、神戸では記録史上 10 月では最も遅い真夏日だった様子です。
先週末（10/3,4 両日）は、当院でも５年振りの大きな台風とも言うべき新規の病院機能評価審査（機能種別版評価項目：リハビリテーション病院 <3rd G: Ver.1.0>）があり、職員一同 その的を得た優しくも厳しい突風、激しい熱気、間断ないコメントや質問の嵐にグッタリお疲れになられたことと思います。皆さん、本当にご苦労様、そして有り難うございます！自分もいつになく2 日目の夜は、開放感から爆睡することができました。 (1)患者さんの権利宣言は職員マニュアルにもキチンと謳われているが、そのことが実 際に入院患者さんに周知徹底され、いざという時にどのように伝えたら良いのかが明文化されていない、(2)倫理に関して、病院としての考えを明確化し、加えて様々な病院内でのガイドラインを決めることが必要、(3)中規模リハビリ病院とは言え、特定医療法人化が認可されたからには、重要な委員会には外部委員も加えて欲しい、(4)CT/MRI 等の検査に関しては、ある程度の撮像条件その他の標準化を行うべき、(5)その他云々と言った沢山の難しいご注文や尤もなご指摘がありました。それ以外では、 (オマケ)フロアサービスの方々は、いつでも元気に笑顔で挨拶され、サービスも細かく行き届いており、玄関入った途端から病院を明るくされていて、他の大病院のどこにも負けないほどの素晴らしさ！ → 総合受付コンセルジュ（Concierge）としてスカーフでも巻いて華やかな出
立ちでも宜しいのでは？ — と言った何とも癒されるご意見等も頂戴致したのでした。講評の最後に、何がこの病院の特徴かと尋ねられて、、、思わず口籠ってしまいまし た。病院 HP/FB やイントロスライド（右下）にも載せた「早朝から夜まで続く早期の日常生活復帰に向け、積極的な摂食嚥下・排泄のケアを最優先に man to man によるリハビリ介入で 365 日/年中無休の訓練のもと、個々の症例毎に年齢や合併症に応じた対応をチーム一丸となり日々心掛けています」と行った美辞麗句の文言を繰り返したところで 何の特徴をも表わすことはできず、“そんなことはどこのリハビリ病院でも既になされていますよ！”と返されることは目に見えていました。でも、敢えてその当たり前のことを愚直に一所懸命やっておりますと述べるのみで終わってしまいました（情けない！）。

— 運良く良いスタッフに恵まれ、自分は楽しく毎日病院に出向いておりますが、入院患者さんも同じような気持ちで人間回復のためリハビリ訓練生活を過ごして戴きたいと只々願うばかりです。機能評価をバタバタと終え、そのまま新幹線に飛び乗り大阪開催中の Korea-Japan Joint Stroke Conference に参加、、、会長招宴後の 2 次会にも参加せず宿泊ホテルに直行しバタンキュ〜でした。疲れました、、、。