お知らせ
一年の”計”は新年度にあり?
2014.04.07 [ 井林院長MonthlyTale ]
140407 4月朝礼訓示 #1404
平成26年度(2014年度)が始まりました。自分が入職したのが平成20年の4/7の月曜日でしたから、ちょうど丸6年が経過しました:小学校で言えば入学〜卒業までの1クールです (=Kur;治療期間ではないのですが、悪いところを矯正し治してもらうのですから似たようなものでしょうか?)。Chicagoの学会から戻ったばかりの当時の福岡は、大変暖かい春爛漫の天候だったのですが、今年は桜花も既に大分散ってしまい風の冷たい新学期のスタートになりました(九大入学式も本日らしいです)。
自分もそうなのですが、正月明けの1年の元旦の計が充分こなせていない方は、一旦 resetのうえ、今からここから年度計画を新たに立て直してみるのも妙案かも知れません。実に自分勝手で都合のいい考えですが、4月1日から世の中のルールも少し変化します ので、決して悪くはないのではと開き直っています。例えば、消費税率up、診療報酬改定などにより、我々の回復期リハビリテーション医療の世界においても多少のルール変更が余儀なくされ、正直申して日本中の病院が困っているかと思います(次頁)。
さて年度計画を立てる際の小さな参考までに、”時間管理のマトリックス”というモデルを使って、いかに我々が無意識のうちに然程重要でないことに対し多くの時間を割いているかにつきご紹介しましょう(「7つの習慣」からのTTPですが、、、)。
第1領域とは「緊急かつ重要な活動」です。クレーム対応、訴訟事例、災害対応、急な病気などがこれに当たります。
第2領域とは「緊急ではないが重要な活動」です。準備や計画、自己啓発や勉強、健康管理や運動などがあります。
第3領域とは「緊急であるが重要ではない活動」です。重要でない飲み会の誘い、目的のはっきりしない会議出席などがあります。
第4領域とは「緊急でも重要でもない活動」です。長時間にわたるネットサーフィン、友人同士のメイル、あるいはゲームのやり過ぎなどです。
さて、皆さんは 一日の活動を分析するとどんな割合になりますか?そして、どの活動に時間を多く投入したら今後の自分の成果に繋がりそうでしょうか。直感的に第1領域が多いと感じた方は要注意。第1領域に長い時間いるとストレスがたまり精神的に不調をきたす可能性があります。結論は、第2領域にどれだけ多くの時間を割くことができるかが大きな成果を得る鍵であるということのようです。
今週の土日に、東京慈恵医大にて2日間缶詰で急性期リハビリの講習会(確認試験あり)を受講するのも、今後の回復期入院期間が前倒しとなり急性期〜亜急性期患者さんが当院にも増加するのではないかと言う危機感があるためです。加えて、海外発表(今年度は久しぶりに自分でも演題発表を目指します)や健康管理のための好きな運動をサボることなく継続して行きたいと考えます。若い頃は、何でも「やれば出来る」位に思っていますが、数年経てば現実は厳しいもので、「やっても出来ない」ことを思い知らされます。そういった中で、「自分にしかできない得意なものは何なのか」を見極め 精進す
ることが大切な気がします・・・「少くして学べば、則ち壮にして為すことあり。壮にして学べば、則ち老いて衰えず。老いて学べば、則ち死して朽ちず」 by 『言志晩録』
* 看護部が当院リハナースのブログを始めたようです、、、是非一度 御覧下さい ☞ http://seiaikango.blog.fc2.com
〜〜〜中略〜〜〜