診療部
薬剤課
調剤業務
当院は2024年6月より外来患者さんのお薬は全面院外処方となりました。現在、薬剤課では入院患者さんのお薬と併設の老健のお薬を薬剤師4名と調剤補助1名で調剤しています。
ポリファーマシー対策
回復期リハビリテーション病棟は急性期に比べて入院期間が長く(脳血管疾患180日、運動器90日)お薬の調整に適しています。当院では多職種が連携することで、積極的にポリファーマシー(薬剤の適正使用、お薬の見直し)に取り組んでいます。
病棟業務
すべての病棟に薬剤師を配置し、入院時の持参薬の鑑別、医師や病棟スタッフへの情報提供を行っています。また、入院患者さんへの内服薬などの自己管理移行に向けたサポートや退院時の服薬指導を行い、入院から退院後までの服薬管理支援を行っています。また、入院患者全員ではありませんが、各カンファレンスに参加することで薬剤師の視点で多職種と連携し情報の共有やポリファーマシー(医薬品の適正使用)につながる取り組みを行っています。
医薬品情報業務(DI業務)
医薬品医療機器総合機構(PMDA)や日本医療機能評価機構の医療安全情報などから医薬品に関する情報を収集し、当院に必要な情報を関係部署(医師・看護師など)へ提供しています。安心・安全の医薬品の提供に努めるとともに、起きてしまった副作用に対して国や製薬企業に向けた報告に関する情報や副作用救済制度に関する情報提供を行っています。
また、薬剤課では腎機能に応じた薬剤の投与設計の提案や骨粗しょう症リエゾンサービス(FLS)の一つとして二次性骨折予防継続管理を行いシームレスな治療継続に努めています。
医薬品在庫管理業務
近年、医薬品不足が続いています。このような状況の中、薬品卸や各製薬企業に協力していただき可能な限りお薬の安定供給に日々努力しています。調剤室内では温度、湿度を管理し薬品の適正保管を行っています。また、薬剤課事務による日々の在庫管理、発注業務を行っています。
調剤機器保守点検業務
調剤に使用する機器を定期的に点検することで、調剤したお薬が安心かつ安全に服用できるよう心がけています。
放射線課
放射線課は、診療放射線技師2名で業務を行っています。
業務内容は、単純X線撮影・CT検査・VF検査などの撮影および画像管理などを行っています。
CT検査
新病院移設に伴い、CT装置をCanon Aquilion startに更新しました。
単純X線撮影
新病院移設に伴い、X線撮影用の椅子(大林製作所製の多機能支え台 AUX 写真左)を導入しました。手摺があり、安全な撮影環境が整いました。
脚部専用撮影台X-cube(大林製作所製 写真右)も導入し、安全・安心に撮影が可能となりました。
検査課
病院で行う臨床検査は主に患者さんの血液や尿など検体を扱う検体検査と心電図やエコーなど患者さんに直接機器を当てて行う生理検査があります。当院では臨床検査技師3名にて検査結果を素早く報告できるよう、また生理検査につきましても初めて検査される方や何度か検査をされている方でも安心して受けていただけるように心がけています。
検体検査室
血球検査、尿検査のほか新型コロナウイルス・インフルエンザ感染症等の各種迅速キットによる検査など
生理検査室
心電図、各種エコーのほかホルター心電図、血圧脈波(ABI)肺機能や聴力検査など
栄養課
スタッフは、管理栄養士・栄養士・調理師・調理員で構成されています。
入院中のお食事について
主治医の指示に基づき、患者さんの病態に応じた食事を提供しています。
飲み込む機能の低下や、様々な理由により食欲の低下した患者さんに多職種と協力・連携し個別に対応しています。
安全と安心
食事を安全に提供できるように衛生管理・アレルギー食材への配慮など、安全な食事の提供を心がけています。
おいしい食事のために
当院では、温かいものは温かく、冷たいものは冷たい状態で、患者さんにお食事を提供できるように温冷配膳車を使用しています。
行事食
お食事を楽しんでいただけるよう季節や行事にちなんだ食事を1ヶ月に1回程度提供しています。
管理栄養士の病棟配置
患者さんの状態に応じたきめ細やかな栄養管理を行うことを目的に、1・2病棟では常駐し栄養管理を行っています。管理栄養士が病棟に常駐することで、医師や看護師など多職種へタイムリーに栄養に関する提案や相談ができます。
栄養食事指導(入院・外来)
医師の指示のもと、管理栄養士が患者さんの病気の状態に応じた栄養食事相談を行います。食生活に不安や悩みのある患者さんは、お気軽にスタッフにお声がけください。
栄養士のつぶやき
月に1回、食に関することをつぶやいています。
院内に掲示しています。ご覧いただけますと幸いです。