病院のご案内
当院は地域に根ざしたリハビリテーション専門病院として、小児から成人、高齢者までの幅広い年齢層の患者さんに、質の高いリハビリテーションを提供しています。
入院患者さんには、積極的な機能回復と生活障害の改善を行い、退院後できる限り住み慣れた地域での在宅生活へ復帰することを支援しています。
成人の外来患者さんには、継続的なリハビリテーションを実施しており、医療によるリハビリテーション、もしくは介護保険での通所リハビリテーションなどを行うことで、社会参加を積極的に支援しています。
小児の外来患者さんにおいては、脳性麻痺を中核とした肢体不自由児や、広汎性発達障害を中核とした発達障害児に対し、地域の支援事業や教育機関とも協力しながら、乳幼児から就園就学に至るまで幅広い生活支援を行っています。
さらに併設機関と連携を取りながら退院後の患者さんの在宅復帰や社会参加をシームレスで支援しています。
身体機能が最大限回復するように治療を行いながら、寝返りや起き上がり・立つ・歩くなどの生活上で必要となる動作の獲得を行い、患者さんお一人お一人に合わせて支援いたします。
寝返りや起き上がり・立つ・歩くなどといった生活上で必要となる動作の獲得を目指していきます。
立位、歩行のために必要な体幹、下肢の機能を改善し、実際の動作につなげていきます。
患者さんの身体状況に合わせて、応用歩行訓練を行い、より積極的な社会参加を支援します。
三次元動作解析装置(VICON社)や、足圧分布計(ZEBRIS社)を用いた検査を行い、客観的な結果に基づく治療プランを提案します。
患者さんの状態に合わせて、継ぎ手付き体幹装具(トランクショリューション®)や、歩行神経筋電気刺激装置NM-F1(伊藤超短波製)、自立支援用ロボット(HAL®腰タイプ)などの機器を導入しています。
手の機能障害や高次脳機能障害の治療を積極的に行い、機能回復を図ります。また、食事・排泄・更衣などの日常生活動作を獲得し、住み慣れた地域での社会参加に向けて、患者さんお一人お一人に合わせて支援いたします。
上肢・手の麻痺に対して、様々な物品をリハビリの道具として用い、麻痺の改善、機能回復を目指します。
食事や排泄、着替えといった身の回り動作が安全に行えるよう、積極的に動作訓練や指導を行います。
料理や洗濯、掃除といった家事動作の評価と訓練を行い、退院後の生活に結びつくよう支援します。
近年注目されている自動車運転再開に関する評価を行い、運転再開に向けた情報提供や支援を行います。
高次脳機能障害のある方に対し、検査・評価に基づいた治療を行い、在宅生活や社会参加を支援します。
脳機能イメージング装置を用いて、運動中の脳活動を計測できます。当院では同機器を用いてリハビリテーションにおける応用研究も行っています。
言葉を理解することや表現することが困難になる「失語症」、発声と発音が難しくなる「発声発話障害」など、コミュニケーションに支障をきたしている患者さんへの治療と支援を行います。
また、食べ物がうまく噛めない、飲み込めないといった「摂食嚥下障害」の患者さんに対する治療も積極的に行っており、多職種チームで「食べること」に取り組んでいます。
「聞く・話す・読む・書く」のリハビリを行います。
自然な声で話がはっきりとできるようにリハビリを行います。
医師、看護師と共に嚥下造影検査(VF検査)で飲み込む能力を評価します。
医師、看護師、栄養士、理学療法士、作業療法士などと協力しながら食べるリハビリを行います。
頸部を電気刺激(バイタルスティム使用)して、飲み込む能力の改善を促します。
種別 | 著者 | 論文題名 | 誌名 |
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和文原著 | 長田悠路,渕雅子 | 片麻痺患者が非麻痺側から歩き始めた場合と、麻痺側から歩き始めた場合の動的バランスの違い~動的バランス指標Xcomを用いた分析~ | 理学療法科学 30(1), 41-45, 2015 |
和文原著 | 長田悠路,山本澄子,渕雅子 | 健常高齢者の排泄後の殿部清拭動作の分析 | 理学療法学42(2):98-104,2015 |
英文原著 | Yuji Osada Sumiko Yamamoto Masako Fuchi Setsuro Ibayasi | Sit-to-walk motion of patients with stroke: Relationship between movement fluidity and physical ability | Journal of the Japanese Physical Therapy Association (JJPTA) 18(1): 7-14,2015 |
和文総説 | 渕雅子,大田瑞穂,長田悠路 | 効果的な介入のためにADLを客観的にとらえる -応用動作の分析- | 日本リハビリテーション医学会57 (7):392-298,2015 |
和文総説・その他 | 久保拓哉,渕雅子 | 右前頭頭頂葉損傷により空間認知の障害を呈した症例への評価と介入~身体図式と姿勢制御に着目して~ | ボバースジャーナル:38(1):31-41,2015 |
和文総説 | 渕雅子,大田瑞穂 | 次世代を担う人材の育成 ~臨床における人材の育成と卒後教育のシステム~ | 福岡・作業療法(13):16-24,2015 |
和文原著 | 長田悠路,島袋匡史, 岩崎吉則,金古香利, 渕雅子,井林雪郎 | 当院における回復期脳卒中片麻痺患者の歩行自立判定指標の検討~どのレベルに達したら病棟内歩行フリーとするか~ | Japanese Journal of Comperhensive Rehabilitiaon Science Vol6,2015 |
英文原著 | Osada Y Simabukuro M Iwasaki Y Kaneko K Fuchi M Ibayashi S | Development of an independent ambulation rating chart for post-stroke hemiplegic patients in the recovery stage: at what level is patients free to walk within rehabilitation ward | Jpn J Compr Rehabil Sci 6: 143-150, 2015 |
種別 | 演者名 | 演題名 | 学会名 |
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国内 | 涌野広行,林克樹,小野山薫,坂井伸朗,村上輝夫 | 脳卒中片麻痺患者の上肢治療用ロボットの開発―脳卒中患者の到達把持動作時の肩甲骨・体幹運動の分析― | 第52日本リハビリテーション医学会学術集会, 新潟2015,5 |
国内 | 大田瑞穂,長田悠路,田邉紗織,渕雅子 | 脳損傷後片麻痺患者の歩行時における力学的ネルギー変換効率と体幹運動の関係性 | 第50回日本理学療法学術大会,東京 2015,6 |
国内 | 涌野広行,山中晶子,松田貴郁,古場友貴,林克樹,小野山薫,坂井伸朗,村上輝夫 | 脳卒中片麻痺患者の到達把持動作における肩甲骨・体幹機能の特徴―上肢治療用ロボットを用いて― | 第50回日本理学療法学術大会,東京 2015,6 |
国内 | 田邉紗織,大田瑞穂,渕雅子 | 発達に伴う小児歩行の運動力学的特徴(第2報)前額面における重心制御の発達に着目して | 第50回日本理学療法学術大会,東京 2015,6 |
国内 | 久保拓哉,渕雅子 | 手指運動を用いたワーキングメモリ課題の施行過程における前頭葉活動変化と運動学習について‐操作手の違いによる考察を加えて‐ | 第49回日本作業療法学会,兵庫 2015,6 |
国内 | 古場友貴,涌野広之,林克樹,小野山薫,坂井信朗,村上輝夫 | 脳卒中片麻痺患者の 到達把持動作時の肩甲骨・体幹機能の分析-上肢治療用ロボットの開発- | 第49回日本作業療法学会,兵庫 2015,6 |
国内 | 松田貴郁,古場友貴,山中晶子,涌野広行,森下祐介,林克樹,小野山薫,坂井伸朗,村上輝夫 | 脳卒中片麻痺患者の上肢治療用ロボット~到達把持動作時の上肢と体幹の運動の特徴~ | 第49回日本作業療法学会,兵庫 2015,6 |
国内 | 森園亮,吉田久美香,長田悠二,大田瑞穂,渕雅子 | 動的バランス能力と認知機能の関連 | 第49回日本作業療法学会,兵庫 2015,6 |
国内 | 長谷川和子 | 単音節と会話速度の連続発話における構音動態の差異について-エレクトログラフィによる解析- | 第16回日本言語聴覚学会,宮城 2015,6 |
国内 | 竹下直樹,長谷川和子,田村結樹,渕雅子 | Foix-Chavany-Marie症候(両側前弁蓋部症候群)を呈した症例の摂食嚥下障害に対するアプローチ | 第16回日本言語聴覚学会,宮城 2015,6 |
国内 | 田邉紗織,大田瑞穂,吉田久美香,渕雅子 | 退院後に歩行能力が低下した脳卒中片麻痺患者1症例の歩行改善に対する一考察 | 第5回日本ボバース学会研究大会,東京 2015, |
国内 | 梶原千尋,涌野広行,長田悠路 | 脳卒中片麻痺患者に対する装具作製時の選択因子の明確化 | 九州理学療法士作業療法士合同学会in大分,2015,11 |
国内 | 山田辰樹,長田悠路,大田瑞穂 | 脳卒中片麻痺患者の歩容パターンに影響を及ぼす因子の分析 | 九州理学療法士作業療法士合同学会in大分,2015,11 |
国内 | 大田瑞穂,田邉紗織,渕雅子 | 脳損傷後片麻痺患者の前遊脚期における股関節・足関節運動戦略の特徴 | 第12回日本神経理学療法学会,福岡 2015,11 |
国内 | 大平梨栄,大野浩一,長谷川和子 | 常食摂取者とソフト食摂取者を分ける要因の検討 | 第5回九州地区言語聴覚学会学術集会,鹿児島2016,1 |
国内 | 中野よし乃,大野浩一,長谷川和子 | 脳血管障害患者の食形態と水分形態の関係 | 第5回九州地区言語聴覚学会学術集会, 鹿児島2016,1 |
国内 | 岸本久哲,甲斐淳子,大田瑞穂 | 脳卒中片麻痺患者の閉眼立位姿勢における身体機能・歩行自立度の関連について | 第25回福岡県理学療法士学会,福岡 2016,2 |
国内 | 菊池尊徳,大田瑞穂,田邉紗織 | 脳卒中片麻痺患者に対する椅子の高さの違いが立ち上がり動作に与える影響 | 第25回福岡県理学療法士学会,福岡 2016,2 |
国内 | 青木淳,甲斐淳子,大田瑞穂,渕雅子 | 回復期リハビリテーション病棟における脳卒中片麻痺患者の病棟トイレまでの歩行自立獲得までの日数を予測する回帰式の開発 | 回復期リハビリテーション病棟協会 第27回 研究大会 in 沖縄,2016,2 |
国内 | 島袋匡史,大田瑞穂,渕雅子 | 回復期リハ病棟入院中の脳卒中片麻痺患者における屋外歩行自立判定に関する因子分析 | 回復期リハビリテーション病棟協会 第27回 研究大会 in 沖縄,2016,2 |
種別 | 演者名 | タイトル | 講演会などの名称 | 開催地 | 月日 |
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講義 | 渕雅子 | 高次機能障害作業療法学/演習 | 広島大学 | 広島 | 平成27年4月8~平成28年3月31日 2回 |
講義 | 赤松泰典 | 運動学・運動学実習 | 医療福祉専門学校 緑生館 | 佐賀 | 平成27年4月13日~7月27日(前期1回)平成27年9月21~平成28年1月20日(後期1回 |
講義・実技 | 長谷川和子 | 口腔が顔面領域の運動機能障害について | 学校法人高木学園柳川リハビリテーション学院 | 福岡 | 平成27年4月25日 |
講義・実技 | 渕雅子 | 脳卒中片麻痺患者の日常生活活動に対する評価と治療 | 医療法人社団 明和会大野浦病院 | 広島 | 平成27年5月23日 |
講義・実技 | 赤松泰典 | ボバースアプローチの紹介 | 福井ボバース研究会 | 福井 | 平成27年6月27~28日 |
講義 | 林克樹 | 失行症の理解と対応 | 株式会社 メディカ出版 | 東京 | 平成27年7月5日 |
講義 | 渕雅子 | 半側空間無視の概要と生活障害への影響 | 株式会社 メディカ出版 | 東京 | 平成27年7月5日 |
講義・実技 | 坂口重樹 | 歩行研修会 | 親仁会リハビリテーション部会 | 福岡 | 平成27年7月18日 |
講義 | 渕雅子 | 神経心理症候とその対応 | 日本高次機能障害学会 | 京都 | 平成27年7月20日 |
講義・実技 | 渕雅子 | 高次脳機能障害に対する作業療法-評価と治療- | 医療法人社団 進和会旭川リハビリテーション病院 | 北海道 | 平成27年8月29~30日 |
講義・実技 | 渕雅子 | 脳血管障害の作業療法 | 社会医療法北斗十勝リハビリテーションセンター | 北海道 | 平成27年9月12~13日 |
講義・実技 | 赤松泰典 | ボバースアプローチの概念と基礎 | 日田リハビリテーション病院 | 大分 | 平成27年10月9日 |
講義 | 林克樹 | 失行症の理解と対応 | 株式会社 メディカ出版 | 福岡 | 平成27年10月11日 |
講義 | 渕雅子 | 半側空間無視の概要と生活障害への影響 | 株式会社 メディカ出版 | 福岡 | 平成27年10月11日 |
講義・実技 | 渕雅子 | 片麻痺の研修会、寝返り・起き上がり~病棟ベッドの視点から~ | むつごろうリハビリテーション研究会 | 福岡 | 平成27年10月17~18日 |
講義・実技 | 赤松泰典 | ADLの向上につなげる上肢アプローチ | 福井ボバース研究会 | 福井 | 平成27年10月17~18日 |
講義 | 長谷川和子 | 口腔顔面領域とその障害について一最近の知見と治療への応用一 | 日本コミニケーション障害学会 | 東京 | 平成27年10月24日 |
講義・実技 | 渕雅子 | 脳の機能解剖に基づいた日常生活上での介入 | 社会医療法人 河北医療財団河北リハビリテーション病院 | 東京 | 平成27年11月2日 |
講義 | 林克樹 | 脳血管障害の作業療法 | 公益社団法人 北海道作業療法士会 | 北海道 | 平成27年11月8日 |
講義 | 林克樹 | リハビリテーション看護学持論 | 聖マリア学院大学 | 福岡 | 平成27年11月13日 |
講義 | 渕雅子 | 高次機能障害作業療法学 | 学校法人高知学園 高知リハビリテーション学院 | 高知 | 平成27年11月13日 |
講義・実技 | 渕雅子 | 脳卒中後遺症者へのアプローチ | 社会福祉法人上宮会清瀬リハビリテーション病院 | 東京 | 平成27年11月21日 |
講義・実技 | 渕雅子 | 高次脳機能障害 | 医療法人 ひらまつ病院 | 佐賀 | 平成27年11月28~29日 |
講義 | 久保拓哉 | 身体障害作業治療持論‐高次脳障害の作業療法 | 学校法人 山口コア学園山口コ・メディカル学院 | 山口 | 平成27年12月2日 |
講義 | 渕雅子 | 高次脳機能障害の理解と介入~半側空間無視、注意障害を中心に | 岡山リハビリテーション講習会実行委員会 | 岡山 | 平成27年12月13日 |
講義 | 渕雅子 | 認定作業療法士取得 選-15身体障害 | 一般社団法人日本作業療法士協会 | 福岡 | 平成28年1月9日~10日 |
講義・実技 | 渕雅子 | 脳卒中患者に対するADLの動作分析と治療的介入 | 公益社団法人熊本理学療法士会 | 熊本 | 平成28年1月16~17日 |
講義・実技 | 赤松泰典 | 座位・立位姿勢のコントロール~ボバースアプローチ~ | 日田リハビリテーション病院 | 大分 | 平成28年1月22日 |
講義・実技 | 渕雅子 | 「食事動作」 | 脳神経センター大田記念病院 | 広島 | 平成28年1月23~24日 |
講義・実技 | 渕雅子 | Movement Analysis | 佐賀ボバース研究会 | 佐賀 | 平成28年2月6~7日 |
講義 | 林克樹 | 中枢神経疾患完治療法 | 学校法人 北都健勝学園 新潟リハビリテーション大学 | 福岡 | 平成28年2月6~7日 |
講義・実技 | 渕雅子 | 成人中枢神経疾患へのボバースアプローチ インフォメーション講習会 | 神戸市立医療センター西市民病院 | 兵庫 | 平成28年2月20~21日 |
講義・実技 | 赤松泰典 | ボバースアプローチ イントロダクトリーモジュール講習会 | 森之宮病院 | 大阪 | 平成28年2月27~28日 |